明日もう一度サイゼリヤに来て下さい、本当のサイゼリヤ豪遊をお教えしますよ
サイゼリヤ豪遊のケーススタディ記事です。やっていきましょう。
あんた誰?サイゼに詳しいの?
このnoteを書いているのはサイゼリヤの株主です。
……という説明はウソではないんですが、単にサイゼリヤ好きが高じてファングッズとして株式を買っちゃってるだけのサイゼリヤ好きです。
習慣として月1回は必ずサイゼリヤに行っているので、サイゼリヤに行っていない人よりはサイゼリヤに詳しいと思います。
なぜこの記事を書いているのか
エアプ勢がサイゼリヤ豪遊の記事を書いてたのを見かけてしまい、「ならば本物を見せてやるか……」と意気込んだ結果が本記事です。
https://miyako-lolita.hatenablog.com/entry/2022/02/15/205816
ちなみに上記記事ですが、エアプ記事であることはさておき
・イタリアンのコース構成をきちんと理解したうえで書かれてる
・柔らか青豆の温サラダの魅力に気づいている
・ティラミスクラシコを勧めている
などの特徴からサイゼリヤ豪遊の素質に満ちているなと思いました。次回は実録編に期待したいところです。
…では現場?のサイゼリヤ豪遊の世界に踏み入っていきましょう。
豪遊の前に:サイゼリヤのメニュー情報
これはサイゼリヤ豆知識ですが、サイゼリヤはグランドメニューが常にウェブで見られます。
お酒の一覧は入っていないのと、店舗によってはメニューの構成が少しだけ違う可能性もありますが、それでも引用先として優秀なので紹介しました。
今冬(2022年2月)お勧めのサイゼリヤのフルコース
では今度こそ本編。
まず全てに先立ち、ワイン用メニューに載ってるちょっと良いボトルワインを頼みます。私は赤ワインが好きなので、だいたい赤ワインだけ頼みます。
1人でボトルを一本開ける「覚悟」のある者だけがサイゼリヤ豪遊を成し遂げられます。
……嘘です。
嘘ですが、サイゼリヤのいい赤ワイン(2000円くらいのやつ)はとても美味しいので一度ぜひ飲んでみて下さい。体感としては「同額のワインを買って家で飲む場合とほぼ遜色ないワインが当たり外れなく出てくる感じ」です。
家でボトル一本開ける場合と違い、サイゼリヤでワインを飲むとサイゼリヤの料理が次々に出てきて食べられるので、これはサイゼが優勢と言わざるを得ません。
なお、酒量をほどほどにしたい場合はデカンタ(250ml/500ml)を頼みつつドリンクの融合でアルコール量を抑えて楽しむこともできます。
アンティ・パスト
前菜はあえて他の人が勧めてないところを勧めますが、ブロッコリーのくたくたは家庭でもブロッコリーをもっと美味しく頂けるのでは……という着想を与えてくれる一品です。
シンプルな味付けながら、絶妙に残っているブロッコリーの食感と追いオリーブの香りで爽やかに味わえるので、サイゼリヤ豪遊に少しだけ野菜要素が欲しい人にお勧めです。
あるいはイタリア風もつ煮込みは、サイゼリヤが飲みに適したお店であることを理解する一品目として優れたメニューです。サイゼリヤでお酒を飲むこと自体が初めてならあわせて注文してみましょう。
スープ
冒頭にあげたサイゼエアプ記事では今季のサイゼリヤメニューにズッパが無いことが嘆かれていました。この嘆きは以前のメニューにたまねぎのズッパがあった事を知っている身として共感できますが、心配は不要です。
それはなぜか?今季のメニューに白菜のクラムチャウダーがあるからです。
そもそも冬にクラムチャウダーを出された時点で大体美味しいんですが、サイゼリヤのクラムチャウダーはやや大きな具材のサイズ感からくる野菜の素朴な味わいと、やや熱めの状態で出されるゆえのハフハフ感による満足感がよく、万人に勧められる今季のスープメニューです。
ただし少食の方にクラムチャウダーはやや重たいので、軽めに「鶏ササミと大麦のスープ」で済ませるのもアリです。こちらはササミが非常にジューシーで低カロリーながら味わい深く、いかにもフルコースの出だしという風情があります。サイゼリヤ豪遊以外でもダイエット中にうっかりサイゼに来てしまった場合にも安心のヘルシーなメニューです。
アラカルト
アラカルトという区分はコース的には間違ってるんですが、サイゼリヤ豪遊は一見フルコースのようで真のフルコースではないので気にせず紹介します。前菜と炭水化物のあいだ、みたいな枠です。
アロスティチーニ(ラムの串焼き):肉がワインに合い、例の粉(スパイス)が美味しいのでお勧めです。エスカルゴと並んでハズさない定番です。
ムール貝のガーリック焼き:正統派のイタリアンおつまみなのでお勧めです。
バッファローモッツァレラ:うまく説明できませんがいい感じの味がするチーズです。塩味が控えめに感じる場合、調味料コーナーのシチリア産岩塩で調整するのもお勧めです。
エスカルゴのオーブン焼き:説明不要というか、自分の中ではミラノ風ドリアと並んでサイゼリヤの代名詞です。
プチフォッカで食べるのがマンネリ化している人はアーリオ・オーリオかペペロンチーノにエスカルゴを全部ブチ込んで下さい。キマります。
パスタ/ピザ/ドリアなど
炭水化物的なメニュー枠です。サイゼリヤ豪遊では炭水化物メニューは量が多いのは避けるのが無難で、具体例でいうとグラタンやドリアは後日のランチにとっておき、ピザかパスタを見に行くと選びやすいです。
それを踏まえてのお勧めメニューとして、ラムのラグー トロフィエは一度は検討すべき選択肢です。
トロフィエとは2本の太麺をくっつけてねじったような形のショートパスタです。
そもそもこういう珍しい変形パスタに対面できるのもサイゼリヤの魅力です。突然ですが皆さん、サイゼリヤ以外でエスカルゴを食べた経験は何度ありますか?ラムの串焼きは?バッファローモッツァレラチーズは?トロフィエもそういう枠です。
このトロフィエは触感がちょっとコリコリしていて噛み応えがあり、ラムのミートソースを味わうのに適したパスタです。食べてみると納得の仕上がりなのですが、サイゼリヤ本社ではどういう経緯でトロフィエが採用されたのか気になる所です。
あとラムのラグーはサイゼリヤのラム料理なので当然のように美味しいです。
なお店舗によってはトロフィエではなくペンネ(筒状パスタ)で提供されているかもしれませんが、ペンネでもラグーソースとの相性は良いため、同様にお勧めできます。
メインディッシュ
メインは毎回悩むんですよね~~~
好きなの頼め!!!!!!
と言って議論を避けたい所ですが、4種類だけお勧め順に紹介します。
王道を攻めたいなら若鶏のディアボラ風。
お腹の空き具合に自信がなければ、少量ながらもワイルドな味わいが最高で、かつ爽やか目のソースで軽めに頂けるサルシッチャのグリル。
あるいはこのタイミングでシュリンプを食べ忘れたのを思い出したときの救済策として、ポップコーンシュリンプとハンバーグの盛り合わせは食事のバリエーションを充実させてくれます。
最後に、シュリンプではなく辛味チキンの頼み忘れに気づいた場合、クソデカ辛味チキン…ではなく骨付きももの辛味チキンをメインディッシュにしてかじりつくのも一興です。
この写真では無謀にもエビグラタンまで頼んじゃってますが、ここはお腹の具合次第ということで…。
ドルチェ
最後はドルチェです。
サイゼリヤのドルチェ選びは1つ選ぶのが難しく、サイゼリヤ豪遊界隈においてもティラミス派、プリン派、ジェラート派の主要3派閥の争いが絶えた時代はありません。多分。
私はお腹の空き具合によって「ティラミス単品」と「ジェラート+シナモンプチフォッカ」を使い分けています。
特に後者ではシナモンプチフォッカを割ってジェラートを載せて食べることで何もしていない日であっても何か良いことをした気分になれます。そういう味です。とにかくガッツリ食べたい場合や、お酒はあまり飲まないけどボリュームは欲しい場合など、ぜひ活用してください。
Q. プチフォッカはエスカルゴと一緒に食べちゃったんですけど頼んでもいいんですか?
A. シナモンプチフォッカはプチフォッカとは別物なのでノーカンです。
ちなみにシナモンプチフォッカと合わせる場合は不要ですが、ジェラート単品を頼むならばメニューの勧めにある通り、アイスを練ってから食べるのも1回は試してみて下さい。よくあるアイスクリームとは違った食感が楽しめます。
最後に
ここまで、サイゼリヤ豪遊を念頭に置いてお勧めメニューをずらずら紹介していきました。
が、サイゼリヤ豪遊はつまるところマイペースで好きなものを好きな順で頼む事で完成します。メニュー自体の構成を考えることに加えて1人で行く選択肢の重要性を大切にしてください。
(2022/3/29追記): 2022/3/9のグランドメニュー改定を受けて
グランドメニューの改定があったので追記です。
前菜については「アスパラガスの温サラダ」のアスパラガスがかなり良いです。これは春のサイゼリヤの鉄板メニューと言っても過言ではなく、私のなかでは季節限定な代わりにほうれん草のソテーの上位互換くらいに思っています。
ラムのランプステーキは次いつ食べられるか分からないので、一回くらい食べておくのを推奨しています。
また今季はズッパ(※具が多めの煮込みスープ)が復活しています。野菜と白いんげん豆の煮込みは食べごたえがあり、お腹があまり空いていない場合、以下のようにアスパラガスの温サラダとセットにするくらいでも食事として成立します。
そして最後に、甘すぎず万人向けなフレンチトースト。
ジェラートとセットにすると甘みの抑え方が分かりにくくなるので、初回は単品がオススメです。
従来このボリュームに近いデザートとしては本文に掲載したジェラート&シナモンプチフォッカがありましたが、フレンチトーストは甘みが上品なことに加えてかなり温かいので、春先の寒い日とかに嬉しいデザート枠になっています。
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