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WEEK 45 はじめての名刺受注!

名刺のオーダーをもらいました。

カナダ在住時に名刺デザインのオーダーやってますか?のメールをいただきました。私の絵柄でよいならいくらでも!とお受けしたところ、稀に見るおもしろいオーダーだったので、許可いただいてうちの作成事例として紹介させてもらうことにしました。

「私の絵柄は似顔絵にはむいてないんですけどよいですか…ほんとによいですか…!」と何度も確認し、「高田さんの絵柄が希望」という言質をもぎとったので(笑)、名刺のはじっこにロゴっぽい顔を描くのかな〜と想像していたところ、そこからのイラスト指定がおもしろかったんですね。「某重要文化財建築物の屋根の上に座り、某重要文化財土器をかかげている男性」でした。AIにも描けない感が満載…!こういう世の中で誰もやったことがないことをやるのが私は大好きです。

Canvaを使おう

名刺全体に絵を描く場合、文字をいれる場所も考えながら構図を決めるものなんですが、文字入れはオーダーしたお客さんがやりたいとおっしゃってくださったので、Canvaでファイル共有をして編集することにしました。

Canvaは、無料のブラウザベース(ソフトウェアいらない)のデザインソフトです。このブログの絵や写真コラージュは全部Canvaで作っているんですが、やりかたがPowerPointと同等、つまり簡単。文字書きの人がいつも悩んでいる、同人の表紙やカタログカットも作れます。そして一番すごいのが、ファイル共有!お客さんに、逐一メール添付しなくても、進捗が共有でき、そのまま納品もできます。特に、名刺にのせるテキストは自分の名前だったりするので、ご本人がやったほうが間違いがないですよね。納品後、部署やメルアドが変わったりしても、いつでもご本人が変更することができますし。しかも今回は、納品後にご本人がイラスト部分をダイカットして、バックパックタグまで作ってくださいました。背景に青空イラストを重ねているそうです。センスよい!

さて、ラフを描いていると、なぜこの建物、そして土器なのか…きいていいんだろうか…と疑問が湧いてきます。最終的にはディテールは削ぐ系の私の絵柄ですが、省略すると「それっぽく見えない」要所は落とすわけにいかないので、そこを知るために細部の画像を探すうちに、この部分はどうしてハートなんだろうとか、このリボンのように見えるものはなんなんだ…?と調べ好きなのでなってしまうんですね。偶然にも(必然にも?)オーダーしてくださった方が、その建物と土器の専門ど真ん中の方だったので、あとから謎をきくことができました。詳細を綿密なPDF資料でいただいてしまいました。いやあ、屋根がああなっているからああいうかたちだったとは…。仕事で知識が増えるってなんて素晴らしい…!

どなたかが気になるうちのイラストオーダー値段ですが、今回のオーダーは合計で1000円でした。だいたい1アイテム300円で、人物300円、建物300〜500円(事実に寄せて描かないといけなかったので500円)、土器200円だったはず…。なにかおもしろそうな案件ありましたら、どうぞどうぞ。

これはカナダのインテリアショップで見たおばあさま。かっけー…。白髪を活かした夏のモノトーンですよ…!ヨガトップに黒のパンツに素足ローファー、髪飾りは黒、イヤリングは白のゆれる系、両手両手首にシルバーバングル、モノトーンブレスに指輪を重ねづけ。白のロングシャツがいいかんじに透ける素材なので、涼しくみえるんですよね。もっと大人になったら絶対真似したいんですが、それまでに日本の夏もロングパンツをはけるレベルに涼しくなってくれないと…!

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