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【番外編】大阪堺・開口神社

大阪府の堺市に行く機会がありました。
堺というところは、大阪府の中でも、ちょっと他とは位置付けが違う土地ではないでしょうか。
関西圏の政令指定都市は、京都市、大阪市、神戸市と堺市です。堺市は、他の県庁所在地と肩を並べる都市です。歴史的に見ても、古代から、政治的にも文化的にも重要な港湾都市でした。
街を歩くと、和菓子にお茶にお香などの老舗が点在し、少し京都に近い印象も。

歩いていると、「八朔祭」の赤い幟がたくさん見えました。
開口神社(あぐち、と読みます)、地元では「大寺さん」と呼ばれている由緒ある神社です。

境内には、供養塔がいくつかありました。堺らしく「刃物供養塔」もありました。

デザインが斬新です
こちらはオーソドックスタイプ

また、大阪府立泉陽高校発祥の地の記念碑も。前身となる女紅場がこの境内にあったようです。

右は卒業生である与謝野晶子の碑 ちなみに、橋田壽賀子も沢口靖子も卒業生らしい

泉陽高校発祥の地の碑は、本殿と並ぶようにありますが、あまり目立たない場所に、もう一つ大阪府立三国丘高校の発祥の地の碑が。

新しい碑ですが、少し目立たない場所にひっそりと
なるほど、仮校舎がここにあったということですね

大阪府立高校は、1948年に、共学化するにあたり、男子校と女子校の間で、教員や生徒を交流するということをしています。泉陽と三国丘も(どちらも現在の名前で呼んでいます)お互いにメンバーを分け合い、共学化しましたが、そもそも発祥の地を同じくする深い縁を持っていたようです。

「八朔祭」の幟に誘われて立ち寄りましたが、興味深い歴史を知る機会にもなりました。

一度、ちゃんと調べてから散策してみたい街です。

開口神社の近くの街角で見つけました