「とても素晴らしいと思いますよ、魔王様」
「それは皮肉か!?」
「いえ、純粋に褒めています」
エーヴェルトは新衣装――髪色と同じくらいの黒いスーツに着替えていた。
ある意味ではムアンの願いでもあったが、新しい自分が見たいという好奇心に、エーヴェルトは勝てなかった。

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