見るか、見ないか。
ばじる🍃です。宜しくお願い致します。
透析室で勤務していると日常的に登場するエコー。
エコーをお友達にして、穿刺に挑む日常もありますが、このエコー、ばじる🍃が就職したての約20年前は、今みたくエコーなんてほぼみることがなく、ほぼほぼすべてブラインドで穿刺を行っておりました。今となっては普及率もアップしてだいたいどこの施設でもあるものなのかと思います。
ブラインドで行う利点としては、ささっと穿刺に時間がかかることなくすぐ終わるかと思います。
一方で、エコーで血管内や血管走行の状態をみることで、リアルタイムにエコーガイド下で穿刺を行うことで、合併症や穿刺トライアルの回数を現象させることができるかと思います。また、エコーで得られる情報は、新人などの教育にも使うことができ、そういった点でも有用かと思います。
エコーは確実で簡単、且つ安全であるといえるかと思います。ブラインドは想像と経験でしか穿刺できないのですから。
両者とも、穿刺をする。といったことに変わりはありませんし、やることは同じです。
それでは、エコーをみる際のポイントについていくつか挙げてみます。
まずエコーには、短軸法と長軸法、この2つの方法があります。
それぞれをその状況に応じて使い分けながら見ていくわけですが、それぞれに利点や欠点もあります。
例えば、短軸では、針が血管内もしくは組織のどのあたりにいるのかがわかります。一方では全体が見えるわけではないため、プローブを頻回に動かすといったことが必要となってきます。
長軸では、言ってしまえば短軸の反対で針の全体が見えるし、あまりプローブを動かすことなくできあすが、針が血管内のどこの位置にあるかがちょっとわかりずらかったりします。
後は、プローブの持ち方、あて方です。あまり強くあてると血管がつぶれてしまったりするので正しい情報が得られなくなってしまうため、注意です。また、プローブの左右が間違っていると、左右反対にみえてしまうためそちらについても注意です。また、プローブ中心に血管が映るようにします。
ブラインド穿刺を否定するわけではありませんが、(ばじる🍃は基本ブラインドで行っています。)エコーガイド下穿刺が普及されている今、成功率もこちらの方が格段にアップしているといった報告もありますし、穿刺困難な患者さんに対しても、お優しい手法かと思われます。
ただ、エコーガイド下穿刺はエコーを取り扱ったり、穿刺時の持ち方なども少し変わってきますし、それなりに技術が必要とされるものであるかと思います。
ですので、エコーガイド下穿刺を行っていく場合には、まずはその取扱いについて十分に熟知した上で取り組んでいくとよいのかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました🍃
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