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どうでもいい話①

こんばんは。
超どうでもいい話です。

僕の祖父母の家の近くに、直近10年は家主の居ない豪邸があるんです。
祖父母の家がある地域は「辺一面田圃しかない田舎」、というよりは都市部から車で1時間くらい走ったら着く程度のいわゆるベッドタウンで、周りには祖父母の所有する小さな田圃や、小規模のゴルフ場、大学などがある比較的閑静な雰囲気。
そんな中、祖父母の家の前の私有地から見える少し高い崖に聳え立つゴーストハウス化した豪邸。
大阪に出る前はよく祖父母の家に行ってて、あの豪邸がやたら目に着くから一体何なのか聞くとどうやら昔パチンコ店を経営していた方が建てて数年で破産してしまい、売りに出されてから買い手がいないそう。
祖父母の家に泊まるときはいつも夜に外に出てました、
その豪邸が見たくて。
山の麓にあるので夏でも風が涼しくて田圃の蛙とよく分かんない鳥の鳴き声をBGMに、その誰も居ない、明かりも付いていない、ただただ巨大な家を見るのが好きでした。


僕の実家から車で20分〜30分走ると、兵庫でいう芦屋・六麓荘町のような高級住宅街があります。
かなり高い丘の上にあって市内を一望できる好立地。
住宅だけじゃなくて幼稚園・小学校やイタリアンもあったり。
その中で巨大な結婚式場があります。
フランスのランス大聖堂みたいな教会があって。
これも小さい頃からずっと気になってました。
その高級住宅街の下の方に高速が通ってて、遠出するたびに車の窓からその教会をぼーっと眺めてて。
もう多分時効なのでアレですけど、学生の時毎日遊んでいた友達とよく夜にドライブしてたんですがノリで「あの教会を間近で見たい!」となって25時くらい?に車を走らせました。
到着。するとなぜか門が開いてました。
テンションもみんなハイでそのまま侵入することに。
テキトーに車を駐車して式場に入りました。
「まあバレても見学したかった」とか言えば何とかなるでしょ。学生特有のバカな楽観思考ですよね。
それで一応は声をということで「すみませーん!」って言ってもまったく反応なし。
お構いなくどんどん進み、遂にあのずっと見ていた教会が目の前に!
でも不思議なことに、それこそまるで僕らがその時間に見学を予約していたかのように、施設はすべて点灯されてて、施錠もされてなかったんです。
何だったんでしょうね。

結局何が言いたいのかというと。
上で書いたこと、それまではただの僕しか知らない「個人的な強い記憶」でしかなかったんですが、それが今になってインターネットの誰かが「Liminal Space」ってコトバで定義してくれてて、他人にこの美しさを共有しやすくなった。それと、曖昧でも他人が共感しやすくなった。

要は、「インターネット最高!」ということです。
おわり!

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