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病院での診断は不育症。具体的には、抗リン脂質抗体症候群。流産を防ぐためには、日に1度の飲み薬(バイアスピリン)と日に2回の自己注射(ヘパリンカルシウム)。旦那と話して、朝7時、夜7時に注射をしようということになった。

自己注射なんて初めて。

道具

以下4つ。
・ヘパリンカルシウム5000単位
・針
・消毒用エタノール
・サージカルテープ
ヘパリンカルシウムと針は病院で購入、エタノール綿は病院でもらえた。サージカルテープは自分で薬局で購入

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手順

1,アルコール綿を2当分にする
2,アルコール綿で拭く
3,乾くのを待ってる間に、シリンジに針を装着、空気を抜く
4,左手で刺すとこをつまむ
5,右手に持ったシリンジで注射 角度は30度くらい、針は2/3以上刺す
6,残りのアルコール綿で抑えながら針を抜く
7,アルコール綿で数分抑えて止血

当初は止血して終わりだったが、数十分後まで血が滲んでいることがあったので、途中から病院での注射後のように脱脂綿をサージカルテープで止めるようになった(サージカルテープを購入するまでは、手元にあったマステで留めていたが、保持力がないのでおすすめしない)。

痛みについて

当初から心配だったが、痛みはあったりなかったりする。刺す時にとても痛い場所と、全然痛くない場所がある。また、刺す時は痛いけど、ある深さを超えると全然痛くない場所、その逆もある。腿の上の方や内腿は痛くない場所が多いようだ。

跡について

初めは結構あざになっていた。打つ場所が悪かったのか、止血が強かったのか。最近のもなるけど、そこまで大きなあざはならない。青タンと同じであざになった部分を押すと痛い。1-2週間程度でまた同じ場所に打てるようになる。あとポッケに携帯を入れておくと傷口にあたって青タンが大きくなっていることが多い。

インスリン注射のようなものかと思ったらしっかりとした針でびっくりしたが、やれば慣れるもので、数日前200本を達成した。


2020.03.11追記

初注射から1年5ヶ月くらい経つが、太もものあざはまだうっすら残っている。気にしなきゃ気にならないくらいです。

2020.05.23追記

この日記を読まれている方が多そうなので、遅ればせながらご報告です。息子は2019/06/22に無事に生まれて昨日で11ヶ月を迎えました。這って歩いて、立って歩いて、引き出しからいろんなものを引っ張り出して、叫んで、泣いて、笑って、寝て、、、元気いっぱい。もう自分が病気だったのか忘れてしまうくらい慌ただしい毎日を送っています。2人目を考えていますが、その前に血液チェックをして抗体価を調べる必要があるそうです(抗体価が正常に戻っている可能性もあり、その場合は注射・服薬がいらなくなるそうです)。COVID-19の騒ぎが落ち着くまで検査機関には行けそうにもありませんが、「そのうちなんとかなるか」と過ごしています。

この病気を宣告されたり、悲しい事が起こって「もしかして不育症では」と検索して、この日記にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。人それぞれ状況は違うので、一概に「大丈夫だよ」とは言うことはできませんが、私はこの病気を通して、幸せっていうのは実は普段からひっそり横にいてくれて、感じるもの(感じるかどうかは私の心持ちしだい)なんだなあと考えるようになりました。

情報も少なく、国の制度も発展途上の中ですが、どうか頑張りすぎず。心を整理しながら前向きに過ごせることを心から祈っています。

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<息子が生まれるまでのドタバタ>

逆子騒動(お灸で治るかな帝王切開前日

出産の記録

<現在>

自己紹介:いろいろあってイケイケベンチャーやめて農業はじめました


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