読書感想”BRICK by BRICK"
レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理
作者: デビッド・C・ロバートソン,ビル・ブリーン,黒輪篤嗣
出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
発売日: 2014/05/22
メディア: 単行本
内容紹介:わずか3年で脅威のV字回復を果たした北欧を代表する玩具メーカー。顧客の心をつかんで放さないために80年守りつづけてきた経営哲学とは。アップルをしのぐイノベーションの宝庫、その知られざる裏側を初めて明かす。知育玩具としても人気の「レゴブロック」、たった一つの製品群だけで世界を代表する企業になった同社の経営理念を解明。企業幹部、従業員、取引先などへの取材から、レゴのイノベーションの源泉を惜しみなく披露しており、ローテクでも稼げるしくみづくりは日本企業にとって参考になり、北欧の優良企業研究としても価値がある。内容(「BOOK」データベースより)
3億ドルの大赤字から驚異のV字回復。アップルをしのぐイノベーションの宝庫、その知られざる裏側を初めて明かす。フォーブス誌記者が選ぶ2013年ベストブック。
みんなに愛されているおもちゃと言っても過言ではないだろう。少なくとも、レゴの名を知らない人はこの世にいなさそうだ。20世紀を代表するおもちゃだとレゴを評したフォーチュン誌は、冗談めかして次のように述べている。2000億個以上のレゴブロックが世界中に散らばっていることを考えると、「控えめに見積もって、ソファーのクッションの下に100億個、掃除機のなかに30億個のレゴブロックがあると思われる」と。この数字は今では三倍に増えているはずだ。レゴの工場では毎年、何百億個ものブロックが生産されている(2010年はおよそ360億個だった)。レゴブロックの年間生産量は、全世界の人口の5倍以上。現在、地球上には、すべての人に約80個ずつ行きわたる数のレゴブロックがある。
----- LEGOの理念
・価値観が肝心
・果てしない試行錯誤が画期的なイノベーションを生む
・製品ではなく、システムを作る
・的を絞ることで、利益のでるイノベーションが生まれる
・本物だけをめざす
・小売店が第一、その次に子ども
-------- 7つのイノベーション
・創造性と多様性に富んだ人材を揃える
・ブルー・オーシャン市場に進出する
・顧客主導型になる
・破壊的イノベーションを試みる
・オープンイノベーションを押し進めるー群衆の智慧に耳を傾ける
・全方位のイノベーションを探る
・イノベーション文化を築く
-------- 成功の理由
・真理を組みあわせる
・順序とペースを考える
・様々タイプのイノベーションを使い分ける
------ イノベーション
”まちがいなくレゴ”と”いままでみたことない”
------ 参考 Wharton Work : Innovation Matrix
------LEGO
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