シェア
まず、私達の身体には内因性カンナビノイドが存在していて、それらは食欲・睡眠・記憶・運動機能・免疫調整・感情制御・痛み・発達と老化・神経保護・認知などの機能を持ち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。 しかし、加齢や強いストレスや疾患などが原因でバランスを崩したり、減少することがわかっています。 内因性カンナビノイドは、「アナンダミドと2-AG」がよく知られていますが、現在では同じような働きをすると考えられている物質があと8種類あると考えられ、全部で10種類あります
受容体は、外部からの刺激や情報を感知し、それに応答するための「感知装置」のようなもの。 適切な生理的反応や信号伝達を引き起こすのにとても重要な役割を果たします。 受容体は多くの異なる種類が存在し、特定の刺激や分子に対して、選択的に受け取ります。主に細胞膜に埋まっているが、細胞質や核表面にも存在します。 受容体の役割受容体は、内分泌系・神経系・免疫系からの情報伝達物質を認識し結合し、細胞内の核へ情報を伝える役目を果たします。 1:情報受け取り 受容体は私達の五感(視覚、嗅覚、
日本で大麻は、麻薬の一種として法律で禁止です。 大麻取締法第1条「大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟しいた茎及びその製品(樹脂を除く)、並びに大麻草の種子及びその製品を除く。」と記述があります。 そう、大麻草由来のものでも合法的に販売されているものはとても多いのです。 大麻草由来であっても、日本で販売されているCBDは厚生労働省・検疫所に成分分析表・製造工程表などを提出し、成熟した茎や種子を原料としていることをきちんと証明さ
カンナビノイドシステム(ECS)とは エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは、私たちの心身のバランスを保ち健康的に過ごすために、本来備わっている身体調節機能です。 人だけではなく、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類など、すべての動物に存在しています。 これは「内因性カンナビノイドシステム」とも言われています。 カンナビノイドを細胞に作用させるタンパク質「カンナビノイド受容体」「内因性カンナビノイド」と呼ばれる情報伝達物質、内因性カンナビノイドを合成したり分解する「酵素」に
戦前までの大麻草戦前まで大麻草は、栽培、所持、使用する法律は存在しておらず、農家は自由に大麻を栽培しいていました。 大麻草は成長が早く害虫にも強く、栽培の手間がかからないそう。 さらに大麻は胃腸や喘息の薬としても効果があることがわかり、医療用にも使われていたという。 1886年に日本国内における医薬品の規格基準書である「日本薬局方」には、「印度大麻草」「印度大麻エキス」「印度大麻チンキ」が収載されています。大麻は公的な医薬品だったようです。 日本国内に自生していたそれまで
CBDは大麻草から抽出された成分です。 では、その大麻草の歴史をまとめてみます。 日本は、稲作より古い1万年以上前から大麻を衣食住に利用してきました。繊維を布や魚網に。茎を屋根材に、種子を食用に、葉を薬に用いるなど、ほんの70年前程前まで、非常に身近に存在していました。 「縄文」という言葉は「縄の模様」を意味しており、その縄こそ麻から作られていたのです。縄文土器の模様にも、麻の縄を押し付けて付けられたと考えられています。 当時は実を絞った油を接着剤や食用にしていたり、当時か
CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)の略称です。 大麻草由来の成分の1つです。 大麻草の成熟した茎や種子から抽出されます。 カンナビノイドは栄養成分の1つで、野菜・果物・植物などに含まれるファイトケミカルの一種。 わかりやすいものでいえば、ポリフェノールやカロテノイド・テルペンなどが知られています。 ファイトケミカルは自然界に数千種類もあります。 大麻草の成分と聞いて、イメージが”大麻”と思うかと思います。 大麻草の中には、沢山のカンナビノイドが存在しており