見出し画像

わたしの天国

8回目のフジロック
今年こそはゴンちゃん持って帰ろう!と思って、最終日の午後川に行った。
ゴンちゃんはフジロックの名物的なキャラで、毎年会場のいたる所にいっぱいいる。
小さめのゴンちゃんないかな〜なんて思いながら川に向かったら、もうほぼ持ち帰られてた。
午後からって約束なのに、、
フジロックにいるゴンちゃんは持ち帰りのルールがあって、何年か前のルールでは最終日の午後からってなってた。で改めて調べてみると、今年は夕暮れからって書いてあった。
川に残ってるのは持ち帰れるギリギリの大きさのゴンちゃんばかり。
少し大きいけど持って帰るか、、今取らなきゃなくなっちゃうだろうし、、
そう思ったとき、近くにそれより少し小ぶりのゴンちゃんを見つけた。
こっちにしよう!と思って袋につめると、親子のお母さんがやってきて
このゴンちゃん、うちが持って帰ろうとしてたんです。だから、他のゴンちゃんと交換してくれませんか、、、
そう言われた。
川のゴンちゃんはもうほぼいなくなってるとはいえ、時間的にはまだフライング。この親子はちゃんと夕暮れまでゴンちゃんを見守ってから持って帰るつもりだったんだな。と思った。
正直その瞬間は、悲しくなっちゃって泣いちゃった。まあフライングだからだめなんだけどね。
それで結局他のゴンちゃんも持って帰らないでテントに戻った。
しばらく悲しくてずーっとテントにいて、寝て起きたらそろそろ夜ご飯くらいの時間だった。
最終日は弟とずっと一緒に行動してて、そろそろごはん行くか〜て準備してゲートに向かったの。
そしたらゲートのところでさっきの親子にあって、お母さんが
よかった!!会えた!実はさっき草むらの方でもう少し小さめのゴンちゃんを見つけて、会えたらいいなと思って持ってきたんです。よかったらどうぞ!
って、ゴンちゃんくれたんです。
泣きそうになりました、、ほんとに嬉しかった、、
この時間にテントの方戻ってきたってことは、ほんとに夕暮れまでゴンちゃん待ってたのかなと思って、頭が上がらない、、
頼むからみんなルールは守ってほしいです。
わたしも破りかけたけども。あの親子に出会って何があっても悪魔の囁きがあってもちゃんと守ろうって思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?