ただの肥溜め。
最近嬉しいこととかどうでもいいことが重なったための備忘録。日記。肥溜め←声貯めと掛けてる、西尾維新みたいでしょ。
出来事1
友人達が結婚した。
正確にはしてた。2年前に。
今回は式を挙げたって話。
その式に参加したわけで。
新郎は幼稚園、新婦は小学校からの付き合いな訳で。もう20年の付き合いなわけで。
月並みなんだけど、幸せそうだった。
二人もそうだし、僕たちも。
間違いなく幸せだった。
あの空間には、『怒り』『悲しみ』『憎しみ』。
その他のマイナスな感情なんか存在しなくて。
世界中の人がこんな気持ちになれるなら、争いなんてなくなるだろうってチープな思いがよぎるほどに。僕たちは幸せに融けていた。
これ以上ないくらい楽しかった。
結婚式に参加するのは人生で初めてだったけど
あんないい結婚式中々ないよ。僕は友達贔屓だから。
だけど。
僕もしたいとは思えなかった。
あんなに幸せに包まれることが許されるほど、
僕は『ちゃんとした』人間ではないし。
祝福してくれた人達に胸を張って、
『幸せになります』。
なんて言えそうにない。思えない。
そして、両親に感謝の手紙なんて書きたくない。
母はともかく、父(父と呼びたくすらない)に向けてなんて血反吐がでる。
そういうことをしてもらえるのは
『感謝できる所のある親』のみなのだ。
出来事2
最近色気付いている。
会社の同僚にも言われたし、自分でもわかる。
僕は色気付いているのだ。
明日で25歳(執筆の二時間半後)になるというのに。
4つ年下の女の子にうつつを抜かしているのだ。
情けない。心底そう思う。
僕が目指す僕と言う人間は
理想の女性は石田ゆり子だし、食事制限して一月に10kgも落としたりしないし、服に数万円も出したりしないし。ましてや女の子にプレゼントするものを友人に相談した上で一緒に選びにいくなどということはしないのだ。しないのである。
そんな『俗物的』な人間が嫌だったはずだ。
自分の好きな事を好きなときに好きなようにやる人間であった筈だ。
傍若無人で唯我独尊。
さらに自己中心的で永遠の厨二病。
誰からみても『道化』
『道化』であること以外全て無いと思っていた。
だが、事実。
下の妹と同い年の女の子で頭が一杯で、
月末のデートが楽しみで仕方ない。
選んだピアス(女性の友人には重いと言われた)を喜んでくれるだろうか?
逆に彼女はどんなものを贈ってくれるのか?
早く月末になってほしいと願うばかりである。
が、しかし。
その日が来ないでほしいと願う自分もいる。
怖いのだ。
完全に『俗物』と化してしまう自分が。
『道化』であることを忘れ、
その他大勢の『観客』と化してしまう自分が。
人並みの『幸せ』や『安定』という味気無い言葉達が自分の価値観になってしまうことが何より恐ろしい。
そんな僕を誰がみたい?
誰も見たくない。
踊れない『道化』に価値は無し。
そんな僕を僕は侮蔑する。
弁えろ。笑いかけるな。
吐き気がする。
次は気が向いたときに。
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