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Laughing Note 〜お笑い手帖回顧録 vol92


先日は、知り合いの女優さんが出演する芝居を鑑賞。東京ポードビルショーの大森さんが率いる大森カンパニーの公演。芝居というか、役者が演じるオムニバスコント。
お笑いコント師のコントとは趣が違う。セリフと筋立てのみで、笑いを組み立てる手法で、ギャグなどは無い。
山口良一さん、坂本あきらさんらベテランが楽しんでやっているような舞台。お客さんの年齢層も高そうだ。古典的で刺激は少ないが、ほのぼのした気分で観られる舞台もなかなか良い。
まだ下北沢スズナリで6月25日まで上演中なので、ご興味あれば。

さて、記録は2015年に入る。
彼らも演劇的なコント師だが、
逆に刺激的で攻めた感覚の作品群を提示してくる彼らから。

2015.1.18  かもめんたる
「抜旗根生〜ある兄弟の物語」 
         新宿シアターモリエール
・女フリーライターが、あるサーカスの団長にインタビュー 腕に抜旗根生の刺青 
口調を凄く気にする 兄との間に確執
・彼女の携帯に出たら、しつこい元彼からの電話 最低のヤツ
・バンドマンの夫がいる女性社員にしつこく意見する社長。が、話をするうちに、、、。
・社内ドッジボール大会で、球に当たって外に出る時の表情を気にする男
・バルーンアートのピエロに絡む 声がでかいというクレームで コンビニを首になった男 
・オヤジギャグキャラの覇権争いをする、居酒屋の常連客
・妻が浮気した夢を見て騒ぐ 何事にも大げさな夫
父の葬式にやってきたサーカス団長の兄。実は予知能力者だった!
幕間V サーカス団のインタビューを人形で。
*最初と最後は繋がっている。
*やはり文学的

※岩崎う大君は、演劇的才能の塊。頭の中はどうなっているのか、、。

 2015.1.30 ラママ新人コント大会 vol329    渋谷ラママ
前説 知念
《準1本ネタ》
チャーミング:コント 家電店で、ゴネルが結局 従順な客
ぽーくちょっぷ:漫才 旅行に行きたい 叩くボケ
はな☆しょー:女コント ブスの告白をあおる友人 ハイテンション演技
≪1本ネタ≫
なすなかにし:予告ボケ
ラブレターズ:岡本太郎にかぶれ、爆発に執着する簿記専門学校の講師
鬼ヶ島:野田の指に繋がる運命の赤い糸の相手は 大河原先生
うしろシティ:救急搬送 遠くて ストレッチャーを延々押す
流れ星:修行ランド
磁石:ピザ屋 イカの豆知識
≪コーラスライン≫
シンボルタワー:ラグビー部 金持ちの親の生徒だから、殴れない
かぎしっぽ:コンビニのレジに迫り来る あやしいオッサン客
エル・カブキ:漫才 例えがプロレス 業界のネタボケ
銀河と牛:合唱練習中 殺人事件 班員は声で人を殺す
森たくま:モノマネ 顔マネ
俺はゴミじゃない:ビジュあるある
大福:ギター 修学旅行の諸注意を 歌で。
早出明弘(元ブルーセレブ):美容室店長 雑誌の勧め方を店員に指導
タイムボム:日米コンビ やんちゃなアメリカ人 タトゥーを入れたい
きしたかの:レストラン 旨いとほめても 当然顔の店主
ANZEN漫才:不良とは?という歌を歌うデュオ
ソフトアタッチメント:旧友に久しぶりに会った。熱が入りすぎた相方
*1本ネタとコーラスラインのクオリティーの差が大きい。
※しかし その後 きしたかのは、世に出てきている。続けることが大事。

2015.2.3 東京笑い者 新宿FU
途中から  
塩田忠道・・・漫談 鎖骨の窪みに水溜めて こぼさず俺に持って来い
ラズリ:漫才 死ぬまでにやっておきたいこと 死ぬ事は怖くない
ボスマジック:漫才 寂しいから犬飼いたい いや、噛むから違う動物で、、、
ギャルズ:トリオコント 野球部を止める部員を責めたら、仕返しに不良を連れ仕返し、、、、、
バンドーラ:コント 万引きGメンのファンという変わった中学生だが、、、
ピテカンザウルス:漫才 就職試験 100万円をどう使う?
ジャイアントジャイアン:漫才 ちょっとキレキャラ
ヤーレンズ:漫才 2人ともめがね
おかゆ太郎:滑舌悪い男
ジャングルボーボー:プロレス隙で店を止めたい店長のボビー
千葉チューセッツ:漫才 キャラが欲しい。実は凄い経歴
くるくる:雪山遭難 骨折した先輩より、楽しようとするバカ後輩
ねずっち:うまい事を言いつつ、スベッても、ひかない心
マツモトクラブ:子どもとキャッチボールする父 担任が巨乳という言葉に反応
リンゴスター:トリオ 勝手に彼女と思い込んだ男が、真の彼氏に挑む
赤プルとだんな:だんなの駄目さを暴露する赤プル

※ねづっちが所属する事務所あうん所属の芸人を中心に、ゲストも交えた事務所ライブ。歴史は長い。
まだ誰も知らない人から、これから知られそうな人のクラスが登場。
この回はマツモトクラブやヤーレンズという実力派も見られる。
所属芸人を育てるのが主な目的だが、既に売れっ子のねづっち以外は、まだまだというレベル。芸人は何がきっかけで売れるかわからないので、根気強く続けるのが大事なんだが、それがまた苦労が多い。
お笑いライブは他のエンタメに比べてチケット代は安い。満員になっても儲かるわけでは無い。ほとんどの事務所ライブの目的は発掘と育成。資本力の大きな会社はいいが、規模の小さい事務所は、売れっ子が出てくるまでは苦労が絶えないだろうなぁ。






 

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