丁寧な暮らし

毎日、育てている野菜の様子をみるのが、
癒されます。
でもそれって、
趣味でやっているからなんだと思います。

2000年から2013年まで、
葉山でカノムパンというパン屋(あえて呼ぶなら)
を営んでいました。

パン屋を開店するまでは、
パン生地の感触に癒される〜、と思っていました。
ところが毎日の事となるとそうはいかない。
毎日が必死。

その頃
天然生活やクーネルなどが創刊され
世は一大"丁寧に暮らしましょう" ブーム。
私は、このフレーズを聞くたびに
何か、イラっとした気持ちになりました。
(同時に流行っていたのが、ロハス、エコな暮らし、スローライフなど)

毎日秒単位で忙しく、14時間労働。
お店で出すものは、完璧にしたくて、
自分のことはおろそかに。
とても丁寧には暮らせない。
丁寧に暮らせない事が悪いと言われてるような気がしたのです。

時は流れ
2020年春。

暮らしの手帖のタイトルが

丁寧な暮らしではなくても

おお!
と思いました。

もちろん私は、丁寧な暮らしを否定しているわけではないのです。
もし出来るなら、それはとても素敵です。

あの頃よりだいぶラクに暮らしている今は、
少しそうする事が出来るようになりました。
気持ちが良いし、楽しい。

何が言いたかったかと言うと、
どちらもあり。
両方知るのはとても大事だなと。

どちらも尊重。
どちらの気持ちもわかる。
何事においても
それが大切だなって。

今年は梅干し、梅ジュース、らっきょうを仕込みました。
ベランダには
トマト、ピーマン、ナス、大葉、バジルなどなど。

東京のベランダでも
小さな自然はつくれますね。

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