もうそろそろSAYYES発売から30周年ですね

ツイッターのタイムラインを見ていたらseikoさんが「SAY YES」30周年記念のことを話していて 「この状況でそれを言い出すとはさすがseikoさん」と笑った。
誰かやってくれたら面白いのにと言ったら「じゃあお前がやれ」と言われそうだけどそれはできない。
なぜなら私は「SAY YES」がチャゲアス曲の中で下から数えた方が断然早いってくらい好き度が低いから。

「恋人はワイン色」でチャゲアスが気になり「ラプソディ」ではまった私は、その後立て続けに発売される新曲に「すごい!どんどん良くなる!チャゲアス最高!」と興奮していた。周りにチャゲアスファンはおらず、ネットもない(ようなもの)時代、私は一人でチャゲアスへの愛を深めていた。

そんな時に発売された「SAY YES」。まず聞いて「ん?今回の新曲いまいちじゃない?」と思った。
ところが今まで私がチャゲアスファンと知っていても「ふーん」と鼻くそほじってた友人が「今回のチャゲアスの曲いいね」と言ってきた。せっかく食いついてくれたのに「私はそうは思わない」と言うのも気が引けたので「え、そ、そう?」と曖昧な返事でごまかした。

その後あれよあれよと社会現象になっていくのを見てとても困惑していた。「何が悲しくて武田鉄矢の恋愛に一喜一憂しなきゃいけないんだ」と思っていた私はドラマも見ていなかった。好きなアーティストが主題歌だから見る!って発想があんまりなかった。
その後もパロディばっかり見ていたので武田鉄矢が死なないことや浅野温子が「私怖いの」らしいことしか知らない。ん?浅野温子がバイオリン弾いてたっけ?

その後数年して何となくチャゲアスから離れ、そしてまた戻って改めて聴く「SAY YES」。
うん。変わらない。あんまり好きじゃない。
ここでその後いろいろあってこの曲の良さをわかるようになりました!ってなればいい話なんだけど、私は最初に聴いて何とも思わなかった曲を好きになることはあっても好きじゃないと思った曲を好きになることはまずない。

楽曲としてこのように音楽的に優れている。素晴らしいというのを読むと「へえ」と思うけど音楽的素養がほぼないのでピンとこない。
そう言われて聴いてみてもやっぱり好きじゃない。
楽曲を好きになるのに「これ好き!」「これ嫌い」「まあ普通」くらいしか判断基準がなく幼稚園児並みの「このお歌のここが好きなのー」って感覚しか持ち合わせていないので、要するに馬の耳に念仏ってことなんでしょう。

あの曲がチャゲアスにとって名刺代わりのとても大事な曲というのもわかるし、思い入れの強い方もたくさんいらっしゃると思うので、来月行われるかもしれないSAY YES祭りでは水を差さないよう静かにしてます。
そして皆さんのSAY YESへの愛情を感じて好き好きスイッチが押される日を待ちます。
多分来ないけど。


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