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うんちは紙パンツでするのっ!

3歳前後を目安に
おむつが外れる子が多いと思いますが、
4歳、5歳になっても
「うんちだけはできません!」という子がいます。

おしっこはトイレでできるのに、
うんちだけ・・・なんで?

おむつが外れる前後の年齢の子たちは
大人に比べておしっこの回数が多く
1日8回前後が平均的です。

継続は力なり。
回数が多いだけに
トイレに行く回数も多くなります。
そこで成功体験を繰り返すことで
トイレでおしっこできるんだ~♪の自信と
ペースが定着しやすい、
それがトイレでおしっこの特徴です。

一方、うんちは回数が少ないし、
おしっこに比べてある程度の我慢、
自分でコントロールができてしまうために
トイレでチャレンジする機会も圧倒的に少ないです。

なので、
なかなか慣れるところまで行き着きません。

うんちをしたい感じもわかっているし、
トイレですべきなのもわかっているけど

トイレはこわい・・・
紙パンツは安心!

子どもがトイレでうんちすることを
嫌がる理由としてよく言われるのが

『トイレは足が届かないので踏ん張れない』
というもの。

でもばぶばぶに来ているたくさんの子どもに
その理由を聞いてみたところ

「ポトンってうんち落ちるねんで。
こわいやん・・・!」

という話がジャカジャカ出てきました。

おしっこと違い、
しっかりと形があって重さもあるので
まるで身体の一部が自分から離れて
ブラックホールに吸い込まれてしまうような
なんともいえない恐怖を感じるのだそうです。

うーん・・・
例えるならば、

「お産がこわい!」

に、似てるのかな?と思います。

出産のとき、
信頼をおける産科医や助産師に
赤ちゃんを受け止めてもらえる環境なら
安心していきめるけど、

受け止めてくれる場所や人がいない!
となると、
恐ろしくていきめませんよね。

トイレにうんちが落ちていく感覚は
そんな感じなのかな~。

紙パンツは、
子どもにとっては産科医であり、
助産師なのかもしれないです。

トイレは、
無介助分娩かな?
そう考えるとめっちゃ怖いですね。

無介助分娩(トイレでうんち)に
いったん抵抗感が生まれると
「ここでは絶対したくない」になり、
うんちは我慢がきく分、できるようになるまで
少々時間がかかります。

※ 本物のお産では、
無介助分娩は本気で危険なので
できるようにならないでくださいね~笑

そして、大人目線のさらなる疑問。

うんちがおしりにベタっとくっつく感じ、
気持ち悪くないのかなぁ?

3歳すぎるとやっぱり気持ち悪いみたいです。
だから、紙パンツでうんちが出たあとは
おしりにうんちがつかないように
ガニ股で歩いてママに知らせに来たり、

「ウンチ出てるから座れないでしょ!」
って、なぜか逆ギレしてきたり。
(なんでやねん笑)

だったらトイレでしろよ!と思うけど
子どもって不思議。
おしり事情が緊急事態になったとしても、

それよりうんちが便器にポトンの感覚のほうが
ずっと抵抗があるようです。

うんちをしたくなったら
わざわざ紙パンツに履き替えます。(めんどくさー)
そして、たいていの子は、
家の中の決まった場所へ移動し、
隠れるようにして静かにうんちー。

それは、カーテンの陰だったり、
ドアの向こうだったり、
キッチンの死角だったり。

子どもなりに
うんちを出すときは集中したいので、
なるべく「見ないで」「そっとしておいて」
なんでしょうけど

その姿、
かわいすぎて動画撮りたくなりますね。
(プライバシー侵害ですね~笑)

紙パンツうんち問題で悩んでいるママ、
慌てなくて大丈夫ですよ!

必死にトレーニングする必要も
ないと思います。

うんちしたそうな気配があったときに
さりげなく声をかけ
トイレに誘導する方法も悪いとは思いませんが

ママがあまりしこくいうと
子どもはあまのじゃくだから
かえって「イヤ!!」な状態に陥りがちです。

放っておけばいいと思います。
そのうち自分から必ず
「トイレでする」と言い出しますから♪

自発的で自然な紙パンツ卒業の流れを
ゆっくり待ってあげればいいと思います。

いずれにしても、
トイレでうんちする能力はあるけど
それをお披露目せずにきただけのことなので
あるきっかけでいったんできるようになってしまえば
あとはスムーズにいきます。

うちの11人目、
ととちゃんは3歳2ヶ月まで
おしっこさえトイレ全拒否でしたー。(^_^;)

そろそろトイレでおしっこ、
どないでしょうか?

ときどきお声かけをさせていただきますが

「ううん、ととトイレきらい」

「トイレはまだ結構です」とお断りされ続けました。

おむつ生活もどうせあとわずかです。
なにせ11人目なので、
わたしの人生に『おむつ替え』という作業は
ルチーンワークとしてインプットされています。

21年間、子どもたちの
おむつ替えを1日も休むことなく
繰り返してきたんです。

それがもうすぐなくなるなんて!!
そんなの寂しすぎるでしょ!

想像しただけで
適応障害でも起こしそうな
喪失感がありますっ!

おむつはお金かかるし、
ゴミが増えるし、
エコではありませんが

わたしの自己満足のため
トイレを拒否るととちゃんに
なんて空気を読む子なんだ、と
心から感謝しています。

まだおむつでいいよ。
トイレなんか行かんでよろしい。
と、娘の成長の足を引っ張っていましたが、

残念ながら『その日』は来てしまいました・・・。

3歳2ヶ月のある日。

「とと、お姉ちゃんパンツ履くから!」

プリキュアのパンツに得意げに足を通し、
あっけなく・・・本当にあっけなく、
おしっこもうんちも余裕で
トイレデビューしてしまったのでした。

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