しゃぼんだまかわかわ

きょうは、しゃぼんだまであそびました。
しゃぼんだまは、かぜにのって、かわのほうへとんでゆきました。
かわのなかでしゃぼんだまをとばしてみたくなりました。

かわにじゃぶじゃぶはいって、しゃぼんだまをぷーっといきおいよくふきました。
しゃぼんだまはにじいろにきらきらしながら、みずのうえをふわふわぽんぽんはねました。
いくつかは、かわにくっついて、ぷかぷかながれてゆきました。
こんどはふーっとゆっくりふいてみました。
おおきなしゃぼんだまが、やっぱりかわにくっついて、どんぶらこっこどんぶらことながれてゆきました。

おかあさんとおててをつないで、かわのなかをあるいてくだりました。
ときどきふかくなって、ずぼんがぬれました。
あさいところは、はしってみました。
ぱちゃぱちゃとみずがはねました。
ときどきおかあさんが、こぼれる!といいます。
しゃぼんえきのようきがいつのまにかさかさまになってるって。
はい!とてくびをまっすぐにします。
なんども、こぼれる!はい!をしました。

いっぱいあるいて、ようやくむこうのあさせにたどりつきました。
きしをあるいてかえろうとおかあさんはいいました。
でも、もっかいかわをあるきたくなって、またかわにはいりました。

そしてかわのなかを、こんどはかわかみにむかってあるいていきました。
くだりとちがってのぼりはみずのながれがおもたくて、あるきにくいです。
あしもおもいし、つかれてねむたくなりました。
おかあさんにだっこ、といったけど、おかあさんはだっこしてくれません。
しかたがないので、ねんねしたままあるくことにしました。
おめめをつむって、おかあさんとつないだうでにもたれかかってあるきます。
あらふしぎ。
おめめをつむっていても、かわのなかでも、おかあさんとおててをつないでいたら、あんしんしてちゃんとあるけます。
このままずっとぎゅっとおめめをつむっておこうとしたのに、おかあさんがこぼれる!といったので、はい!とおもわずめをあけてしまいました。

ようやくきしにたどりつきました。
くろいいしころがごろごろしています。
そのなかに、まっしろなまるいいしがひとつ、ひかっていました。
おかあさんが、がんばってあるいたごほうびだね、といってくれました。
きらきらひかるかわのみずできれいにあらって、しろいいしはぴかぴかひかりました。

おはなは、たからものをみつけました。
ぽけっとにだいじにしまいました。

おうちにかえってぶどうをたっぷりたべました。

おしまいまで読んでいただいてありがとうございます( ̄▽ ̄)