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7月11日

7月10日は入院以来一番ナースコールした数が少ないのでは?くらい平和な1日であった。
お腹のはりもなく、洗髪をしてもらい、NSTも順調だったと思う。

翌日の朝は採血を終えたあと、何やらすごい胸騒ぎがしたのを覚えている。
冷や汗が止まらなく、鳥肌がたった。

なんか病室の外がざわついているなと思ったら、すぐ看護師さんが入ってきた。

「炎症の数値が悪いので、今日この後朝9時から緊急帝王切開になります。旦那さんやご家族にご連絡しておいてください。8時半にまたきて、手術着へのお着替え手伝いますね。お水、食事はなしです!」

いよいよこの日がきてしまったか。

お腹の我が子にもう少しで会える。けど、我が子は無事に生まれてきて、育ってくれるのか不安がどんどん襲ってきた。

旦那にすぐ電話した。

「すぐ病院行くね。大丈夫?手術の後飲めるものとか買っておくね。何かあったらまたすぐ電話してね。」

と、言ってくれた。

母と父にはメッセージを入れておいた。

そして、8時50分ごろベッドに寝たまま分娩室につれて行かれた。
向かっている途中「先ほど旦那さん着いたみたいです!」と言われて多少不安が和らいだ。
だが、ここで本当に「今から産むんだ」という感覚がどっと沸いた。
不安と怖さが襲ってきた。

本当に大丈夫なのだろうか...
そっとお腹に手を当てて我が子の無事を祈った。


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