非エンジニアの自分が、エンジニアとコミュニケーションをとるうえで気を付けていること

この記事はドワンゴ Advent Calendar 2020 24日目の記事です。

始めに

入社4年目のBACUといいます。呼び方はバクです。
エンジニアではなく、普段の業務ではニコニコ窓口担当(https://twitter.com/nico_nico_talk)の中の人などをやっています。
社内に向けた仕事としては、エンジニアLTの運営を引き継ぎ、司会をやっています。

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新卒採用サイトにも書いてるこれですね。

エンジニアではない僕がエンジニアLTや日々の業務で、エンジニアの方々とコミュニケーションをとるときに、気を付けていることなどを話せればとは思います。

気を付けていることその一:わかった気にならない

自分はエンジニアではないので、正直な話エンジニアの皆さんが話されている内容の一部が理解できない場合があります。
とはいえずっとお話を聞いているのでなんとなく「こういうことかな」と思う事もありますが、決してそれを元に技術的な「こういう事ですよね」といった質問をしないようにしています。
エンジニアLTの場でそういった質問をしてしまうと、進行を止め、登壇者さんを困らせることにも繋がります。
わからないことは終了後に調べたり、それでも分からない場合は社内のエンジニアに質問するようにしていますが、LT中はタイムキープを心がけながら、場の空気によって会話の是非を選択するようにしています。

気を付けていることその二:共通言語を探す

わかった気にならないとはいえ、何も質問がないのは発表者としても司会としても辛いです。
ですので、何かしら自分との共通言語を見つけ、それをとっかかりとして質問や話題を広げるようにしています。
幸いにしてドワンゴのエンジニアの方は多趣味な方が多いので
「レイヴンです」※アーマードコアのファンの通称
「マスターです」※FGOのファンの通称
「プロデューサーです」※アイドルマスターのファンでの通称
といった形でLT内でも趣味を交えた自己紹介をしてくださるので、とてもありがたいです。
共通言語があると、エンジニアLT以外の面でもエンジニアさんと話す時、お互いの信頼度が上がります。
直接お願いごとをするときでも普段から趣味で会話をしている人だと、「~~~の人」とお互いが認知をすでにしている状態でお話ができるので、心理的な障壁を低くすることができます。
姑息な手かもしれませんが、技術の話でついていく事ができない以上、取っ掛かりとしてなんでもいいので共通点を見つけ、相手に近寄れるようにしています。

気を付けていることその三:お互いの常識が違うという前提を持つ

これはエンジニアさんに限らない話なのですが、社内でコミュニケーションを取るお仕事が多い中で、「お互いの思っているサービスの形が同じだと思わないようにする」ということを意識しています。
コミュニケーションにおける不和は、お互いに「わかっているだろう」といった期待をしていることから生まれるケースが多々あり、一緒に仕事をしていく上では特に発生しやすいです。
同じプロダクトにいるから、きっと同じ方向を向いて同じ気持ちだろうと思ってコミュニケーションを行うと、どこかで違った部分から綻びが生まれ、コミュニケーション不和が発生します。
私の仕事は特に同じプロダクトではない、いわば外部からお話をお伺いに行く事がほとんどです。なので、より「きっとこう思っているだろう」といった固定概念をもってコミュニケーションをすることは危険です。
もちろんある程度の仮定想定はしていきますが、そのうえで「こういったイメージで合っていますでしょうか」というお互いの常識のすり合わせから、コミュニケーションを取るようにしています。
エンジニアの方からはシステムの綺麗さ、負荷の大きさ、実際の利用率などを元にお話をしていただく事が多いですが、エンドユーザーが実はこういった使い方をしているといった見えにくい側面をお伝えし、よりよい着地点を模索したりしています。

まとめ

エンジニアの方とコミュニケーションを取るうえで気を付けていること、ということで書きましたが、今まで上げたことは特にエンジニアさん問わず、異業種の方とコミュニケーションを取るうえで大事な事だな、と書いていて思いました。

それぞれが見えている世界が違う人とコミュニケーションをどうとっていくかということは、仕事をしていく中で結構発生すると思います。
特にコロナの中で、オンラインでのMTGが増え、直接対面でない分そういったコミュニケーション不和は増えている方もいらっしゃるかもしれません。
ですがそういった不和はお互いに期待しているからこそ発生しているものですので、必ず分かり合う事ができます。
・わかった気にならずに
・お互いの常識の齟齬を擦り合わせ
・共通点を見つけてコミュニケーションをとる

これらでお互いに歩み寄っていければ、どんな異業種の人とでも前向きに、プロダクトを良くするためにコミュニケーションが取れるのでは、と信じています。

おまけ:オンラインでのエンジニアLT

現在のエンジニアLTは、採用サイトにもあるような、人を集めてリアルでの開催はしていません。
そも現在のドワンゴは会社に行ってもエンジニアの方はほとんどいないです。在宅ワークが基本になっています。
そのため、エンジニアLTも決まった時間にGoogle Meetで開催しています。
発表者の人が画面共有で自身のスライドを表示しながら発表してもらい、MeetやSlack上で反応してもらうような形式で行っています。
オンラインで2月からの10か月やってきた中で、やはり対面開催であったその場での反応のフィードバックなどが難しいといった問題も出てきていますので、そこが何か解決出来たらまたの機会に。

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