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【BAL】2021年オリオールズ戦力分析・開幕ロースター予想 野手編

みなさんこんにちは。
前回の投手編に続いて、今回は野手を見ていきましょう。

<昨シーズンからの主なout/in>

◆out
レナト・ヌニェス 1B/DHなど
ハンサー・アルベルト 2Bなど
ホセ・イグレシアス SS
アンドリュー・ベラスケス SSなど

◆in
ヨルマー・サンチェス 2Bなど
フレディ・ギャルビス SS/2B
マイケル・フランコ 3B

昨シーズンチーム内で最多本塁打のヌニェスと最高打率のアルベルト、規定未到達ながら好調だったイグレシアスらが退団し、代わりに2019年にゴールドグラブを獲得したサンチェスら実績のある内野手を獲得しています。再建中、若手の台頭という状況もあり、「補強」というよりは空いたポジションを埋めるのがメインという印象…でしたが、3月16日にフランコと契約しました。こちらは獲得必須のポジションではありませんでしたが、この時期まで市場に残っていたためか格安でリスクも低く、活躍次第でシーズン途中にトレードできる可能性もある良い動きとなりました。

<予想開幕ラインナップ>

1 CF セドリック・マリンズ
2 1B トレイ・マンシーニ
3 RF アンソニー・サンタンデール
4 DH ライアン・マウントキャッスル
5 LF オースティン・ヘイズ
6 3B マイケル・フランコ
7 C ペドロ・セベリーノ
8 SS フレディ・ギャルビス
9 2B ヨルマー・サンチェス


打順・ポジションについては一部読めないところもありますが、プラトーン起用が見込まれるキャッチャー以外はこのメンバーが中心になるでしょう。

<ポジション別詳細>

◆捕手
ペドロ・セベリーノ
チャンス・シスコ
前述の通り、この2人の併用が予想されます。両者とも打撃寄りの選手(とはいえ…という成績ですが)なので、対戦投手の左右などで使い分けられることが多くなりそうです。傘下には2019年ドラフト全体1位のアドリー・ラッチマンという楽しみも控えていますが、早くても今シーズン終盤のデビューでしょう。

◆内野手
トレイ・マンシーニ
ヨルマー・サンチェス
マイケル・フランコ
フレディ・ギャルビス
クリス・デービス
リオ・ルイーズ
大型契約が2年残るデービスは負傷中、昨季サードのレギュラーだったルイーズはフランコに押し出される形となり、この4名が基本となりそうです。フランコの調整状況やDHの運用次第でルイーズにもある程度出場機会があるかもしれません。がん治療から復帰するマンシーニには35本塁打を放った2019年のような活躍に期待したいところですね。

◆外野手
ライアン・マウントキャッスル
オースティン・ヘイズ
セドリック・マリンズ
アンソニー・サンタンデール
DJ スチュワート
外野は20代半ばの好選手が多く、彼らが引き続き安定した成績を残せるか、さらなる飛躍ができるかが今季のオリオールズにおける大きな楽しみになりそうです。マウントキャッスルにはしっかり守備についてもらいたい(実際つくと思います)ですが、STでのプレーにかなりの不安を感じたため予想ラインナップではDHとしました。スチュワートの打撃も魅力的ですが、外野手の中では5番手であり、また負傷による調整中で3月5日を最後に試合出場がなく、開幕に間に合うかは微妙な状況です。

◆ユーティリティ
パット・バライカ
昨季バッテリーとセンター以外のすべてのポジションにつきながら安定した成績を残したバライカがロースターに入るのは間違いないでしょう。

<総評>

野手13人想定のうちここまで太字で記載した11名は開幕ロースター入り確実、残り2枠の候補はルイーズ、スチュワート、ラモン・ウリアスあたりです。ルイーズは残りそうな雰囲気のため、二遊間バックアップのウリアスor打撃力のスチュワートで、調整状況を考えて開幕はウリアスと予想しています。

戦力評価としてはスーパースター級の選手こそおらず平均的ですが、マンシーニの復帰や若手のさらなる成長、ラッチマン昇格のタイミングなど昨シーズン以上に楽しみの多い印象です。まだまだ再建途上のチームではありますが、彼らが数年後優勝争いの中心となる姿を想像しながら応援していきたいと思います。


ではまた!





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