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Laughing Note〜お笑い手帖回顧録 vol 31

東京のお笑い事務所の中でもちょっと変わった事務所がある。
その名はワハハ本舗
劇団であり、団員は芸人としての活動も行う集団。いや、本来は役者だけどお笑いもやる、ミュージシャンもやるとも言った方がいいのか。
ともかくエンターテイメントの総合商社的な存在だ。
その中でも、今や古株の梅垣さんの芸は観ないことには面白さはわからない。

2000年9月17日
「梅ちゃんの青い世界遺産」 
        シアターサンモール
ロビーで、世界進出のための署名集め。
・ ハナマメ像から登場、美空ひばり風の衣装で川の流れの様にを熱唱。放水
・ 百万本のバラ。ケツにバラを差して抜かせる。
・ 霧の摩周湖 トライアイスがモクモク
・ ジュリー 抱きしめたい。
・ ペニスサックでイヨマンテの夜
・ 龍角散入り襟巻きで場内駆け巡る。
・ 虹をわたって。レンズ入り竹輪で覗くと、キラキラアイドルに。
・ オムツにワインを入れていく。
・ ピアノとジョイント
 アトムのいろんなバージョン
・ 行かないで。ネグリジェ、客に手錠
・ ストリッパー。股間にホース
* 各芸に特許が取れれば儲かるなぁ。
梅垣さんがただ鼻に豆入れて飛ばす芸だけだと思ったら大間違い。様々なアイデアで楽しませるエンターテイメント。しかもくだらなさが最高。
ワハハ本舗は金が取れるプロの宴会芸だ。

一方、緻密に計算されたコントも魅力的だ。ましてこの2組が揃うなんて。
2000年10月4日 
genicoラーメンズ&バナナマン
・ 大変な秘密:謎のケース。卑怯者たち
・ エアコンの調子が悪い出版社の会議室。なぞなぞアイデア会議。電源係り
・ なぞなぞ仮面
・ テニス。ボールボーイ(無声コント)
・ 海賊の唄
・ 身代わり家族保険
・ 変態になる宣言
・ ピエロの町
・ 地球を救った男
*ラーメンズ色強い。

魅惑のコラボライブ。当時センスの塊のコンビ同士がジョイントなんて、凄い事だが、バナナマンはまだ、さほど売れてはいなかった。ま、いずれは売れる事は間違いないクオリティ。

 
2000年10月9日 
≪海砂利水魚~トーバートージー≫  スペース107
・ 遺書を書いた有田。
・ コンビの危機
・ どうでも良い会話を盛り上げる方法
・ 役者をやると言った有田。
 
少し売れかかって、一度潜伏した頃。
その後、くり〜むしちゅーになって、大きくブレイクすることになる。
 僕が多くの芸人を見てきて思うのは、一度世に名が出るも、一回沈んで、そこから再度上がって来た芸人が、以後大きく飛躍して冠番組を持つなど不動の地位に辿り着くんだなぁ ということ。
もちろん例外はあるが。

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