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[ソサイチ] 2-3-1ビルドアップに対する守備

本投稿ではソサイチで最も主流と思われる2-3-1でビルドアップを行う相手に対してどう守備を行えば良いかの基本的なアプローチを考える。


ハイプレス

そもそもソサイチにおけるハイプレスは有効であるかという問題がある。結論から述べると、プレス強度に対して対応ができない相手または蹴られた時に発生する自チームDFと相手FWの1対1で勝てる時に有効である。詳しくは別投稿で記述するが、要はオフサイドのないソサイチではハイプレスをかけた時に剥がすよりも相手陣内奥に蹴り込むことが有効となるので、そもそも蹴らせないプレスを行うか、蹴らせた時に回収できるかの算段となる。

本題に移ろう。

初期位置ではめることを考えると自チームは1-3-2に似た形でスタートすることになる。図示すると以下の通りである。

緑が下に向かって攻めている場合

このアプローチで留意しなければならないのがフルコートでマンマークを行っているため、ターンオーバーされやすいということである。特に、中盤においてマークが剥がされてボールが渡ってしまうとゴールまでに2v1を作られる状況になる。また、蹴られと時も自陣ゴール前で1v1を作られているため、ここでは必ず優勢でなければならない。1v1で勝てるこの力やプレスバックを適切なタイミングで行えるサイドの2枚の上下が必要である。

次に考えられるアプローチは自チームも2-3-1でスタートするが、ボールが相手DFに渡った時にサイドが一列上がり、同一サイドに圧縮する方法である。図示すると以下のように動く。

守備方向右に圧縮


守備方向左に圧縮

このアプローチのメリットはDF2枚残せているため、チャレンジカバーが可能になり、守備に安定が出ること、サッカーと似たような守備のはめ方であるため、馴染みやすいということであろう。一方でデメリットとしてはソサイチコートのはばは大きくても35mほどであるため、サイドチェンジが比較的簡単にできてしまい、前線のプレスが交わされてしまうことが考えられる。しかし、元から後ろは1枚余っている上、横幅が狭い分守備のスライドもしやすく、およそ2枚で横幅が守れるため、対応可能である。

サイドチェンジされた時の守備スライドの参考

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