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【BAL】さぁ9月、どうなるオリオールズ!?

みなさんおはようございます。
日本は本日から9月に入り、現地でも今日の試合で8月は終了、レギュラーシーズンはいよいよラスト1ヶ月(と少し)の戦いに入っていきます。「レギュラーシーズンは」と、まるでその先もあるかのように言えるとは思ってもいなかった今年のオリオールズですが、この先も注目ポイントが盛りだくさんになりそうです。今回は3つの注目ポイントを紹介したいと思います。(記事内の数字は現地8月30日終了時点)


①ポストシーズン進出争い

7月の10連勝で一気に勝率5割を超え、その後もじわじわ貯金を積み重ねたチームは現在67勝61敗の貯金6。強豪ぞろいのア・リーグ東地区で地区順位こそ4位ですが、ワイルドカード争いではポストシーズンに進出できる3位まで3ゲーム差の位置につけています。

FanGraphsのポストシーズン進出可能性では5.1%で、80%を超えているレイズ、マリナーズ、ブルージェイズとは大きく差があり、冷静にチーム力を見た際にもこれらの上位チームとの差は感じますが、それだけで決まらないのが現実の面白いところ。特にブルージェイズとは直接対決が10試合残っており、その結果が大きく影響してきそうです。

すでに昨シーズンを大きく上回る勝ち星を挙げ、良い意味で予想を裏切っている現状で、まだまだ上振れ(と言ってしまいますが)が続く可能性は十分にあります。期待していきましょう。

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②ラッチマンの新人王は?

今シーズンは例年以上にルーキーの活躍、特にポストシーズンに絡む上位チームでの活躍が目立つように感じます。われらがオリオールズのラッチマンをはじめ、オールスターにも出場し20本塁打・20盗塁を記録しているマリナーズのフリオ・ロドリゲス、ショートでの高い守備力に加えて16本塁打とパンチ力のあるアストロズのジェレミー・ペーニャ、春先から3割近い打率と高い出塁率を維持しているガーディアンズのスティーブン・クワン、ロドリゲスにも負けない18本塁打26盗塁のロイヤルズのボビー・ウィットJr.あたりまでが、実際にある程度の票を得るのではないでしょうか。

オールスターごろまでは開幕から出場し5月以降順調に数字を伸ばしてきたロドリゲスで間違いなしの雰囲気でしたが、ここにきてラッチマンも数字を伸ばしており、このままキャッチャーとしてチームを引っ張りポストシーズンに導くようなことがあればあるいは…とも感じています(マリナーズを21年ぶりのポストシーズンに導こうとしているロドリゲスも同様ですが)。

ちなみに大谷とジャッジのMVP争いでも何かと話題のWARを見てみると以下のようになっています。

bWAR
ロドリゲス 4.4
クワン 3.9
ペーニャ 3.8
ラッチマン 3.7
ウィットJr. 0.5

fWAR
ラッチマン 3.5
ロドリゲス 3.5
クワン 3.0
ペーニャ 2.3
ウィットJr. 1.8

この数字がすべてではないですが、まだまだ可能性のある位置にいるのは間違いないですね!


③期待のプロスペクトたち

すでに主力選手として立派な活躍を見せているラッチマンはもちろんですが、先日更新されたファームシステムランキングでも1位のオリオールズにはまだまだ注目の若手選手たちが控えています。

その中でも、9月に向けてガナー・ヘンダーソンDL・ホールの2名が昇格してきそうです(ホールは再昇格)。

ヘンダーソンはラッチマンと同じ2019年にドラフト指名された21歳の内野手で、MLB公式のプロスペクトランキングでは全体の2位に入っています。メインポジションは強肩を生かしたショートとサードですが、昇格に備えて今季マイナーではファーストやセカンドでも数試合プレーしているようです。打撃面はマイナーのクラスが上がっても順調に適応して結果を残しており、チームとして難しい時期ではありますがメジャーでもある程度打席数を与えられれば、というところです。5ツールとまではいかないかもしれませんが、走攻守すべての面で高いパフォーマンスが期待できると思います。

ホールは23歳の左投手で、8月に1度昇格した際は先発で4回途中6奪三振5失点、その後すぐにマイナーへと送られました。魅力は前回昇格時の登板で最速97マイルを記録したフォーシームで、このボールにチェンジアップやスライダーを織り交ぜてマイナーではイニングを大きく上回る三振を奪っています。数試合のリリーフ登板を経ての再昇格ですが、次回登板でどういった結果になるのか注目です。

彼らの昇格は9月のロースター拡大(26人→28人)に合わせたものかと思いましたが、ヘンダーソンはこの記事を書いている間に始まった試合ですでにMLBデビューしていますね(初打席は凡退)。

(追記)その後の第2打席でメジャー初安打&初ホームランを記録しました!!


以上、今シーズン残り期間の注目ポイントについて触れていきました。チーム成績は好調なもののあくまで再建最終盤という位置づけなので、来季以降にも目を向けながら見守っていきたいところです。


それでは今回はこのあたりで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!


THIS IS BIRDLAND.


※画像はMLB公式ホームページ、球団公式Twitterより拝借しました



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