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GO DO

NIKEです

BALLOND'ORの歴史を振り返っていて思い出しました。

現メンバーが揃う前にMJと宅録で音源に残した曲の話です

壊れたおもちゃのようなリズムにキラキラしたシンセサイザーが重なるデストロイポップソング

その曲の録音が終わりしばらくした頃、この曲を映像にしようという話になりMVの構想が始まりました
MJとVJの小山田くんとの山籠りのような数日間を経て(彼らは以前から映像制作が始まると部屋から全く出てこず、たまに奇声が聞こえてきたり、部屋から出てきたと思ったらなぜか上裸だったり、未だに何が起こってるのか謎)アイデアが書き殴られたしわくちゃのノートを渡される

その内容は
《MJMが幼少期から大切にしていたものを自分の消せない亡霊が順番に破壊していく》
というものでした

僕は本当にこんなことをしていいのか?と聞いたけど本人の発案とのことで撮影の準備はすぐに始まりました

撮影当日、とある河原、真夏の猛暑日

撮影が始まりいくつもの彼の思い出の宝物たちが完膚無きまでに壊されていく
その中には友達がいなかった頃に友達だと思っていたという小さな人形やフィギュア、古い時計に写真立て、初めて買ったレコードプレーヤーなど、おそらく物心ついてからの大切なものたちが次々と塵になっていく
それは今まで映画でも見たことないくらい異常な光景でした

何度も止めた方がいいんじゃないか?

と彼に話しました。

彼は頑なに

「痛くても決着をつけなければならない。俺はずっと思い出したくない苦い過去から逃げてきた。やらなきゃ前にいけないんだ。」

そう言っていました。

そして高校生の時に初めて買ったエレキギターに手をかけた時、僕はもう見ていられず目を背けてしまいました
彼がボロボロに号泣している顔を見てしまったからです

なぜその曲のことが蘇ってきたのか

完成したフルアルバムR.I.P. CREAMに入っているとある曲、そこに詰まっている歌詞を聴きながらあの時のことを思い出しました
これは僕の個人的な感覚ではなく、おそらくそんな過去を抱きしめるように綴られた歌詞だからなんじゃないかと思います
それはもしかしたら誰の心の中にもある感情のようにも思います

そして、壊しても壊しても消えないもの
BALLOND'ORの中にあるたくさんの消えない火花を今回の作品にMJは全て注ぎ込んだんだと

知ってくれている人にも、これから知ってくれる人にも、たくさんの方にこのアルバムのメッセージを届けられたら嬉しいです

今BALLOND'ORで鳴らせる全てを詰め込みました

今、この季節のことはきっと忘れられない日々になると思います
ただそんな中でも今まで音楽がくれた魂を燃やしながら、信じる気持ちを絶やさずに前を見てBALLOND'ORは進みます

2020.4.29
フルアルバム
【R.I.P. CREAM】
明日発売です

この作品の中で一緒に心を燃やしましょう。

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