「格ゲー衰退論」に根強い人気がある理由

それは、自分の無能をシステムのせいにしてセルフケアできるから。

ストリートファイター6で格ゲーの人気が再燃しても、格ゲー衰退論が後を絶たない。
アホな話だが、かれこれ20年近く格ゲー衰退論が続いている。
いまだに格ゲーは衰退してない。衰退論は明らかに間違ってる。
衰退論を語りたい連中は、実際に衰退してるかを真面目に検証する気などない。
そいつらがやりたいのは、自分の無能さから目を逸らすことだけ。

格ゲーで負けるのは悔しい。イライラする。
相手より自分の方が下手だと突きつけられるから、イライラして当然だ。
チーム戦なら言い訳も効くが、1対1の格ゲーでは言い訳できない。
それでも自分が格下だと素直に認められない。
己の無力さを認めるのは強いストレスがかかる。
メンタルの弱い奴は逃げ道を作り出す。
そこで格ゲー衰退論ってわけ。

システムが複雑だから、界隈が初心者に優しくないから、厳しい練習を求められるから…
格ゲーの問題をもっともらしく主張する。格ゲーの欠陥を炙り出そうとする。
よく見ると格ゲーに特有の問題じゃなく、他の競技にも言えることだったりする。
穴だらけの主張でも、格ゲーで嫌な思いをした奴からは賛同を得られる。
「やっぱり格ゲーに問題があったんだ、自分のせいじゃない」と。
「こんな問題があるゲームだから衰退したんだ」と。

対戦ゲームってのは嫌な思いをする機会が多い。
勝ち負けを決める遊びである以上、仕方のないことだ。
しかし、その当たり前を受け入れられない人間が一定数いる。
そういう奴らがゲームで傷付いたメンタルを癒やすために、
格ゲー衰退論を語ってセルフケアしているに過ぎない。

格ゲー衰退論は弱者への第一歩だ。

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