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さらばラムジー、その輝きよ永遠に…

 こんにちは、まずはこの記念すべき?初投稿のURLをクリックしてくれた方誠にありがとうございます。

 簡単に自己紹介させていただきますと、僕”ばるぼあ”は都内の大学に通う学生でアーセナルはここ数年間見続けています。本当は、ハイバリーにでもいってファンの皆様とアーセナルを肴に酒を酌み交わしたいのですが出不精なこととコミュ障がたたり今に至っています。笑

 *できれば最後まで読んでください。僕の言いたいことは後半部分にしたためられています。

 では表題の件について…。日本時間5月5日深夜に行われたEPL18/19シーズンホーム最終戦であるブライトン戦、CL出場権を何としても獲得したいアーセナルにとって勝たなくてはいけない注目の試合でしたが、結果はご存知の通りドロー…。アーセナルはELに全てを懸けることが濃厚になりました。ですが、私たちファンにとって結果以上にこの試合に注目する理由がもう一つありました。ラムジーをはじめとする、チェフ、ウェルベックの退団セレモニーです。

 3選手思い入れはあるのですがこの中でも紆余曲折を経たラムジーについて特に述べていきたいと思います。 

 まず、昨年新たにエメリを監督に迎えた新生ガナーズは5人のキャプテンを据えました。チェフ、エジル、ジャカ、コシェルニ、そしてラムジー。納得の人選でしたし、ヴェンゲルのイズムを引き継ぐ彼を軸にチーム構築をするという嬉しい噂もありました。背番号を「8」に変更して3年目を迎え、選手として絶頂期に入る彼に期待が高まっていました。事実、開幕からリーグ戦15試合連続出場を果たしチームの核として活躍しました。

 そんなチームの好調に胸躍らせる10月に異変が起きます。【アーセナルがラムジーとの合意済み契約延長を拒否】という不穏な噂です。後に事実であり、アーセナル経営陣の新しい方針が理由であることが判明するのですが、未だに戦力外だから、フロントが無能だからという本質から離れた議論が出るのは悲しく、一番は今シーズンの彼を「戦力外」なんて言葉で表現してほしくないのでここで一度整理します。

 方針転換の元凶はアーセナルのヴェンゲル時代に遡ります。当時は契約が残り一年の選手を多く抱える状況が続いていて、いい例にエジルやサンチェスがいます。彼らは契約が残り一年半となる冬にそれぞれ延長・移籍を決断しますが、エジルは結局アーセナルで一番の高給取りですし、サンチェスはユナイテッドの財政面で赤い悪魔になりました。契約が一年を切るとフリー移籍を材料に何とか週給を上げようと躍起になります。(ラムジーがそうだったという訳ではないですが)

 二年連続ELを住処としているのに給与がかさむのではクラブ経営は成り立ちません。そこでアーセナルは延長は契約が残り一年を切るまでに済ませ、もし延長に合意できないのなら適正価格での売却を目指す合理的なクラブ経営に転換するための年を今年に定めラムジーやウェルベックは悲しいかなその犠牲となることとなりました。そのくせ、ガジディス、ミスリンタトがいなくなりSDをずっと探しているクラブには疑問符が付きますが…

 これが現在のアーセナルとラムジーの真実です。そして彼は来期その活躍の場をイタリア不動の王者ユヴェントスに移し、ゼブラのユニフォームに袖を通します。

 みなさん思うところはあると思いますが、クラブは変わるものです。今回の件で失礼なフロントを叩くことは簡単です。でも、クラブが新しい方針を打ち出し、それを厳密に守ろうとしていることは評価してあげましょう。そしてこの方針が守られるのか見守りましょう。この方針の下でラムジーやウェルベックを手放すという結果から僕たちが何を得られるのか吟味しましょう。

 フロントの失態を叩くのは愛するラムジーを追いだしたにもかかわらずそのルールを守れなかったときにで遅くありません。

って割り切れたらいいんですけどそうじゃないから今になってるんですよね

PLでも4位以上の可能性は70%を超え3位すら狙えるはずでしたが、ナポリとの2nd legでラムジーを失ってからの勝ち点は6試合で4pt。まるでラムジーがいかに重要かを結果で見せられているかのような失速ぶりです。

ただただ悔しい。本当に悔しいのはラムジーのはずなのに。

 11年を過ごしたクラブから移籍先を探せと言われたのに腐らず、むしろどんどん調子を上げ、アーセナルに関わる全ての人に彼の移籍を後悔させるようなプレーぶりに惚れ惚れしていました。ノースロンドンダービーでの活躍忘れません。まるでアーセナルをCLに戻すことが最後の仕事かのような素晴らしい活躍と半年間をありがとう。

 アーセナルでヴェンゲルが見出した才能を遺憾なく見せつけ、世界に誇れるbox to boxの中盤になるかというところから選手生命を左右しかねる大怪我。それでも立ち上がり、復帰しても幾度となく批判を受けた、「あの頃には戻れない」と。でもラムジーは「あの頃」の輝きを取り戻して世界有数のクラブに必要とされるまでになった。まるで批判なんかされたことがないかのように「ずっと支えてくれてありがとう」と言って去っていく。

 どうして彼を愛さずにいられるのだろう。素晴らしい飛び出し、波のあるパフォーマンス、重なる怪我。まさに三拍子そろったアーセナル人を。

 言葉も通じないイタリアで新たな冒険を始める彼をずっとずっと応援しよう。僕たちファンを愛してくれた彼を愛し続けよう。今度はEL決勝のBAKUの地で圧巻のパフォーマンスで安心させてうれし涙を流してもらおう。

 別れは悲しいけど来年からはユヴェンティーノにも愛されてくれよ!

 かなうことのなかったリーグタイトルの獲得に貢献してくれよな!

 それでCLの舞台で再会しような!

 それで、それで、またアーセナルに戻ってきてくれよな…


 11年間ありがとう。We will miss you RAMBO.

「ラムジーに幸あれ、アーセナルに幸あれ」

最後まで読んでくださった方いましたらありがとうございました。

何度も目に涙をためましたが、なんとかけてよかったです笑


ばるぼあ

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