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楽描きエッセイ

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日々の思ったことを、らくがきアートとと一緒に綴っています。
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2020年4月の記事一覧

STAY

今年のゴールデンウィークは、晴れの予報が多く絶好の行楽日和となりそう。家族で帰省したり、海外旅行の計画を立てていた人は、さぞ残念がっているかも知れない。 それどころか、長引く自粛要請で職種によっては、解雇や倒産の危機でGWと言えども、休み明けのことを考えると眠れないお休みになるだろう。 僕は、8年前に震災の影響で解雇され、以後、就職もせず、自宅フリーランスとして働いているわけで、毎日が不安の中で生活している。フリーランスには仕事の波があり、入金のタイミングによっては収入がな

ヘビーな仕事

「感染拡大を抑えるためにはこの二週間が大変重要です。」との外出自粛要請から早いもので1ヶ月がたった。 しかし、予想通り感染拡大は収まらず日本での確認済みの感染者数は1万3千人に上った。今日になって新しい感染者数がグッと減ってきたようにも思うが、日本の人口比で考えれば集団免疫獲得までにはほど遠いし、これからも波の浮き沈みはあるだろうが感染拡大は続いていくだろう。 実際、ここまで感染拡大が広がってしまえば、いつパンデミックが起きても不思議ではない。 このパンデミックが起きてしまえ

天日恵-AMABIE-

コロナ禍で不安な世の中で「アマビエ」という妖怪の絵を描くのが、ネット上で流行しているというのは、つい最近になって学生時代の友人のFacebookの投稿で知った。なんでも、「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」という江戸時代の瓦版があるらしく、それに倣って今回のコロナ禍でもアマビエの姿を描いた絵を描くのが流行っているらしい。 Wikiによると、1846年の5月に熊本県の海に現れたという瓦版が残っている。この瓦版の木

RELIFE

2019年9月から約5か月間に及んだ「オーストラリアの森林火災」は、かの大陸に固有の種も含めて10億を超える動物たちの命を奪った。昆虫などを含めればこの数は、更に天文学的な数字へと膨らむだろう。 多くの人々が、何か月の間に渡りこの火災を食い止めようと懸命の努力をしたが、次から次へと燃え広がる火災を相手にするには、あまりにも無力だった。 人の力では、どうすることもできなかった火災は、2月に3日間降り続いた大雨によってようやく鎮火したが、結果日本の面積の1/3にあたる10万K㎡の