ギャグラリー２３ 庄司＆佐久間ｖｓ篠宮＆高佐の感想
オジンオズボーン篠宮とザ・ギース高佐のオリジナルタッグ名は『スマートボーイズ』。今回が初タッグです。
篠宮は自他共に認めるマシンガンギャガ―です。スピードに関してはちゅうえいやハブちゃんより速いかもしれません。そして彼のギャグラリー参戦がお笑い界初の『体重別タイトルマッチ構想』の引鉄の一つになった事は間違いないです。
そんなスピードスターの横に立つのが高佐。
彼はギャグラリーで産声をあげたギャガ―。生粋のギャガ―ではありません。彼の見習うべき所は『チャレンジ精神』です。面白い人間になるために必要なモノはなんでも取り入れようとする彼の姿勢は傍で見ていて本当に頭が下がります。私は彼が厄年になる頃に今まで蓄積していたモノがはじけてタケノコのように一気に成長すると思ってます。
二人の共通点はスマートな所ともう一つ、ストイックな所です。
ただ二人のストイックは種類が違うような気がします。
今回タッグにしてみたのは『二つの異なるストイックさがどんな化学反応を起こすか？』の実験でした。
結果は想像以上にタッグとしてシックリきました。ご覧になられた方でそう感じた方は多いと思います。
そのニューコンビの前に立ちはだかるのが第一回タッグトーナメント優勝コンビであるさっくんと庄司の佐久SHOWです。
このコンビは相当強いです。個々でも私は二人に絶大な信頼を置いてます。
鍋料理で例えるなら具材じゃなく美味い出汁です。焼肉なら老舗の秘伝のタレです。コレが美味いと多少具材の良し悪しがあっても間違いは無い。
二人が絡む試合は常に安定感と試合後の爽快感があります。
この試合でもスマートボーイズという未知数の素材の良さを引き出しながら、『最後はきっちりと雑炊で〆る』といった感じでした。
そして佐久SHOWのペースにくらいつくスマートボーイズもとても初タッグとは思えない活躍でした。
「ごちそうさまでした」と言いたくなる試合でした。