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【番外編】テオ•ヤンセン展に行ってきました

シルバーウィークは、敬老の日が入るからシルバーなんですよね、と言われて、そんな解釈もあるのかと思ったシルバー世代の昭和人です。

大阪南港ATCギャラリーで開催されている「テオ•ヤンセン展」に行って来ました。

プラスチックチューブで造形された「ストランド(砂浜)ビースト(生命体)」が展示されていました。風を動力として、砂浜を走るように作られた作品(生命体)です。この展覧会は、写真も動画もOKで、積極的に感想をSNSで発信してほしいと依頼されます。ビーストを増殖することも、この展覧会の目的です。

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ビーストには、生態があり、進化も系統樹で示されています。さらに、その動きを見ると、自然であり、確かにこれは「生命体」と納得できます。その動きがどのように作られるのか…その誕生のありさまを知ることができたのは貴重な経験でした。
プラスチックチューブを結束バンドでつなげた造形物が風で命を与えられ、実に滑らかに砂浜を駆け抜ける、その仕組みを間近で見ることができるこの展覧会は、芸術鑑賞であると同時に知的好奇心を満足させるものでもありました。

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展示場では、リアニメーション(再生)と言って、展示を実際に圧縮空気で動かしてくれます。これはなかなか迫力がありました。また、小型のビーストを手で動かす体験もありました。

大阪での展示期間はもうすぐ終了してしまいますが、機会があれば、ぜひ近くでビーストたちを鑑賞していただければと思います。

最後に、会場となった南港ATCは、できた当初はオシャレなお店も入っていた記憶がありますが、今は、かなり雰囲気が変わっていました。時の流れを感じました。

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