チオ換算値と分子量の関係

チオ換算値と分子量の関係
チオ換算値濃度
→チオグリコール酸アンモニウムを
基準に作られた換算濃度

・各還元剤によって
チオ換算濃度に変換した場合
それぞれ数値が変わる。

分子量の大きさ      分子量
GMT                                                  大きい
システイン            ↓
スピエラ             ↓
チオグリセリン          ↓
チオグリコール酸アンモニウム   ↓
システアミン         小さい

分子量の大きさの違いによって
同じ添加量加えたとしても
チオ換算が変わる

チオ換算
例 チオグリコール酸アンモニウムと
GMTをくらべると
両方を10%添加した場合
チオグリコール酸アンモニウムは
仮に10個のチオという分子量が入るとする
GMTの場合→チオより分量が大きいので6個しか分子量が入らない、

そこでPKA (動きやすいph)が重要
PKA 最大パワー値 50.
    ||
髪の毛のSS結合を切る力は最大で半分
・10個のチオがPKA 10.4のphの時に半分の5個のチオがSS結合を切断してくれる
・GMTはPKA7.9のPhの時に 6個の半分の3個がSS結合を切断してくれる。

残りのチオ5個、GMT3個は
髪の毛に残留する
このように薬によって結合を切る数が
違うことをチオ換算という数値で
表されています。

ph値が変わると結合を切る数が
変わるのでチオ換算が高い
                        ||
結合を切る数が多いではない

チオ換算計算例
GMT44(チオ換算値)
44/10% (44÷10)=4.4
スピエラ33(チオ換算値)
33/10%(33÷10)=3.3

主材の薬剤チオ換算値
     +
          GMT4.4
               +
        スピエラ3.3
               ||
           総還元値

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