アラビアンナイト

■愛ですよ(少し深め)

「愛ですよ。毛細血管からは
組織液があり、細胞の間を満たし細胞に得ようを与える。
さぁわれわれに栄養にも必要でそれは愛ではないかと思うのですよ。なんで、一体愛なんてそのような物質がみつかるわけでもなく、オキシトシンが愛である、などと単純な公式にあたはめることもできず、快に関わる生体物質を総じて愛と呼ぶのかと言ってもそうでもないのでしょうが、愛です。
愛などというと途端非科学的に聞こえますなj。実に、わたしはときどきひかがくですよ」
「マ


あくなる要因


■完璧主義


■意義を求める深さは陽の面にも陰の面にも出る。意義を感じられない仕事への不快耐性が弱いというのは陰の側面である。


■芸の人



■莉奈ちゃん


■芸能の人の保護をXと語る



 (短縮版省略)

「同じ人でも例えば若い頃は刺激を受けやすい。『若い人は教育されたいんじゃない、刺激を受けたいのだ。』なんて言ったのはわがゲーテです。若きは自らを高みにもたらす人、環境に惹かれるものですな。なぜって刺激の受けやすさを意識してか無意識化、知っているんじゃないかと思うのですよ。で、若いころの外界の刺激で自己を形づくっていくのでしょうな。感受性の高い時期は若いころにとどまらず、成熟してからも高い人もいますな。よく子供のこおろ充分な自己愛が育たないまま大人になった人をインナーチュルドレン、なんていいますがそういう人たちは子供のままの高い感受性を維持しているのだと思ういますよ。良くも悪くも子供のように外界の刺激を受けやすい。遺伝的にもとから感受性が高ければ拍車をかけて外界へのセンサーが高くなるとわたしは考えています。あ、これは心理学者が言っているわけではなくてわたしの意見ですよ。」


『揺れに揺られてブランコだ
うごけば右に左に気分がわるい
じっとしていればとまるものの
僕たちは時々もがいて
気持ちがわるくなる

あぁもういやだ逃げ出せば
宙を舞って地に落ちる』



「意識にのぼることもなく知らずと外界の力で大きく揺らされた振り子の上で踊らされることもありますよ。。」
マスターはカウンター越しで00をしている。
「あはは、わたし踊ってたわ、ほんと見事に踊らされてた。擦り傷かすり傷心の傷でへっとへとになったわ。満身創痍ってもの。地球の自転では宇宙に放り投げられることもないというのに、振り子からブォイと飛ばされてね、それから慣性の法則ってものかしらね、踊りに踊るのよ。華麗で優雅なバレエの舞台ともTickTockで1分踊るのとも違う次元でね、ダンス。茨の森通り越してたどり着いたのは苦虫をすりつぶした汁でできた沼の中。どっぷん。息を吸うことも苦痛。息を吸うこともままならない」
「翔子さんったら」
「こんなおしゃべりじゃなかったのよ。まぁいいわ。それがね、今ではとまらないぐらいにおしゃべりできるわ。
それに何よりただいるだけでねほぉっと幸せな気持ちで満ち満ちるのよ。不思議なものね。ただ在るだけで幸せってこれっていいのかしら?」
「わたしは人間的成長のひとつの敷居だと思ってますよ。そこからまた新たな始まりがあるのではないですかな」

「あ、それわかる。これから本当の人生が始まるって思うのよ。本当も嘘もなくて今までも人生。幻っていったって人生なんだけどね、そう思ったの。不思議ね」
Xが珈琲カップを置いた。かちゃりと小さな音がした。珈琲店の音である。
「不思議でもなんでもないですよ。珈琲の力で目覚めたのですよ。この魔法の珈琲の力は偉大なり!あなたの明晰性、悟性、知性、感性を覚醒しに絶妙のバランスを提供する、魔法の飲料がアラビアンナイトの珈琲です。珈琲新しくお入れしましょう」
Xはかすかに微笑むと、Xは壁を観察し始めた。何も聞こえてないようでもあり、聞こえてくる音の源を探すようでもあった。
        


  

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