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Laughing Note〜お笑い手帖回顧録 vol 42


2003年も、ライブ三昧。前半の記録をいくつか抜粋して振り返ってみたい。
2003年
1月26日 
おぎやはぎ 単独Vol3「DOG LEG 」 
          恵比寿エコー劇場
・ ハモリ ユニゾンしようよ。
・ だまされやすい男
・ 話し方教室にて スピーチ上達法
・ 学校新聞の取材
・ 卓球部を廃部から注意  試合に負ける
VTR  おぎの帽子
・合コンでおもしろい2人が芸人目指すがうまく行かず。
VTR  替え歌 ポルノグラフィティー など
・ タバコ
・ ちかん
・ 収納名人→VTRに続く
・ ゲーセン
・ 兄弟 兄は教師、弟はプータロー 好きな教え子に告白したい教師
* 飛びぬけてこれというものは無いが、おぎやはぎならではのコント集でバランス良い。
※おぎやはぎは漫才のイメージが強いと思うが、実はコントが上手い。自然な演技が、力の抜けたコントになっている。
 
2月10日
ずんライブ 「ペッコリ45°」
        中目黒ウッディシアター
・ 飯尾リサイクルショップ
音コント:あした順子のラジオ番組(ネタの合間に数回入る)
・ 女性誌編集部
・ お見合い おせっかいな叔父
・ 漫才:バレンタインデイ
・ 家庭教師:バカ親父
* コント自体はおもしろい。が、飯尾の滑舌もう少し。稽古不足な感じも。
※ この頃は、飯尾くんが今のように大ブレイクするとは予想だにしなかった。
 
2月6日
ますだおかだ10周年 「松竹残留」
           新宿シアターアプル
・ OP:プロジェクトX風 経歴紹介
・ 漫才:新宿・NHK・紅白・相撲
・ 秘蔵VTRショー ゲスト よいこ
・ 漫才詩:ポエム(増田)
・ 詩人への道:ハリガネロックのゆうきゲスト テーマで作詞対決
VTR:岡田の詩
   知人メッセージ 鶴瓶・テツトモ・高田文夫・関根・ダンディー
漫才:スマップはすごい・結婚シミュレーション
*10年の感謝祭の感じ。岡田の仕切りはよい。
※ この仕切り能力は、クイズ脳ベルshowの軽快な司会ぶりで発揮されている。
 
2月11日 
キングオブコメディー単独「ボッキ」 
・ 本屋:立ち読み男と店員
・ 子供電話相談:酷い相談パーソナリティー
V:今野君とデート
・ ヒロ君と母 お使い
・ クラスメイトの今野君入院 高橋だけが見舞いに
V:高橋と散歩(イヌ)
・ アタック25ほくろ:ダークなアシスタント。
・ おもしろい顔道場:師匠と弟子
・ 万引き少年と店員:実は親子だった。
・ エピローグ:エッチな言葉・フレーズ合戦
* 独特な言語センス。突っ込みも新しい。新鮮なコンビ。ただ、まだ荒っぽいが。
※今野君のキャラと、高橋くんの才能で期待されたのだが、まさか、そんな事が?!
って事件で道は消えてしまった。
高橋くん 今はどこでどうしているのやら。
 
3月8日  いつもここから単独8
      新宿シアターアプル
・ 悲しいとき
・ ズボン脱ぎ男:ショック受けると脱ぐ。
・ 教育実習:よく使うフレーズの練習
・ バカヤロー:バカヤロと言って布団にもぐりこむ男
・ えらそうなのに:えらそうな部長な人間的側面
・ 映画CM:何でもないことを。映画予告編風に大げさに
・ ジャッジ:下らない揉め事の法的解釈 番組パロ
・ かなしいとき2:山田の絵
・ 売れました
・ 貧乏家族:母と子
・ バックオーライ:「なんでストップかけたかと言うと、~ だから」形式のアルアルネタ
・ ドラえもん:悩み相談するドラえもん
・ どけどけ
* いつここの現時点の集大成。
アルアル以外に、シュールなものも。表現力が広がるともっといい。
 
4月3日 ラーメンズvol13「CLASSIC」     
         下北沢本多劇場
クラシカルなホテル帝王閣を舞台に、各部屋の客と従業員が織り成すおかしなやりとり
・ ドアボーイ・・・エントランス前に立つドアボーイ2人。革命を起こすと吼える
・ 現実逃避する漫画家
・ 働かない男とその友人であるこのホテルのコンシェルジュ
・ 過激ボーイとドアマン 変なやつ?
・ 結婚式のスピーチ考える、手品おたくとガンダムおたく
・ バニーボーイ
・ お化けの部屋
* お笑い寄りのコント。小林がよく動いた。安心して見ていられるライブ。
 
4月6日 清水宏 サタデーナイトライブ     
          下北沢スズナリ
・ 子供を北に導く怪しいお兄さん
・ 漫談:肝臓を患った時の病院日記
・ 演劇少女の顛末
・ ゲストコーナー:春風亭昇太と。時代劇アドリブコント
・ 一人劇場:窓拭き職人たち
・ シンバル漫談
* パフォーマンス能力は高いが、何をやろうとしているのか、目指しているものが良くわからん。
※清水さんは、器用な人。エネルギーが強すぎるので、好き嫌いが分かれる芸風だった。
昨今はスタンダップコメディに特化して、協会まで立ち上げて奮闘されている。
 
4月18日 ポカスカジャン単独
     「ドレミファおやじ」 
       新宿シアターアプル
バックバンド(バンバンバザール)を従えて。
・ 津軽ボサノバ・・・津軽弁でイパネマの娘
・ マイケルの真実
・ アドリブソング・・・玉ちゃんについて
・ ポカスカ宗教メドレー・・・放送禁止ネタ
・ 早口言葉をいろんな曲で・・・「お綾や」をレゲエで 等
・ 早口言葉を楽器に、フリージャズ
・ おやじありがとう・・・感動もの
・ ロックメドレー・・・ビーチボーイズ版与作 など
* ポカスカの今後の方向性を考えさせられるライブ。バカの向こうに愛が見える。
※数年前に省吾君が脱退し、トリオから、2人組になり、ボーイズ感は無くなってしまい、残念。現在は新たな音楽ネタの開発に余念が無い。
 
5月1日(木) くりいむしちゅう単独ライブ  恵比寿エコー
・ コント: 俺はもてないと言う男と否定する友
・ 漫才
・ いやな上司に反撃する方法・・・言葉、つねる等
・ 上田の利きセンス
・ コント:自分はダメだという小説家と、書かせようとする編集者
*安定した作り。

5月6日 ケイダッシュライブ   
         渋谷シアターD
司会  前田健 ナイスミドル
<お邪魔します>
・ 575:漫才。昔の夢。言葉のボケ
・ ランナーズハイ:トリオコント(都営2号とビスタ中込)。ショートコント集
・ 麻生天野:覆面のレスラー。お前が取れという言い合い。
・ 顔ポイント:漫才。告白。俺はラブレターで。
<新人>
・ うしお:コント。コンビニ
・ 連戦姉妹:漫才。ペットブーム
・ ビッグスモールン:ショートコント。ボディーアート。
<メイン>
・ ナイスミドル:漫才。気分転換にいろいろ変えてみよう。 なかなかいい。
・ 前田健:大人になったワカメちゃん。カツオに金の無心。
・ ハミングステッチ:漫才。子供が欲しい岩崎。
・ 粋なり:自殺志願の男と女。死ぬ前に遣り残したこと。
・ はなわ:茨城の歌。佐賀県がCDに。
・ 原口あきまさ:小堺、中居のものまね。
<ゲスト>
村田渚:見舞いに来た上司に胃に悪い位に気になることばかりと、苦情。
タカ&トシ:名前覚えてもらおう。プレゼント。  GOOD。台風の目かも。
* 原口と粋なりの大輪じゃないほう、昔コンビ(ラ・パニック)
  全体的にレベル高い。ゲストのタカ&トシは要チェック。

※ 前田君は、その後若くして亡くなってしまった。エンターテイナーとして将来を嘱望されていたのに。
ナイスミドルは、
のちにオードリーと改名し、
数年後ブレイクする。
ハミングステッチは、HI-HIに改名、認定漫才師として世に出る。
事務所の人に変えさせられたと言っていたが、その人、改名の才能があるんじゃないかな?
ちなみに、ゲストのタカアンドトシは、まだ無名の頃だが、いつ売れてもおかしくない実力だった。

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