はじまりはいつも雨 企画を終えて

もし記憶違いだったら申し訳ありませんが、多分最初にs.e.i.k.oさんが同じタイミング同じテーマで記事を書きませんかという話をどなたかとしてるのを私はTwitterのタイムラインで見た気がするんですよね。
s.e.i.k.oさんが大分乗り気な感じが伝わってきて「これは何か形になるんだろうな」と思ったけど、あくまでそういうものを持っている人たち数名で語られるんだろうと思ってました。

でもしばらくして形になって動き出したその企画は、繰り返される告知や明らかにハードルを下げてる誘い文句に、たくさんの人たちを巻き込もうとしてるんだと感じられました。
ということはそのまとめ役をしようとしてるs.e.i.k.oさんはものすごい手間と時間をかけることを覚悟してるんだなとわかりました。
絶対あの告知の仕方は投げっぱなしで終わりじゃなく丁寧に拾うんだろうなと思ったし、これは大変なことを始めたなと思いました。

だったら私も何かしらで協力したいと思ったけど、歌詞に関してはボケーッと「表現が綺麗〜」くらいしか思えない方だし、はじまりはいつも雨は嫌いじゃないけどものすごく好きというわけじゃなく、リアルタイムで聴いてた思い出もあるけどざっくりあの時代、くらいの思い出しかない。なんせ浮かんでくるのは酒飲みながらジグゾーパズルやって楽しかったなーなんていう思い出。
未成年だった気がするけど。

本当に間際まで自分にはできることはないかなあと思ったけど、ふと思いついたことでどうにか参加はできました。
と言うかこれをやろう!と決めた時にもだいぶハードルは下げてくれてたけど、決めたあとにさらに「好きな歌詞をつぶやくだけでもいいです」ともはやハードルですらない状態になって「あ〜!それで良かったのか!!」と膝をついたりしました。

でも一度思いついたらどうしてもそれがやりたくなってしまった。
そこで無謀にもまだYou Tubeなんか見ながらタラタラやってた、ピアノで言うならバイエルの最初2ページくらいしかやってないレベルのカリンバで参加してみたのですが、動画をアップするのはけっこう勇気がいりました。
アップするまでタイムラインに流れてくるガチ音楽勢の方たちのTweet。
こんな人たちがアップする動画に混ざってピアノで右手だけで弾いてみましたレベルで参加していいのかと迷いながらのアップ。いや、あっぷあっぷ。溺れてた。

だから私にとっては勇気を出した参加。でも発案者であるs.e.i.k.oさんは勇気は必要なかったと言う。
それでふと思い返してみると、確かに勇気はいったけど「何だよ。こんな子供みたいな演奏」と笑う人は普段交流してるファンの人たちにはいないだろうって確信があった。
だからあんなのでも出そうと思えたし、それなりに許してもらえるかなと思ってた。
それにきっといろんな人が参加して、私の投稿もそのモザイクの一つになるだけなんだろうという気楽さもあったし。

出してみたら想像と全然違ってとても温かい反応をいただけた。
最初は勇気を出して良かったなと思ったけど、なるほど、これは勇気じゃなかったのかもしれない。
みんなが好きなものに対する愛情を表現するという場に勇気は必要だとしても、これをやってみようという思い切り程度のものなんだなと。

そして当日目にしたいろんな人の思いは楽曲への愛情とこの企画に対するワクワク感しか感じなくて、本当にお祭りとしか言いようのない楽しさに溢れてた。

それでもやっぱりこれを最初に形にしたs.e.i.k.oさんや支えた人たちの労力は大変だったろうし、ただただお疲れ様と言いたい。


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