流行りの声

これは最近思うことなのだが、流行りの声がシャープになってきている気がする。
これだけ聞いてもよく分からないと思うので順を追って説明していく。

かねてより時代ごとの音楽シーンにおいて求められている声質、流行りの歌い方、流行りの声というものがあると思っている。
わかりやすい例を挙げるのなら、邦楽であればBUMP OF CHICKENの藤原基央氏やRADWIMPSの野田洋次郎氏
洋楽であれば、Tears for FearsやDead or Alive、少し違うかもしれないがRick Astley
これらのアーティストは声質が似ている。

似ているだけならなんてことはないが、例に挙げたアーティスト達はたしかに同じ時代の流行りの声だったように思う。
流行るということは廃れるということ。
洋楽で挙げた例のアーティスト達のような歌い方は今はされない。
あの歌い方はあの時代だけに許された歌い方だったのだ。
同じように藤原氏や野田氏のような声質、歌い方はいずれ前時代的なサウンドになっていくことだろう。

さて、今流行りの声とはなんだろう。
個人的に感じている流行りの声の例を挙げたい。

・Official髭男dism
・凛として時雨
・クリープハイプ
・K-POP(全般を知っている訳では無いのでそこは勘弁してください)

正直に言うとOfficial髭男dism以外ほとんど曲を聴いたことが無い(この記事を書くのにちょっと聴いただけ)ので、それは違うやろという意見もあるでしょう。
ただ、私としては、これが流行りの声だなという所感である。

特徴としては少し喉を絞ったような、尖りけのある声質。どちらかと言うと伸びがある声ではないが、存在感のある声だなと思う。歌い方も、日本語を歌うには少したどたどしく、悪くいえばカタコト。(これは例に挙げたアーティストの中で当てはまる人とそうでない人がいるし、韓国の方が歌っているのがカタコトだとバカにしている訳ではない)
何となく英語で歌うように日本語で歌っているようにも思える。というのも、母音が先行していて子音をはっきり発音していない。
加えて指摘するなら、音が上がる時に一瞬わざと声を裏返している歌唱法を使っている。(名前は知らない)

本音を言うと聴いていて耳がキンキンするし、はっきり日本語で発音しろやと思ってしまうので苦手な声である。(日本語をちゃんと歌えというのはONE OK ROCKのTakaにも言いたい)
それに彼らが歌が上手いのかと聞かれたら別に上手くねぇだろとも思ってしまう。

まぁこれが今の流行りの声なのであと数年は活躍することでしょう。

声が全てでは無いが、もしかしたらめちゃめちゃいい曲と出会えたかもしれないのに私の"声でギブアップ"してしまう耳ももったいないな、とも思う。

とはいえこの流行りの声
皆さんはどう思いますか。

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