おおきなふるどけい

死、というものがわかりだしているらしい

昨日おはなちゃんが本棚から引っ張り出してきた絵本を読んだ

それは、戦争で爆弾で命を落とした女の子が鳥になったというお話

「おんなのこなんでとりになったと?」

「おんなのこしんじゃったと?」

「なんでてんごくにいくと?」

という質問を立て続けに投げかけるおはなちゃん

読み終わり、ひととおり質疑応答がおわると、おはなちゃんはすっくと立ち上がり、嫁さまに抱きついて、

「あああああ!」

と泣き出した

「あのね、おはなちゃんなみだでちゃった」

そして昨日の今日、またおんなじような出来事

歌がいっぱい載っている本を持ってきた

おおきなくりのきのしたで

めりーさんのひつじ

ちいさいあきみつけた

おもいでのあるばむ

はるよこい

などなど・・そして、

おおきなふるどけい

挿絵がある

おじいさんが椅子に座って泣いている

おばあさんが亡くなった時の光景


これは2番の♪うれしいこともかなしいことも、みなしってるとけいさ

の歌詞をイメージして描かれた絵だろう

「おじいさんなんでないとーと?」

「おばあさんが天国に行っちゃったから」

「なんで?」

「おばあさんしんじゃったから悲しいんだよ」

「うん」

で、3番を歌う

♪まよなかにベルがなった、おじいさんの時計

♪おわかれの時がきたのを皆に教えたのさ

3番をイメージした挿絵は、おじいさんに羽が生えて天国へ昇っている光景

「あ、おじいさんもとりになってる」

昨日の絵本を同じだと認識しての発言だと思われる

「そうね、おじいさんも天国に行っちゃうからね」

「じゃおばあさんにあえると?」

「うん、きっと会えると思うよ」

という会話をして続きを歌う

♪天国へのぼるおじいさん、時計ともお別れ

ここまで歌うとおはなちゃん、すっくと立ち上がり

また嫁さまに抱きついて

「ああああ!」

と泣き出した

いいなと思ったら応援しよう!

いしばし屋‼️
おしまいまで読んでいただいてありがとうございます( ̄▽ ̄)