思考日記25日目
今日で思考日記は残り6日となる。
今回はラ・ブリュイエールの発言を使う。
ラ・ブリュイエールはフランスの哲学者で、著書に「カラクテールー当世風俗誌」など。
今回は彼の
「ただ、動機だけが人々の行為の真価を決める」
という言葉を使って考察する。
「人の行為の真価」について語られたこの発言は、行為の結果ではなく、行為の動機が人の真価を決定付けると述べられている。
私のこの言葉の初見での感想は、「わからない」だった。
私は今まで行為とは「結果ありき」であるという風に考えていた。
理由は、大抵の評価対象は結果のみであるから。もちろん、結果主義を否定する者もいるし、そういった考えを否定するとまではいかない。
問題は、解答と結果があるため、評価することができる、という場合が多い。
しかし、今回はその考えを否定する形で述べられており、「結果」でなく「動機」で真価を問う、という話をしている。
では、結果でなく動機によって、どのようなことを人に問えるのかを考えてみる。
代表的なこととして、「経緯を踏まえることによる、人格」ということが考えられる。
結果では答えしか見つからないが、動機を用いることによって人としての人格を図ることができる、という考え方だ。
という訳で今回扱った言葉で、
「人格を問うために行為の動機に目をつける」
という考えを得ることができた。
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