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人体発火現象

 起きるんちゃうかと思った。我が身に。
月曜日、なんとなく食欲がないなと思いつつ出勤し数分で全身を関節痛が襲い始めたが、職場の体温計で体温を測ってみても36℃台だったので気のせいだと思い普通に仕事をしていた。いや、傍目にもエアコンがかかった院内でブルブル震えていたので全然普通ではなかったようだけども。とはいえ人も足りないし熱も出ていないので、取り敢えず仕事をする事数時間。あと数十分で午前が終わるな……という辺りで限界が来たため早退することとなった。早退、就職してからするのは2度目だが今回の早退が一番キツかった。死ぬかと思ったね、リアルに。
 ヨロヨロしながら家に着き、この頃には37.5℃あたりまで熱が上がっていたので大人しく布団に潜ることとした。個人的に平熱が36.5℃辺りだと37℃台あたりが一番しんどい気がする。一番しんどい感じだったのでそのまま気絶するように眠りについたが、2時間ほどで目が覚めた。今度は暑すぎる。我儘ボディかよ。などと一人で突っ込みながら体温を測れば38℃を超えていた。これはその時の写真だが、最終的に薬を飲んだ状態で39℃まで上がった。
 つい先日「なんだかんだでコロナ罹ってないな〜」などと言っていたが、遂に、満を辞してかかったかもしれない。仕方なく発熱外来を受診し、インフルエンザでもコロナでもない診断を受けた。

またか

 実は数年前にもコロナを疑って発熱外来を受診したが、同じ診断結果が下っていた。じゃあなんなんですか!?この発熱!?という感じだが、当時は熱中症じゃないですかね。と言われ、今回は風邪じゃないですかね。という事だった。そんなことあるんだ……こんなにコロナやインフルが流行っている中で、全然違うやつでこんなに発熱すること……あるんだ……。
 とはいえ、なんとなくそんな気はしていたしさっきも書いた通り37℃台が一番辛いので39℃まで来ると一周回って元気だった。ただ死ぬほど暑かったので至る所に冷えピタを貼っていた。元気とはいえそれは気持ちの話であり、実のところ全然元気ではないので一生寝ていたわけだがあまりの暑さで何度も目が覚めた。燃えてるのかと思ったし、私の深層心理が克明に夢に反映されていたのならきっと私は火炙りに遭っていた事だろう。
 そんな発熱も月曜火曜と休むことですんなり落ち着き、今日も昨日も普通に仕事をした。昨日は帰り際に雨に降られ、今日は帰ろうと職場を出た途端あまりの寒さに正気を疑った。病み上がりの人間にもう少し優しくしてくれんか?
 それはそれとして今はこの数日間ろくに食事を摂らず薬を飲んでいたので胃が破茶滅茶に荒れている。今はこれをなんとかするために少しずつ固形物を食べて慣れるなどをしている所だ。リハビリか?
 明後日は節分だし。絶対夕飯巻き寿司だし。早く治しておきたいよな。

おしまい。

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