透析室での一番の働きもの(と思われます)~まずは概要から~

ばじる🍃です。いつもありがとうございます。

今回もどうぞ宜しくお願いいたします。

前回までは、透析中に使用するデバイスについて、針だったり透析液だったり透析膜だったりととりあげてきましたが、これからは透析に関わる装置編について突入していこうかと思います。装置。透析に関わる装置と言えば、

❶透析用患者監視用装置、個人用透析装置

❷透析用水作製装置

❸透析液溶解装置

❹透析液供給装置

主にはこれらのものがあげられるかと思います。

また、その周辺装置として透析室にあるモノといえば、

・超音波エコー装置

・血液ガス分析装置

・浸透圧計

・体重計

・透析システム用PC

・・・

ほかには何があるでしょうかね。

透析室にはたくさんの装置がありますね。


それでは順番に、主には❶から❹について綴っていきますね。

それでは早速いきましょう🎵


❶透析用患者監視装置

これは、多人数(セントラル)用の装置でコンソール、装置、透析装置、などなどさまざまな呼び名で言われているこの装置。機種名で呼ばれることもありますね、例えば100NXとか、NDFとか、V3とか。。

ちゃんとした正式名称は【透析用患者監視装置】です。透析がセントラルサプライで行われている場合は、透析室の中でこの装置が一番多く存在することになります。(おそらくは。)

この装置は、透析中のさまざまなお仕事をしてくれる大変優秀な装置ともいえますね(笑)

ちょっと大げさでしたでしょうかね。。

でもね。案外、大げさでもないんですよねこれが。なぜかというと、、

まず回路を組み込んで、プライミングを行いますね。そして、患者さんが入室してきて、体重を測ってベッドに入り、透析する前にはまず血圧を測りますよね。それから、体重を基に除水計算をして、除水設定を行いますよね。それから、穿刺して、回路繋げてポンプが回って、初回分の抗凝固剤が入って、持続投与が開始されて、透析治療が開始されて、また血圧が測られて、除水がはじまって、透析(溶質除去)がはじまって、定期的にバイタル測定して、、、。透析中の静脈圧や透析液圧などの監視もしてくれていますね。透析中に血圧が下がったりすれば、補液したり除水落としたり…透析が終われば返血操作が入って。抜針後は回路の回収を行いますね。

表(おもて)では、ざっとあげただけでもこれだけのことが行われており、さらには治療中に膜リークによる溶血などがないか、とかも常に見張ってますね。さらにさらに、内部の電磁弁だったり、回路内圧やフローなどを常に監視していますね。液漏れなどがないかなども。そして、異常があればアラームで教えてくれますよね。


まさに、〖 とうせきようかんじゃかんしそうち 〗

ここには書ききれないほどの数々の仕事をしてくれるこの装置はとても優秀且つ働きものだと思います。

まずはざっと、これらの働きがあるんだなと頭にいれいくと良いかと思います。

その上で、装置内部の構成を考えたり、どんな部品が使用されていたり、と勉強していくとつながりやすくなるかなと思います。

装置内部にある部品ひとつひとつがそれぞれの役割を果たしているんですね。

それらの各役割を担保させるためにも、定期的に点検が必要で、消耗部品交換も必要で。

更に、装置内部の各構成や配管内部のフローを知ること。

そうすると、どんどんつながってきますよー。

例えば。除水制御の方法とかってあるかと思いますけど、メーカ毎でいろいろあるかとは思いますが、まぁ目的は除水を行うことで、どれもおんなじですからそんなに難しく考えることはないです。


ちなみに個人用透析装置っていうのは、個人機などともいわれているもので、透析液濃度の調整が個別にできたり、透析液内にKCLを入れてKの調整をしたり、場所を変えて透析をする際に持ち運べるものです。

その他の働きは、透析用患者監視装置と同じです。

個人機は管理が大変ですが、これらの特徴もあるため、だいたいのご施設に入っているものなのではないでしょうか。


今回は透析用患者監視装置、個人用透析装置について綴ってみましたがいかがでしたでしょうか。次はもう少し深入りしてまとめてみようかと思います❣

最後までお読みいただきありがとうございます。次回もまた、宜しくお願い致します。

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