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僕のヒーロー

あなたのことは嫌いだったんだ。
僕のヒーローは、あなたじゃなかった。

僕がNBAを観始めた頃から
あなたはナンバーワンだった。
ただ、もの凄く孤独に見えたんだ。
チームプレーのバスケットボールにおいて
誰にも頼らず、己だけを信じているように見えた。
それも、なんだか好きになれない理由だった。

いつからだったんだろう。
あなたに惹かれ始めたのは。
最初のオールスター?
2000年の初優勝?
ひとりで81点取った試合?
2008年の北京五輪?
アキレス腱切りながらもFTを2本沈めた試合?
60点取った引退試合?

思い返すと、ずっとあなたに魅了されていたんだ。
大嫌いなはずだったのに。
引退試合で号泣したんだ。
その時にはもう確信だった。

今、僕にも娘がいる。
あなたは同じ父親として嫉妬するほど素晴らしい。
子供にとっての絶対的なヒーロー。
最近SNSで見るジアンナとの姿は微笑ましたかった。
子供との時間を取り戻そうとしているようで。
大好きなパパが隣にいるのが嬉しそうで。
ふたりとも良い笑顔だったよ。

最期までジアンナのそばにいたんだね。
どんな想いで抱きしめていたの。
もっと彼女の成長を見たかった。
父親としてのあなたも見たかった。


どうか安らかに。ありがとう。


あなたのレガシーは、ずっと受け継がれる。


#RIPKobe #RIPGiGi

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