運命の人とツインソウルとツインレイについて

この記事は大体1万3千文字あります。最後まで無料で読めますが、スピリチュアル業界にけんかを売るような内容のため誹謗中傷が多ければ有料記事に変更する可能性があります。

はじめに

今回の記事は、占い師として定番の悩み質問、『運命の人とはいつ出会えますか?』と言うようなことについてずっと言いたかったけど、言えずにいたことを書こうと思います。(本当はちょいちょい言ってるけど)
現実って知ると結構そんなもんなんですよ。って記事なので、恋に恋していたい人には【おすすめしない】記事です。【しない】ですからね?
ただ大人になっても恋に恋している状態だと恋愛が長続きしないなどになりがちなので、いずれは読んだほうがいいんじゃないかなあとは思います。
それは別に今じゃなくても来世でもいいんですけどね。
運命の人、ツインレイ、ツインソウル、ソウルメイトというのは、、、というお話でもあります。
さあ!覚悟ができた人から読んでいってください。


運命の人について

3つの運命の人

 一般的に運命の人と言ったとき、それは大抵の場合、結婚相手の比喩として使われていますが、同異義語(若干違いますが、この違いについては後述します)に、ツインソウル、ツインレイという呼び方もあります。
この3種類の違いや、そう呼ばれるようになった経緯などを順番に書いていこうと思います。

運命の人ってそもそも何なの?

一般的に言われている運命の人≠結婚相手なのはなんとなくわかると思います。ただ結婚相手として使われるケースが多いだけで。
では本来の意味とは?と言われたらあなたは説明できますか?少し考えてみてください。

答えは、

その人のその後の生き方や考え方に大きな影響を与えるような言動をした人。結婚相手や、ときに命の恩人や逆に命を奪うことになる人なども指し、必ずしも結婚相手を指す言葉ではない。

といったところだと思います。異論反論は認めます。コメントに書いておいてくれて納得したら修正します。

 大事なことは、あなたの人生や考え方や命そのものに大きな影響を与えた人には、当然結婚相手も該当します。その人との子供が生まれたり、長い人生をともにすることで互いに大きく影響し合うのですから。
でも、それだけではありません。

例えば、親ガチャとか毒親とか言われたりもしますが、そういったようにあなたを虐待したりするような人や、いじめなどの犯罪行為をあなたに行う人もあなたにとってはその後の人生に悪い意味で大きな影響を与えますから、ある意味運命の人です。

 生きていたら、あの人のこの言葉があったから頑張ってこれたとか、あのアニメノアの言葉を心の支えになんて人もいると思いますが、そういった場合もそれを言った人はあなたにとって運命の人です。たとえそれが歴史的な偉人だったとしてもです。当然命の誕生という意味では親や先祖などもそうですし、友人や上司や部下などもそうです。

それは時に宗教の教祖であることもあります。例えば、ブッダやイエスキリストのように世界的であったり、空海や日蓮のように日本独自の教祖であることもありますが、そういった人たちの言葉や逸話(その逸話の真偽は問題ではない)でその人の心が救われたり、前を向く力になったのならそれはそれで運命の人です。

この曲を辛いときに聞いてがんばれたとか、この人を見てお笑い芸人を目指した!とかそういった場合も職業選択とか辞めなかったとかそういう人生の転機に関わる影響を与えているため一方的であったとしてもそういった人たちも運命の人です。

こんな風に運命の人は良い意味でも、悪い意味でも、そうして従来通り結婚相手としても本来使われるべき言葉なのです。そうして本来の意味として使うなら出会う人すべてが運命の人なのです。

ツインソウルとは

そこで登場するのが、ツインソウルという言葉です。
この言葉が登場した当時は、結婚相手という意味がメインでしたが、他にもあなたの魂を成長させてくれる人、何でも分かり合える人、そんな感じの意味合いがありました。

そもそもの前提としてありえないのですが、魂を2つに分けたもう一つの片割れの自分。と言うような言い方をしている人もいました。魂を何故分ける必要があるのでしょうか?神様を否定したいのでしょうか?ちなみにあるインドの聖者にこの質問をして鼻で笑われて無視されている外国の人の動画がユーチューブにありました。

当時、世間は空前のスピリチュアルブームでした。
猫も杓子もスピリチュアル
なんて言って揶揄されるような時代、当然反対派という人たちも出てきて何故か激しく抵抗してきました。
そうして、死んだら無になるのに!おバケなんていない!悪徳商法!心霊詐欺!と言うようなことを言ってはスピリチュアルを馬鹿にしていました。

実際この時代スピリチュアル的な活動をしている人たちは自分たちのことを『ニューエイジ』(新しい世代)と呼び、お前たち一般人とは違うんだ!と主張していました。この時点でどうかしていますが。一般人ではなく選ばれた世代という呼び方の人や、とにかく他とは違う!という意味でライトワーカー(光の戦士)といった呼び方など横文字を自称し始めた世代でもあります。

そうして、このニューエイジたちは、どれだけスピリチュアルのことを知っているか、どれだけテレビに出ているようなスピリチュアル系の人たち(偽物でも本物でも構わずただスピ業界で有名人と出会うことが大事)の高額セミナー(中には数百万もするものも普通にありました。)に参加したかがステータスで、そういったことをしてるかどうかが【魂のレベル】が上!とか下!とか主張していました。魂にレベルなんてないのに。そうして、あなたはニューエイジだけど、インディゴソウルではない、とか、あなたはニューエイジだけどスターチャイルドではない、などと言っては自分のほうが上!とマウントを取っては喜んでいました。こういうときはよくわからない横文字は大変便利です。スターシードとかなんとかソウルとかライト何とかとか、キリがないほど、とにかく無数の横文字が生み出された時代でもあります。そうして自分たちのほうが上とかマウントを取られると、私はインディゴソウルの使命があると思っていたけど本当はスターシードのライトワーカーだった!とかそんな感じでカオスでしたし、名乗ったもの勝ちでもありました。

そのため、今では『あの人ニューエイジだから』というのは、
『あの人、スピオタの偏屈な変人だから気をつけて!』みたいな意味で使われています。つまり悪い意味で使われています。
そのくらい当時のスピリチュアルブームは間違えた方向に爆進していました。魂のレベルとかそういう言い方からもそれはわかると思います。

ニューエイジたちは当然ですが、周囲からは変な目で見られます。
当然です。
「はじめまして!私〇〇と言います!前世は聖母マリアだったので、マリアって呼んでくれてもいいですよ!(。˃ ᵕ ˂。)あ、ちなみにライトワーカーで守護天使がラファエルなのでヒーリングとかできます!辛かったら行ってくださいね!それも使命なので!!」
みたいな人が本気であふれかえっていたんですから、白い目で見るなという方がどうかしています。
ちなみに、聖母マリアの他にもよくいる前世ベスト10は過去記事に書いてありますので興味がある人は読んでみてください。

そんなわけで世間から弾かれた悲しみをスピリチュアル仲間で癒そうとしても、どっちが魂のレベルが上かという謎の競争をしているため、そっちでも結局見下されます。あなたのほうが上となってもそれはそれで僻みや妬みの対象となるため孤立します。その結果、【誰もわかってくれない】という思いが募ります。

そこで登場したのが【ツインソウル】!!!
今なら格安!初回限定!今だけ!!
ってな勢いで登場し、あっという間に広がりました。

魂の片割れがこの世界のどこかにいて、その相手は自分のすべてを言わなくても理解し合えるような魂の双子。ともに学び、ささえ合い、ともに生きる、それこそがあなたの運命の人です。

こんな感じでセンセーショナルに登場したのです。
孤独を抱えていたニューエイジたちは一斉に飛びつき、仲良くなったスピオタ同士で『この人は私のツインソウルなの!』と言っては、最終的に喧嘩して罵りあって別れては、『ツインソウルのふりをしたダークサイドの人間だった』とお互いの悪口を言ったりしていました。
そうして、そのツインソウルという言葉は、何故か日本よりも海外で大人気でアメリカやイギリスあたりでは特に大ブームでした。

ところが、このツインソウル。
最初に話したように、魂に片割れなんていません。
いうなら、この世のすべての人があなたの魂の片割れで、全てがあなたの分身で、すべての人が特別な魂の特別な存在だからです。

これは日本の神道の【わけ御霊】という考え方ですが、神様が聖書など他の神話でもあるように、神様は自分に似せて男と女を作ったという記述は世界中にありますが、双子の魂をすべての人間に作りましたという神話は私は聞いたことがありません。
アダムとイブがツインソウル!という人もいますが、アダムかライブを作った(男から女を作った)のはおまけのところで書いたような(一番最後に書いてあります)理由の作り話ですし、もし本当にツインソウルなら、アダムの一番はじめの妻のリリスは一体どういうことなのか説明がつきません。
カインとアベルは?と疑問が尽きなくなります。なぜなら、ツインソウルという考え自体が嘘だからです。(嘘は言い過ぎかもだけど、次章を見てくれたらわかります)本当に本当の事には一切の矛盾なくピタリと一致するものです。1+1は2でなくなることがありますか?1+1は3だと主張すればそこには矛盾しか生まれません。1×1は2なのに、なぜ1+1は3なのだ?となるように、嘘には整合性がないからです。それと同じなのです。

(絶対数1+絶対数1と言ってないのがミソなんですけど、このことに気がつく人は一体どれくらいいるでしょう?そうしてなぜそんなことをわざわざ書いたりしたのでしょう?この文章の意味は?そんなことまで考えて読むと頭がパンクしそうですよね!)

ツインソウルは派生!本流はソウルメイト!

そもそもツインソウルという概念は、ソウルメイトという考えからできています。ソウルメイトとは、クラスメイトとか、ルームメイトと同じような考え方です。同じ学びをする魂の仲間と言うような意味です。もちろん、結婚相手とか運命の人とかそういう意味もはじめはありました。

例えば、愛を知りたいという同じテーマがあったとします。
学び方は2つあります。
愛にたっぷりと触れて愛を学ぶ方法(プラスから学ぶ)と、愛を最低限しか受けずに愛を学ぶ方法(マイナスから学ぶ)です。当然ですが、後者の方が苦しいですが、その分深くたくさん学べます。どっちで学ぶかは産まれる前にあなたの魂が自分で選んで決めてきます。

このときに、じゃあ私も一緒に!とか、じゃあ私は教師役で!とかなるのがソウルメイトです。当然ですが、本来愛のない魂はいません。

意地悪して愛を少ししか与えないことで、愛を求め、愛を知りたいと願い、愛を求めて行動するようになるから、本当は愛を与えたいと思っていても頑張って我慢してそれをしないようにするね。だからきっとあなたは今日のことを忘れてしまうだろうけど、どうか私があなたを本当は愛しているということを忘れないでね。

そうやって嫌われることをわかっていて意地悪役を買って出てくれた愛の深い魂なのですが、大抵の人はこのことをすっかりお互いに忘れているので、

なんて憎たらしいやつなんだ!と思います。そうしてなんで自分だけ!と考えたりもします。そんなときに、『あなたの気持ち、わかる!だってソウルメイトだから!』とか言われたらグラっときちゃうのもわかります。

こんなふうにして同じテーマの学びをしている人をソウルメイトと呼び出しました。でも同じテーマで学ぶと言っても、プラス方向で学ぶ人とマイナス方向から学ぶ人がいますが、同じテーマということではソウルメイトということになります。
これを

私はマイナス(満たされない方向)から学んでいて
あいつら(プラスの満たされる方向)よりも辛いのに、
楽している(と思いこんでる)あいつらとソウルメイトとかありえない!

と言い出した人たちがツインソウルという概念を生み出したのではないかと私は考えています。ニューエイジの人たちは本質を見ないという特徴がありますから。だから今は揶揄されるときくらいしかニューエイジという言葉を聞きませんが、それすら知らずに得意げに使っている人もいます。
それは、
お局様って昔の大奥の人って意味でしょ?だから私お局様って呼ばれちゃうのかしら?私ってそんなに気品ある?(´∀`*)ウフフ
っていうのと似ています。大抵の人はお局の意味違うよ?って思いながらも、そうかもねーって流すように、ニューエイジ自慢をしている人に真実を教える人はいませんからね。

当然ですが、ソウルメイトって言ってたのに破局した!ソウルメイトって言ってたのに絶交された!と言うように仲間だと思ってたのに、恋人と思っていたのにと言うようなことも起き始めます。そうすると、ソウルメイトよりも強いつながりが必要になるんです。嘘の上塗りです。嘘を正しくするためにさらに嘘をつかなくてはいけません。そうしないと嫌いなあいつも、にくいあいつも、愛して許さなくてはいけないと思いこんでいるからです。

そんなわけで、ソウルメイトという言葉から派生して、ツインソウルという言葉が作られ、ソウルメイトより更に個人的な魂のつながりのある人!という意味で使われるようになりました。ところが、ツインソウルの例でも話したように、運命の人!とか前世の仲間!とかそんなようなことを言っていたのに、大抵の場合はケンカ別れをしたりします。すると、本当はソウルメイトじゃないんじゃないか?と同じ流れでツインソウルでもないんじゃないんじゃないか?とかそんなふうに疑惑が生まれるのです。

満を持して新登場!ツインレイ!

そこで登場するのが、ツインレイです。
このツインレイはお互いに魂の学びをし合うツインソウルより深い関係の魂で、ツインレイは一度破局しても再び出会う。ということになりました。
これは運命の人!とか言ってたツインソウルとか言ったのに破局したじゃん!というニセスピリチュアル系の占い師へのクレームから生まれたのではないかと思います。

ツインソウルって言われたのに破局した!どういうことなの?!(# ゚Д゚)

それはね、ツインレイだったのよ。ツインレイは一度破局するものなの。そうして再び出会うのよ。ツインレイよりも深い繋がりがある魂なんだけど、ツインレイとツインソウルは見分け方が難しいのよ。
でも別れたならツインレイで確定ね!あなたが成長したとき再び出会うから、来週はそのあたりを占いましょうね!

こんな感じで騙されて毎週通い詰めることになるんです。そのための単語なんです。
だって一番始めに言ったでしょう?
あなたが出会うすべての人が、運命の人だよって。
つまりあなたが出会うすべての人が、ソウルメイトで、ツインソウルで、ツインレイであなたの鏡なんですから。いい人も悪い人もね。

それが本当のスピリチュアルの世界の考え方なんだけど、あの憎たらしいあいつもだなんて受け入れられない!っていうニューエイジが作った単語がそういう人たちと何も知らない人たちの間に広まってしまった結果でしかないんだよね。そのため、本当の意味でスピリチュアルの世界に生きている人たちは、ホント余計なことを、、、的な感じで見ています。憎んでいるとかじゃなくて、子供がいたずらをしたせいでこっちが尻拭いしなきゃいけないじゃん!もう!!みたいな感じですけどね。すぐ敵対関係にしたい人たちがいるから気を使うなあ。

あんなやつも?!

親ガチャとか毒親とか呼ぶ人たちは、たいてい親に虐待されていたりするし、犯罪の被害者とかにも同じことを言うのか!とたまに詰め寄られるんですけど、ええ、いいますよ?
としか言いようがありません。
りんごが赤いっていうのか?!色盲の人にも全盲の人にもそういうのか?!
と言われても、じゃあ嘘つくの?ってなるし、違う色言おうがだまっていようが、りんごの色が変わるわけでもありません。

基本的に、本当のスピリチュアルの世界には、良いとか悪いとかの概念がありません。
私達にとってはありえないほど悪いこと、例えば殺人などもスピリチュアルの世界を突き詰めればそれも体験!ということになります。
でもそういう社会的にどうかしている事を言ったら頭のおかしい人ですし、社会的に円満に生活はできません。
それをやったのがニューエイジたちですが。

宇宙に存在しているのは善悪ではなく、因果です。
つまり原因と結果だけです。
火に手を入れたらやけどをする。
これはやけどをすると知っていようが、知らなかろうが、偶然でもわざとでも事故でもみんな同じように火に手を入れたらやけどをします。
それと同じです。

意地悪したら、来世かもしれませんが意地悪される側に行きますし、もしかしたらあなたが前世でいじめていた側かもしれません。でもそう考えるととても嫌な気分になりますし、必要以上に自分に罰をという考えになる人がいますが、そうではありません。

いじめたから、いじめられる。ここにいいも悪いもなくただそういう法則があるだけです。終わりにするためにはあなたがやめることです。愛で終わりにすることです。でもそれはそんなに簡単ではありません。簡単じゃないから学びであり、経験なのです。ただ耐えるだけでは終わりにはできません。相手が調子に乗るだけだからです。ただ無策で歯向かうだけでも終わりにできません。集団で団結するからです。愛で終わりにすることが無条件で言いなりになることではないのです。愛とは時に厳しいものですから、ときには相手を刑事告訴することが相手のためになることもありますし、戦うことが愛ある行動のときもありますし、逃げることが愛ある行動のときもあります。もちろんそれだけでもありませんが、そういったどれが正解なのかはケースによっても違いますし、それをクリアするために試行錯誤して行動しなくてはいけないのですから勇気だって必要です。


だから、今は無理で嫌ならそれはそれでいいのです。この宇宙には良いも悪いもなく、あなたがどうしたい?しかなくて、その選択に対する結果があるだけなのですから。そうして悲しいことに、そういう嫌なことをしてくる人もまたソウルメイトである以上、この学びを終わらせないと来世でもまたご一緒しますね!となりがちです。なりがちなだけで確定ではないですが。

実際私は母親に虐待されて育ちましたが、この関係も実は3回目(覚えているだけで。)です。過去2回も虐待とか監禁の末、最後は殺されています。
今の人生では精神的・肉体的な虐待がありましたが、和解しています。来世でも一緒なんて嫌だからです。ここまで来るのに人生半分近く使ってしまいましたが来世では一緒じゃないと思えばそう悪くもないと思っています。(本当は和解したから来世一緒でも別にいんですけどね。)

そうやっていい人も悪い人も本当はツインソウルでソウルメイトでツインレイで運命の人なんです。

運命の人ってなんでできたの?

運命の人という言葉ができた経緯

ここ数年で急に運命の人!とか脳内お花畑の人たちが言い出したわけではありません。実はここには深くて悲しいお話があります。

何百年も何千年も昔は今と違って家系とか血筋とか身分とか、そういったものが重要視される時代がありました。そうしてそういう歴史の中で、大抵の場合、家督を次ぐのは長男であったり、とにかく男でした。

そうして、今でも時代錯誤な政治家などが女は子を生む道具のような発言をして干されるようなことがあるようにそういった風潮はまだ完全に消え去ってはいません。なぜなら何千年もそうだったからです。基本的に女の人権は例えば選挙権が女にはないなど差別的でもありました。(男でも貴族以外の平民にはないという時代もありましたけど)

とにかく、女は男の言いなりになって黙って後ろをついてくればいいんだ!と言うような時代、当然ですが結婚相手ですら自由に選ぶことができない時代もありました。
それは男性側もそうですが、その家で一番偉い人(父親や母親など一番権力を持つ人)が自分の子供の結婚相手を、一番その家に利益をもたらす人から選んだりするような時代、【運命の人】という言葉は大変都合が良かったのです。そうして不思議なことにこの風潮はどこの国でもたいていあるんです。このあたりは後ほどおまけのお話で話しますね

親が決めた、なんなら生まれる前から決まっていたりする結婚相手は結婚式当日まで顔を見たこともない、なんてこともあるような時代です。
好きとか嫌いとかそんな本人の意志は全く考慮されないため、運命の人という言葉はこれ以上ない便利な言葉だと思いませんか?
男でも女でも勝手なことを言い出さないように。
そうして【大抵の場合】、男は愛と義務を天秤にかけた場合義務を取りますが、女は愛と義務を天秤にかけると愛を取ってしまうから特に女性側にはよく言い聞かせられることとなります。

神が決めた運命の人なのよ、
我が一族の運命の相手だ、
運命の流れに逆らってはいけないよ、
運命の相手はたくさんいないのだから文句を言わずに嫁ぎなさい

こんな感じで使われてきたんです。
 そうすると、
運命の出会いをした王子様とお姫様は不運や試練を乗り越えて結婚して幸せになりました。
みたいな童話がつくられたりして、更に洗脳を深めます。
 さらに童話では、
運命の出会いを邪魔した魔女や継母はひどい罰を受けて死にました
とか、
親に逆らって自分勝手に逃避行したヒロインは目が見えなくなってさまよった挙句に死にました
などのように、逆らうとひどい罰を受けて何なら死にます!というような物語を作りました。
純粋な子どもたちは十分に洗脳を受けて育ちます。
そうして自分が親になったときにそれは嘘だとわかっていても、女一人で離婚をして子供を育てるということが今よりずっと難しくてほぼ不可能のように多くの人が考えていましたから、我が子が露頭に迷わぬように愛があるからこそ、同じように洗脳教育をするのです。

そういった歴史が何度も何度も積み重なると、そもそもの由来とか所以とかそういったことはどこかに消えてしまいます。
そのため現代社会ではそもそも結婚しなくても、シングルマザーでも、シングルファザーでも十分やっていけるのにもかかわらず、運命の人は?となってしまうのです。
それだけ、お互いに理解し合いたいけどそうはできないという寂しさとか悲しさが隠れているようにも思いますけどね。

おまけのお話。そもそもは女優位の社会のせい

どういうこと?!と怒られそうだから最後まで読んでねって書いておきます。そうしてこれを信じるも信じないもあなた次第という都市伝説的なお話なのであしからず。

スピリチュアルの世界では、この世界の始まりは女性優位だったと言われています。そうして基本的に政治などのまつりごとや仕事なども女が担っていたと言われています。男は力仕事が必要なときや獣などから村や人を守るときなど極めて限定的に働いていました。それ以外の時間はお話したりお茶を飲んだりしていたそうです。

そうすると問題が起きます。
今も昔もイケメンはモテるのです。
あと筋肉も。(力仕事がはかどりますから)

当然、美女もモテモテですが、女性は外見的な問題はそんなに重要ではありません。仕事ができれば生活の面倒を見られるのでこちらから声を掛ければいいだけですし、なんなら男性からの声がかかります。一妻多夫だったそうです。

でも不細工で非力な男性はそうではありません。
なんなら1人で一生苦労しなくてはいけません。
やっと声がかかっても何番目かの夫であったり、奴隷のような扱いであったりと不遇な環境です。
不細工で力がないけれど頭が良い男性は考えます。

どうしてこんなに差別があるんだろうか?男というだけでこんなにひどい扱いを受けて不幸にならないといけないなんて!仕事もないし女性がいないと男一人で生きていくことも難しい、なんてひどい時代なんだ!男がこの世界を牛耳っていたらこんなことにはならないのに!

今の男女が全く逆転していると思いませんか?
そうして頭が良い男性は他のもてない男性たちを集めて言います。

この世界を作った女神様がいるだろう?
でももし悪い神様や獣が襲ってきたときそれを守るのは一体誰だと思う?
それは女神様が産んだ男の神様とか、夫である男神とか、そういった男の神様がいるから女神様は平和に暮らせているんだよ。
ところで男神と女神、一体どっちが偉いと思う?

こんな感じで草の根運動をしたそうです。
そうして最初は女性からモテない男性たちの間でこの考えは広がっていき、(ひがみもあったかもしれませんが。)だんだんと地位とか権力がほしい男性全体に広がっていったそうです。

そうしてクーデターが起こりました。

この世界を作ったのは女ではなく男の神様だ、だって世界を作るなんて絶対力仕事じゃないか!

みたいな感じでね。
そうして女が偉いという今とは真逆の世界は、男が偉いという今の世界に変わります。そんなに言うならやってみなよ!っていうのもあったのかもしれませんが。

そうして結局、女が偉かった世界で失敗した原因の女尊男卑と全く同じように、男優位の世界でも男尊女卑の世界となります。

そうしてその世界にも終わりがやってきています。
今の社会で男女平等!と言われているのが男優位の社会の終わりの証拠です。
ところが、今まで女が偉い!いや男だ!という時代しかなかったので、男女平等の本当の意味をまだ履き違えているのが今の社会です。

例えば本当に男女平等なら、レディーファーストなんて言葉は男尊女卑の最たるものです。男女平等なのだから、女が先とか男が先とかそんなことは言わずに先についたほうが先に入るべきだと主張するべきです。
レディースデーだって女性専用車両だってそんなの女性差別です。でも大抵の日本人は自分たちに利益のある差別には口をつぐんでいます。そうしてそれを海外の人たちは不思議に思っているそうです。私も不思議に思います。

レディースデー割引→どうせ女なんて値引きしたら喜んでノコノコやってくるんだろ?ってか割引しないと来れないくらいしか稼げないもんな(笑)というふうに海外の人は受け取りますし、私もそう思います。メンズデーもあるところならただの便乗キャンペーンと思いますが。

女性専用車両だって、女なんてめんどくさいからこの車両に閉じ込めとけばいいんだよ、差別だ痴漢だってうるさいから。としか思えません。男性専用車両もあるならそうは思いませんが。本来なら、専用車両を作るのではなく、痴漢という犯罪対策をしっかりすべきですし、本来悪いのは鉄道会社ではなく犯罪者なのです。それを拡大解釈して男が悪いとか差別だからとか鉄道会社が悪いとかこれはもう八つ当たりに近いのではないかと思います。たとえば女性が浮気男性を刺したとして女性全体が悪いわけではないように、痴漢をした人が悪いだけで男性全体が悪いわけではないのと同じですが、そういったことが理解できないのか、それとも八つ当たりを正当化したいのか、日頃の恨みを晴らしているのか、とにかくそういった論点がずれたことを大声で主張することは、女って理論的な思考ができないよな!って男に言わせる口実を宣伝しているようで私はとても不快です。とはいえそういう人がいることも理解はしています。共感はしませんが。

こういった流れは、今までずっと虐げられてきた女性の恨みだ!とかそういったことを言う人がいますが、それを言ったら今の男性優位の社会だって女性優位だった頃の男性の恨み返しだと言われても仕方がないと思います。そんな昔のことというのはお互い様なんですから。
そうして、男性優位の社会が終わったら男女平等の社会になる!と思いきや、実はそうじゃないんです。
スピリチュアルの世界では、女性優位の世界に戻ると言われています。

いままで虐げられてきたからこそ、男性に対してそれをやらない、ということができるのは女性だからです。やられて嫌なことをやり返さず、愛で包み込むことを男性よりは容易にやるからです。そうして、男でも女でも力持ちの人が力仕事をして、男でも女でも頭がいい人が政治などをしたり、そうやって役割分担をしながら子育てをしたり、そういった個人の活動も地域の活動もしていく世界になっていくと言われています。
そうして本当の意味で男女平等になっていくと言われています。
そうしてその時代に少しずつ移行しています。
これが目に見えてわかるようになるとしたら、例えば日本で女性総理が出るとか、女性の大統領がでるとか、そういった感じで目に見えるような形になるとも言われています。

おわりに

今回は運命の人について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
スピリチュアルの世界って目に見えないからこそ都合よくお金儲けの道具にされてきたんです。
そうして目に見えないからこそ、現実を見たくない人たちや、自分が特別だと信じたい人たちにとっては都合の良い現実逃避の世界でもあります。

ある意味政治的な、家族すらも都合の良い道具として使わないと生きていけないようなそんな時代の名残が運命の人という言葉なのですが、今では脳内お花畑の人たちが好んで使います。
恋に恋しているとその人自体(恋人)を見ようとはしません。
脳内の理想の恋人フィルターを通して恋人を見ます
そうすると大抵の場合は破局します。もし私はそうではないという人がいたらそれはとてもラッキーなことですからその方を大事にされてください。
言われなくてもだと思いますけどね。

とにかくそういった人たちを食い物にしようとしている占い師やスピリチュアルなんとかとか、なんとかソウルとか、ライトワーカーとかそういう横文字を名乗る人たちがお金儲けのツールとして、いかにこの運命の人という便利な言葉を使ってきたかがわかると思います。じっさいにいくつかの占いの館では、お客は依存させてなんぼだとか、リピートさせるためには悩みを解決してはいけないと面接で言われたこともあります。当然そういったところに私は所属していませんが。

大事なことは、その人が運命の人とかツインレイとかツインソウルとかそういうことじゃなくて、

たとえ運命の人じゃなかったとしてもこの人と結婚したり、一生ともに歩みたいと願うかどうか

それだけなんです。あなたがとても愛している人が、あなたの運命の人じゃないから別れなさいと言われてその人を嫌いになるくらいならその程度の愛ということです。運命の人じゃないと言われたら、大抵の人はこう考えます。『この占い師、インチキだ。』それでいいんです。誰がなんと言おうとあなたの人生なのですから、あなたの心が大事です。そうして、その選択の結果はあなたの責任です。うまく行っても行かなくても、そうしたいからそうしたのなら、その結果はあなたがおうべきで、それが因果であり、カルマなのですから。

とはいえ、私も占い師として活動していて、説明するのがめんどくさかったり、短時間の鑑定の場合は時間省略のために運命の人という言葉を使うことが極まれにあります。大抵は、恋に恋している人だからです。そういう人に運命の人なんていないよ?っていうと、『じゃあ私結婚できないんですか?』て不安になっちゃうからです。そういう人に鑑定時間を無視して1から説明して、はい、延長料金払ってね!という方がひどいと思うんです。
かと言ってボランティアで説明する義理もないですからね。

ということをわざわざ書かないといけないくらいには、なんとかあげ足を取ってこいつは嘘つきだということを広めなくては!という謎の使命感におわれている人がいるのです。なぜなら、私が言っていることが広まると運命の人とかツインレイとか言って商売ができなくなるからです。私が嘘つきだとしてもその人が光の存在だという証明にはならないどころかそんなことしている時点でお里が知れるというものなのにね。
大丈夫、こんな過疎ノート誰も見てないよ?長いし。って書いておきます。話題になるくらい見てくれる人がいるといいんだけどね(笑)
宣伝&応援よろしくお願いしますm(_ _)m

ーーーーーーー宣伝ーーーーー
★毎週金曜日 12時から19時半まで フロンティア占い館 赤羽店にて梅本千歌として対面鑑定中
★毎週日曜日〜水曜日まで 池袋ル ティ ナで月咲り音の名前で対面鑑定中
詳細は各公式ホームページをご覧ください
★個人のホームページでもオンライン鑑定や占い師としての教室もやっています。
★ツイッターでは6種類のカードから選べるBOT占いもありますので遊んでみてくださいね!(カードの種類や特徴などはツイッターの固定よりジャンプして読んでください)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?