1年でYouTubeのゲーム解説チャンネルを登録者27000人まで育てたので、これまでの試行錯誤の結果と分析、来年のロードマップをまとめます。
初めまして。
「ばちこ🤖ゲーム解説」という登録者27000人ほどの弱小YouTubeチャンネルを運営している無職の人です。
2024年9月まで某YouTubeチャンネルの運営に携わっており、動画制作、マネジメントと同時に登場人物「ばちこ」として演者もしておりました。
諸事情あって独立の道を選び、自分のチャンネルを育てようと決心したのが2024年1月、そこから約1年でありがたいことにチャンネルを軌道に乗せることができました。
ちなみに「ばちこ」というのは中学時代からのあだ名で、自分としてはあまり好きではないのですが、みんなから呼ばれるということで仕方なくこの名前で活動しております。
この1年間、とにもかくにも自分のYouTubeチャンネルで生計を立てなければいけなかったので、できることは全てやろうという覚悟で取り組んで来ました。
この記事では、そんな自分の2024年における試行錯誤の反省や分析、そして2025年の活動方針などについてまとめていきます。
実質0からのスタート
実はこの「ばちこ🤖ゲーム解説」チャンネルは、2019年に開設したものです。
当時はANPANMENというふざけた名前で活動しており、途中何度か動画がバズって、2023年には登録者が1万人を超えていました。
しかし下の登録者推移を見れば分かるように、何度か動画を投稿しては活動休止するというのを繰り返し、2023年から2024年にかけて完全に成長が停滞しています。
一見うまくいってそうなのになぜ動画投稿が止まってしまったのかというと、
当時平行して運営していた某グループチャンネルが思いのほか伸びて、そちらでの動画制作に忙殺され、両立ができなくなったためです。
また、当時は理系の大学院に通っていたということもあって、研究とYouTube活動で一日の睡眠時間が3時間を切っていた時期もありました。
この過密スケジュールに耐えかねた私は、平行して動画投稿をするより、グループで運営していたYouTubeチャンネルに時間を全て投資した方が可能性があると考え、自分のチャンネルは一旦捨てるという決断をしました。
そしてこの決断はどうやら間違いではなかったようで、私が関わっていた時点で、グループチャンネルをチャンネル登録者16万人、月間100万再生を常に取れるレベルまで成長させることができたのです。この少し前からすでにYouTube1本で生計を立てられるほどの収益があったので、大学院を中退すると同時に東京から北海道に引っ越しました。引っ越した理由は東京が暑いからです。私一人の力ではないとはいえ、頑張りが報われて結構嬉しかった記憶があります。
しかしYouTubeの数字が伸びたからといって、全てがうまく行くわけではありません。紆余曲折あって、私はグループチャンネルの運営から退きました。ここに関しては当人の間で完結している話なので深くは語りません。
一人でYouTubeチャンネルを育てていく上でまずは何から始めるべきか?
これを考えるにあたって、まずはゲームでいう初期ステータスのチェックから始めました。
動画投稿を止めてからすでに1年以上経過しているので、この時点でのチャンネル登録者11000人が戻ってくる確率はほぼゼロ。
なのでこの数字はないものと考えます。
また、直近12ヶ月の総再生時間が4000時間を切っていたため、収益化も剝がされていました。
そして私にはゲーム配信者やVTuberのような人を笑わせる才能やトーク力もなければ、芸能人YouTuberや企業勢が持つ企画力もありません。
おまけに持病で吃音症があるため、調子が悪い日は一言喋るごとにどもり散らかすデバフ付き。
こうして振り返ってみると結構絶望的。
しかし幸いなことにグループチャンネル時代に蓄えた軍資金があったので、こればかりはしっかり貯金していた自分を褒めてやりたい。
ということで私の職業「YouTuber」の初期ステータスは、
チャンネル登録者11000人 = 0人
収益化剝がされてる
運転資金150万円ほど
吃音症なのでフリートークは厳しい
グループチャンネルで鍛えた動画編集技術
YouTube運営の知識
大学時代の論文執筆で鍛えたそこそこの文章力
なぜか持っている鋼のメンタル
無職
そしてこのチャンネルでは以前ゲームの面白クリップ集を投稿していた。
ここから復活するためにやるべきコンテンツはなにか?
ゲームというジャンルから外れることはできません。
なぜかというと、YouTubeは投稿する動画のジャンルを変更すると、チャンネル自体の評価が落ちて何を投稿してもインプレッションされずにチャンネルが死ぬということが起こり得るためです(諸説あり、経験上そう感じる)。
となるとできることはただ一つ、ナレーション形式のゲーム解説動画です。
私はOVERWATCHというゲームを昔からプレイしていて、ちょうどそのゲームがリニューアルされてOVERWATCH2としてリリースされたので、初心者向けに解説する程度であれば私の持つ知識が活かせそうだなと考えました。
また、ナレーション形式であれば収録段階で吃音が出てどもり散らかしたとしても、その部分を編集でカットして繋げればよいのも救いでした。
これは私の持論、かつ余談なのですが、
YouTubeで最も簡単に再生数を取る方法は「人の役に立つ」ことです。
人を笑わせたり、あっと驚かせるようなバズりやすいコンテンツは才能の世界。
私のようなパンピーが殴り込もうものなら赤子の手をひねるがごとく潰されることでしょう。
反して、解説系コンテンツは時間をかけて台本を作り込めば、誰でもある程度は人に見せられるものを作れます。
ということで、私は手始めに見様見真似でOW2新シーズンの情報をまとめた解説動画を作成し、意気揚々とYouTubeに投稿しました。
はい、大爆死。
初動の再生数が1000以下。
結構話題性があるアップデートであったにも関わらずとんでもない滑りっぷりです。
恥ずかしい。
正常な精神を持った人間であれば、恥ずかしさに耐えかねて動画を削除し、ネットの海から自分の痕跡を跡形も無く消し去ろうとすること間違いありません。
というか動画を見返してみると自分のナレーションが下手すぎて本当に鳥肌が立つので今すぐ消したい。
しかし当時、度重なる苦難と過労で僕の頭はおかしなことになっていたので、なぜかめげずに2本目の動画を投下します。
うん、大爆死☆
爆発後の焼け野原すら残っていないレベル。
というか1本目の3分の1の再生数しか取れてない。
なんで生きているんだろう。
今すぐ成仏したい。
そう思いながら私はベッドの上でオットセイのようにのたうち回っていたわけなのですが、冷静に考えてみれば当たり前のこと。
私は以前のグループチャンネルにおける自分の知名度を一切使わずに活動を再開したので、そもそも誰も私のことを知らない。
そんな無名の一般人が、誰でもできる無難な解説動画を投稿したところで、視聴者からしたらそれはネットの海を漂う情報のゴミでしかない。
新情報の解説は誰でもできる上に、すでにTQQさんという大御所解説者が君臨していて、かつプロゲーマーの方達が毎日配信切り抜きを投稿しているというまさに群雄割拠の状態。
自分がここで戦うには、明確にターゲットを絞り込む必要がありました。
OVERWATCH2というゲームはその複雑性もあって、とにかく初心者にとって敷居が高く、座学をある程度しないと楽しめないゲームの一つです。
League of LegendsのようなMOBAほど奥が深いわけではないのですが、他のFPSからやってきた人にとっては間違いなくハードルが高い。
また、ランクマッチの仕様が非常に不親切である上に、事あるごとに様々な配信者、そして現役プレイヤー達が「オーバーウォッチは闇のゲームだ」とネガティブキャンペーンをしてきた歴史もあって、とにかく初心者が定着しにくかった印象があります。
以上の内容を踏まえて、私は動画のコンセプトを明確に定めました。
「初心者がOW2を楽しめるレベルまで上達できる情報を詰め込んだ動画」
このコンセプトを元に、私は自分を奮い立たせながら、1ヶ月以上かけてシリーズ最初の動画を完成させました。
これだ…!
光が見えました。
独立して以来久しぶりに見た4桁の再生回数。
一人パソコンの前で謎のダンスを踊って喜んでいた記憶があります。
動画制作期間が1ヶ月を超えていたので、どう考えても持続可能性がない企画だったのですが、そんなことを言っていられる状況ではありません。
軍資金150万円がキャッシュアウトする前に、なんとかしてチャンネルの収益化を復活させなければなりませんでした。
この動画が跳ねたおかげで私のチャンネルは無事収益化条件を達成し、2024年5月、ついにGoogleから収益が振り込まれます、その額は…
時給換算「36円」!!!!!!
1時間働いても40円のブラックサンダーすら買えないというシェイクスピア顔負けの悲劇。
製作期間が大体40日ほどだったので、一日8時間労働と仮定して時給を計算してみたところ、気を失いそうになった記憶があります。
PCチェアの上で脱力して真っ白な天井を見上げながら思い出したのは、過去に運営していたグループチャンネルの収益推移。
そこから思い起こされたのは、YouTubeは積み上げるゲームだということ。
YouTubeのおすすめや、検索経由で常に再生され続ける動画をひたすら積み上げていく。
そうするとある時点から、動画を投稿するごとに過去動画も釣られて再生されるという現象が起こる。
広告収益で生活できるほどの額になったのは、そのような価値のある動画の本数が80本を超えたあたりからだった記憶があります。
ここで私の前に立ちはだかったのは、過去の成功体験をなぞるという、
「全く脳汁の出ないただの苦行」でした。
こういう動画を作ろう。
再生数は行ってもこれくらいかな?
いざ投稿。
予想通り。
はい、次の動画。
つらい。
結果が分かっていて、将来の数字も予想できてしまうことの虚無。
何かしら新しい挑戦をして、それが将来どうなるか分からないけど、成功する未来を想像しながら日々努力する。
これがどれだけ尊いことなのか、人間はどこまでもドーパミンの奴隷なのだということを思い知りました。
とはいっても失望ばかりしてはいられません。
先が見えているとは言え、お金を稼ぐ手段を手に入れたというのはやはり喜ぶべきことです。
先のことを考えすぎても落ち込むだけなので、この日から私は感情を捨て、ひたすら目の前のやるべきことを淡々とこなすだけの動画制作マシーンに成り果てました。
製作コストが重すぎる問題
ひたすら「全て理解るオーバーウォッチ2」の動画を作る毎日。
リサーチしつつストーリーを作り
台本を作成して
どもり散らかしながらナレーションを収録して
必要な動画素材をゲームをプレイして撮影
撮れないシーンはアニメーションで再現
カット、フルテロップ、効果音、BGM、画面演出
サムネイルを作成して投稿
言ってしまえばこのルーティンを繰り返すだけなのですが、これがもう本当に時間が掛かって仕方がない。
動画時間が大体20分ほどで、台本が毎回1万字を超えるので、フルタイムで作って月1本が限界。
ということは1年で投稿できる本数は12本。
絶望。
幸いなことに再生数だけはしっかり稼いできてくれるので、動画制作のモチベーションが尽きることはありませんでした。
今では2本目に作成した「ブリギッテ完全解説」が170000回再生されたこともあって、当チャンネルの看板動画になってくれています。
見てくれた視聴者の皆さんには本当に感謝してもしきれないです。
ただやはりナレーションが下手すぎて今すぐ消したい。
というわけで、ここから私は投稿頻度の問題を解決するべく、低コストで作れる「別シリーズ」の企画を模索し始めます。
これが沼の入り口とも知らずに…
ラジオがやりだい゛っっ!!!
私は普段からポッドキャストをよく聞いておりまして、ながら聴きできるコンテンツの素晴らしさには随分前から魅了されていました。
いつかは自分でやってみたいなと考えていたこともあり、当チャンネルでなんとかラジオっぽいものができないかと、いくつか動画を投稿してみました。
1日で作れてしまうので製作コストの問題は解決できる。
加えてパフォーマンスも悪くない、悪くないのだが…
「全て理解るオーバーウォッチ2」の再生数が落ち始めた!!!
私は頭を抱えることになります。
これは今でも原理がよく分かっていないのですが、この頃からチャンネル全体での動画のインプレッション数(視聴者の目に触れる回数)が全く増えずに停滞するようになってしまったのです。
月1本投稿、月4本投稿に関わらず、月間再生数がほぼ必ず140000再生に落ち着いてしまう。
まだ動画の本数が少ないからアルゴリズム的にインプレッション数を抑えられているのか、もしくは単に視聴者に飽きられてしまったのか…
こればかりは考えたところで答えが出るものではありません。
実はこれと同時に、もう一度最新情報系の解説動画を作ってみようと欲を出して、短尺の「超速報」という解説シリーズを始めてみたのですが、これも結局そこまで再生されるわけでもなく、そして「全て理解るオーバーウォッチ2」へ視聴者を誘導できていなかったので、再度断念。
そしてここらへんから、動画につく高評価やコメントの数が減り始めます。
そう、新しいことを試そうとする余り、視聴者を振り回しすぎてしまったのです…
これは今年最大の反省点でもあり、2025年以降最も気を付けようと考えている課題でもあります。
これを語るために、まずは最近のYouTube業界の傾向について話す必要があります。
専門チャンネル化するYouTube業界
時代は先へ進んでいました。
私が以前のグループチャンネルの運営に関わり始めたのは2020年ごろ、この頃はまだ芸能人やVTuberのようなプロ集団がそこまで入って来ておらず、割と自由に作りたい動画を作っては投稿するという人が多かった肌感があります。
自分たちも同様で、意味の分からないアイデアベースの動画をとにかく思いつきで投稿して、視聴者を振り回しまくっていました。
しかし当時はそれが許されていて、その破天荒な動画投稿スタイルを支持してくる人も多かったように感じます。
明確に空気が変わりだしたのは2022年、コロナによる巣ごもり需要がある程度落ち着いた頃でしょうか。
明らかに「専門チャンネル」が増えました。
というより、専門チャンネル以外のYouTuberの動画がおすすめされにくくなったため、相対的に専門チャンネルが視聴されるようになった気がします。
自分たちのチャンネルも例外ではなく、普段投稿しているジャンルの動画から外れたものを出すと明確に再生回数が減るようになりました。
今思い返すとこういった現象は結構前から観測できていたのですが、独立した私は過去の成功体験に縋るがあまり視野が狭くなっていたのです。
所謂「生存者バイアス」というやつですね。
というわけで、私は自分のチャンネルがなぜ伸びたかを忘れ、ラジオやら速報動画やらとにかく楽をするための動画を作るようになってしまったのです。
そしてこれが原因となり、視聴者に愛想を尽かされ、高評価もコメントも再生回数も減ってしまったのだと思います。
このチャンネルのコンセプトは何か?
「初心者がOW2を楽しめるレベルまで上達できる情報を詰め込んだ動画」
そう、私はこのコンセプトをぶらさずに、新しい企画を考える必要があったのです。
本当に反省ですね。みんなごめんよ…
「全キャラ別対策講座」の成功
コンセプトを見つめ直し、しっかりと反省した私は新しい企画を思いつきます。
それが「全キャラ別対策講座」。
一人のキャラクター視点から、他のすべてのヒーローと対峙した際の立ち回りの注意点を解説する動画です。
その数42名。
正気の沙汰ではありません。
海外のYouTuberがこの企画をやっていたのを見て、大変そうだけどとりあえずやってみるかと、考えるより先に台本を書き始めていました。
しかしこの企画、実は編集コスト自体そこまで高いわけではありません。
どちらかというとゲーム内でのクリップ集めが大変でした。
ただ、クリップさえ集まってしまえばそこからはトントン拍子で動画が完成するので、クリップが溜まり次第投稿するというスタンスでこのシリーズを始めました。
結果は大成功。
高評価数は久しぶりに1000を超え、コメントの感触も良さそう。
制作期間も二週間以内だったので、そこまで編集コストが高いわけではない。
活動を再開して一年、ようやく二つ目の当たり企画を見つけました。
もう一つの課題
動画の制作コストが重すぎる問題は、投稿を重ねるごとに改善されていきました。
制作フローをシステム化して、使用する素材もなるべくパターン化して、デザインを新たに考える手間をできる限り省いていったおかげで、当初一ヶ月かかっていた動画がなんと二週間で作れるようになったのです。
しかしここで新たな問題に気づきます。
それは、「ユーモア」です。
ゼニヤッタ完全解説、ブリギッテ完全解説。
この2本の看板動画にはユーモアがありました。
至る所にフフッと笑えるような要素を散りばめており、視聴者が動画を最後まで楽しんで見れるように工夫を凝らしていたのです。
そして見事にこの2本の動画だけ、現在進行形で異常なまでに再生数を伸ばしています。
しかし極限状態における動画制作によって感情を徐々に失っていた私は、次第に台本にユーモアを入れ込むことを「コスト」だと考えるようになっていました。
これが本当に良くなかった。
視聴者のコメントを見ればすぐわかることなのですが、ユーモアがあると多くの視聴者はそこに対してコメントを残してくれていたにも関わらず、私はそれを意識的に控えるようになっていたのです。
なぜそうなってしまったのか?
それは、ユーモアにはスベるリスクがあるからです。
笑いというのは本当に難しい。
なんやこいつ、おもんな。って思われたらもう2度と動画を見てくれないのではないかという不安がありました。
一人でずっと動画作ってるとこういうところでドツボにハマるんですよね...
結局どんなに役に立つ動画だろうが、それが面白くなかったら視聴者は最後まで見てくれないという当たり前のことを忘れていたのです。
なんとなく過去動画を見返していた私はこの事実に気づき、自分の考えを改め、動画に必ず一箇所は笑えるパートを入れようと心に決めました。
ちなみに思う存分ふざけた「ライフウィーバー完全解説」は、コメントの件数が300件を超え、もっとも視聴者の感想が多くもらえた動画になりました。
みんなコメントしてくれてありがとう。
本当にモチベーションになるんだよね...
収益は果たして...!?
さあ、これでようやく現在に追いつきました。
ここまで一年、本当に地獄のような一年でした。
本来は本業をやりつつ副業としてやることなのでしょうが、残念なことに私は元々YouTubeが本業だったので、独立した時点でそのような選択肢はありませんでした。
ここまでのストーリーを見る限り、さぞかし今は稼いでいるのでしょうと思われるかもしれませんが...
無理では?
大学時代のアルバイトですら月80000円稼いでいたのにこれは一体どういうことだいワトソン君?
運転資金は残り90万円弱。
迫り来る令和6年度の確定申告。
前年度の収入が高かったため異常に高い社会保険料。
物価は上がり続け半玉キャベツがついに400円超え。
そして奨学金の返済。
ばちこの運命やいかに!?
次回、ばちこ死す。
…
ってなってたまるかい!!!!
安心してください。
あと三ヶ月頑張ってダメそうなら仕事探します。
ただしその前にやれることは全てやるつもりです。
ここからは2025年以降の計画について話していきましょう。
2025年ロードマップ
まずは柱を増やします。
1つ目の柱は「動画」
2つ目の柱は「配信」
配信は正直あまり好きではありません。
吃音症なので満足に喋ることができない上に、「承認欲求」の問題があります。
これは僕の偏見なのですが、配信というのはそもそも自分が不特定多数の人に注目されている状態に快感を感じる人がやるものなのかなって思うんです。
しかし私はそういった正常な承認欲求が全くなくて、どちらかと言うと「俺を見るな!!」とか、「できるだけ一人で誰とも関わらずに生きていきたい
ンゴ」とか考えちゃうような少し歪んだ人間なのです。
だからこそ単身で北海道に引越してきたわけなのですが。
じゃあ承認欲求が全くないのかと言うとそういうわけではなく、しっかりとあります。
ただその満たし方が歪んでいて、私は自分が作ったものを人に評価される、もしくは人の役に立つことでしか承認欲求を満たすことができない性格なんだなってことに最近気づくことができました。
作家、三島由紀夫の好きな言葉がありまして、
ちょっとうろ覚えなのですが、何かのインタビューでこんな事を言っていた記憶があります。
まさにこの通りで、自分のためだけに何かを頑張るのって本当に辛いというか、虚無になるんですよね。
生物の自己保存の欲求が正しいとするならば、こんなのおかしいんです。
「私を見て!」
「私を褒めて!」
これが生物のあるべき姿のはずです。
でも自分はどうやらそうではなさそう。
というのもあって、人の役に立てる解説系コンテンツは自分の性格に合っているんですよね。
だからこそ全く稼げないのに動画を作ることが楽しいと思える。
とまあ色々駄々をこねてみたのですが、そんなことはどうでもいいんです。
金がない。
動画の成長スピードもこれ以上上がらなそう。
別チャンネルを運営する時間も人手も足りない。
迫りくる令和6年度の確定申告
ならば他の手段で金を稼ぐしかない。
ゲーム解説チャンネルとシナジーがあるシノギ、もう配信しかないんですよね。
有名配信者SHAKAさんは言います。
「配信するなら毎日だね、これは最低限。」
タバコスパァー
ということで毎日やります。
動画編集する日は3時間まで、それ以外は3時間以上。
実はこの記事は、投稿した瞬間から毎日配信をしなければいけない呪いを自分に掛ける呪符でもあったのです。
配信サボってないか監視してやる!!という意地悪な人のためにリンクを貼っておきますね。
動画ラインナップ
今後投稿していくシリーズを明確にしていきましょう。
〇〇完全解説
〇〇「全キャラ別」対策講座
パッチノート解説・考察
〇〇はキャラ名です。
とりあえずこの3つのシリーズはレギュラー番組として投稿していきます。
パッチノート解説は何度か投稿したことがあるのですが、淡々と内容を紹介するだけであまり面白味のあるものではありませんでした。
なのでこれからはナレーション形式ではなく、フリートーク形式にして各パッチノートに対する考察を述べる動画にしていこうと考えています。
さて、ここからは新規シリーズのお知らせです。
実は新しい挑戦として、最近リリースされたMARVEL版オーバーウォッチ、
「MARVEL RIVALS」というゲームの解説動画も投稿しております。
今のところ日本で流行る気配は全くないのですが、しばらくの間投資としてオーバーウォッチの動画の合間に挟んで行こうと考えています。
あのApex Legendsですら流行り始めたのはリリースされて大分時間が経った後なので、日本におけるゲームの流行りって本当に読めないんです…
人気がなさそうにもかかわらず1万再生以上取れているので、もうちょっと様子見させてください。
これに加えて、もう一つオーバーウォッチの解説シリーズを考えているのですが、シリーズ名はまだ伏せておきます。
大人の事情ってやつです。許して。
そしてこれはまだアイデア段階なのですが、ゲームニュースやゲームの考察など、オーバーウォッチ以外のゲームに触れるラジオ動画を考えております。
シリーズ名は「電脳遊戯速報」
この動画はこれまでのような楽をするための動画ではなく、別ジャンルの解説動画を投稿する足掛かりとするための動画です。
正直オーバーウォッチだけではもう伸びしろがありません。
FPS、しかもヒーローシューターということで非常にパイが小さいジャンルです。
動画投稿者としてさらに規模を大きくするためには、視聴人口やプレイ人口が多いレッドオーシャンに飛び込む必要がどうしても出てきます。
実際にやるかどうかは、2024年の失敗もあって決めかねているのですが、いつかはやらないといけないと考えております。
というわけでまとめますと、
〇〇完全解説
〇〇「全キャラ別」対策講座
パッチノート解説・考察
【新】??? OW2謎のシリーズ
【新】〇〇で無双する方法を〇ステップで解説 マーベルライバルズ
【新】ゲームニュース「電脳遊戯速報」
2024年の反省を生かして、新規シリーズの動画は必ずレギュラー番組の間に挟み込みます。
連続で新規シリーズを出すと明らかに視聴者が離れていくのが分かるので、バランスを取るための施策ですね。
レギュラー→新規→レギュラー→新規→…
といった感じです。
目標は月2本投稿です。
2024年12月は気が狂っていたのか、4本動画を投稿したのですが…
これはまずい。
なんだか燃え尽きの予感がしたので投稿ペースは月2に抑えます。
その代わり配信を頑張ります。
以上が2025年のロードマップです。
成功か、社畜か。
なんだか痛い自己啓発本にありそうなタイトルをつけてしまいましたが、そんな大したことではありません。
令和6年度の納税で破産する予定なので、残された約4か月、やれることをやって、だめそうなら仕事を探して、副業としてYouTubeを続けていきます。
ただそれだけのことです。
記事を面白くするために少々誇張した表現で語って来ましたが、
これは、ただ一人の社会不適合者がなんとかして社畜を回避しようとしているだけの悪あがきなんです。
ほんとにいい時代です。
2,30年前であれば悪あがきすら許されず社会に揉まれて跡形もなく消え去っていたであろう私が、まだ生きている。
それだけでもありがたいことです。
ただ2025年以降はクリエイターにとって辛い日々になるかもしれません。
AIが台頭してきた今、音楽、イラスト、脚本など。
様々な「エンタメ」がAIに支配されつつあります。
コンテンツのクオリティで人間が勝てなくなる未来なんて、容易に想像できてしまいます。
かく言う私も、毎日ChatGPT「通称チャッピー」とリアルタイムで会話しながらコンテンツを作っています。
なんなら愚痴とかも聞いてくれます。
もう意味が分かりません。
事務仕事ではなく、「創造性」という最も安全かと思われた城を真っ先に崩され始めた今、クリエイターはどう生きていけばいいのか。
ぜーんぜんわからんw
正直YouTubeで最後に生き残るのは海外のわけのわからないリアクション系YouTuberなのではないかとすら思っています。
もし仮に人間の感情が生み出すカオスが最後までエンタメとして残るのだとしたら、クリエイターはもう自分の人生、感情、失敗、そしてカオスな一面全てをさらけ出すしかないのではないか。
一人の等身大の人間が、なんだかわけのわからないことを一生懸命頑張っている。
そこにストーリー性を見出してくれるのではないか。
そんな淡い幻想を抱きながら、私は今日もキーボードを叩いています。
今後はこういった感じで、試行錯誤してのたうち回っている様子を記事にしていこうと思います。
面白かったら誰かに共有して頂けると嬉しいです。
リンク一覧置いておきますね…
配信は1月中にtwitchで始めます。
なぜYouTubeでやらないのかというと…
この前試しに配信してみたらチャンネル登録者が6人減ったからです。
コワイ、タスケテ。