観劇 そして僕は途方に暮れる
もう随分と昔のことのように思いますけど今日が大千穐楽なんですね。
おめでとうございます。
眠れないから少し書いておこうかな
シアターコクーン。いい会場ですね、
裕一はとにかく逃げて逃げて逃げるだけの主人公でした。
正直なとこ初めて観劇した日は
クズだね…
うん
クズだったよね…
まぁ可愛かったけどさー
うん
クズだったよねー
と
友人と話しながから食事もお茶もせずに渋谷駅に向かうくらいでした。
初日開けてしばらくは藤ヶ谷くんしんどかったんじゃないですかね。
見ていてハマれてないと言うか裕一を自分のモノに出来てないような印象に見えたんですね。
私はと言うと、弟に厳しい姉、宗教にハマる母、家族から逃げてオンナを作る父への近親憎悪とでも言うのでしょうか…不快な気持ちにがんじがらめになっていて挙句、仕事で上手くいっていない現状も重なって私も所詮はダメな家族の1人なんだよなと当てはめていました。
どこにでもある家族、ありがちな父、母、姉、弟、なんですよね。
それの全部入り。
藤ヶ谷くんがハマれないのは仕方ないのではーー？と思っていました。
だけど、、、藤ヶ谷くんちゃんと裕一理解して自分の身体に裕一を降ろしてましたよね。
何回か観劇したのですがどんどん裕一になっていて裕一のクズさと少しの優しさ
その優しさから騙されてることに気づけなかったり後半は繋がりがわかって周囲の人間性が分かってくると「裕一、おまえが一番可愛いよ」まで思っていましたし。
藤ヶ谷くんも前田さんも稽古の苦労は語らないけれど会見でげっそり痩せた藤ヶ谷くん
ブログで「甘いもの美味しい」と言った前田さんを思うとかなりしごかれたか今までのクセを修正されたのではないかなと感じました。
前田さんとても可愛い彼女役で後半ドンドン良くなってましたね。
三浦さん舞台始まってもかなり修正したように観ていて感じたし飲み込みも早いんでしょうね。
印象的だったのは
カテコの前田さんの表情の堅さ「里美の表情だなー」と思いました。素敵な女優さんですね。
藤ヶ谷くんは最初のカテコから2回3回と出てくるたびにドンドン裕一から藤ヶ谷くんになっていくとこが印象的だったかな。
上手く言えないけれど藤ヶ谷くん、この舞台で随分変わったなーと思いました。
何か新しいモノを手にしたのなら良かったです。
面白い舞台でしたが
わたしはしんどかったなー。
そうだカーテンコールで
大沢誉志幸さんの
そして僕は途方に暮れる が流れます
懐かしくて今も変わらずいい曲でした。
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