◆ママ友断捨離
わたしが第一子を出産したのは21年前。
気づけば四半世紀も子育てをしています。
あの頃はインターネット駆け出しの時代で
子育て情報を得ることも簡単ではなく
情報収集のおもな方法は月刊の育児雑誌だったと
記憶しています。
あれからネットが普及し、
ブログ、LINE、インスタグラム、
ツイッター、facebook、YouTubeなどのおかげで
欲しい情報はすぐにgetできるようになり、
コミュニティーの幅も格段に広がり
ママ友づきあいの上でも便利になりました。
ですが、その反面、
ママたちは人間関係に悩み、
アナログだった昔に比べて
逆に孤独になっていたり、病んでしまっている
ママが多くなったようにも感じています。
子ども3人目ぐらいまでは
ママ友付き合いはわが子のため、
ママとしての必須項目、義務である、と信じ、
わたしは一生懸命でした。
ママ社会に適応するため、孤立しないため、
幼稚園の送り迎えの集合場所では
旦那のグチ、ご近所のうわさ話、義母の悪口で渦巻く
ママ友との井戸端会議に(作り笑顔で)参加したし
授業参観日には
ママ友とランチ経由、一緒に学校へ、
参観後はお茶しながらおしゃべり、
というお付き合いも(努力して)頑張っていました。
LINEには、
ママ友の名前がたくさん登録されていました。
PTA活動にも参加しました。
うちは子だくさんで
常識からちょっとはみ出した人数なので(笑)
それだけでも身構えられます。
だからこそ積極的に
ママ友つながりを大切にして
〝わたしは変な人ではありませんアピール〟を
しながら渡り歩いていました。
でもそれは、
上から6人全員が定型発達(一般的な発達の子)だったから
うまくやれたんだと思います。
7人目の子、ななちゃんには発達障害があります。
すると小学校の保護者同士の付き合いは
一気に難しくなりました・・・!
ななは、感覚過敏があるために、
乱暴な言葉で友達を威嚇したり、
友達の筆箱を窓から投げ落としたり、
友達の作った作品をめちゃくちゃに壊してしまったり
教室に立てこもって鍵をかけてしまったり、
困った行動オンパレードです。^^;
一般のママたちに
発達障害について知識がなければ
『乱暴な子』
『家庭に問題のある子』
『しつけができていない子』
→親の顔が見てみたい!( *`ω´)
というネガティブなレッテルを
貼られてしまうことになりかねません。
『理解してもらいにくい子どもを育てている』
というママの新バージョンを
7人目の小学生ではじめて経験して、
彼女に向き合い、寄り添うだけでもたいへんなのに、
さらにママ友付き合いにまで
エネルギーを消費するのは
力の使いどころとしてズレてる。
無意味やなぁと気づいたのでした。
発達障害のある子を育てるママは
毎日気を張りつめてた状態が継続されるので
溜まっていくストレスはハンパないと思います。
とはいえ、定型発達の子を育てていても同じように
ママたちは家事、仕事、子育て、
すべきことに追われているはずで
発達障害うんぬん関係なく、
子育て全然余裕〜♪
毎日暇で持て余す〜♪
というママはきっと
少数だと思うんですよね。
責任感の強い真面目なママほど
がんばりすぎます。
「子どものために」と無理してしまいます。
かつてのわたしはそうでした。
昔、かなり仲良くしていたママ友が
ある日突然冷たくなったことがありました。
あからさまに距離を置かれているのを感じました。
わたし、何かしたかな?
考えたけどわからなくて、
悪いことがあったら謝りたいので
怒ってる理由を教えてほしいとメールしたわけです。
返ってきた答えは
「わからないならもういい。
私は一旦ムリと思った相手はもう無理やから」
でした。
子ども同士は幼稚園時代からずっと仲良しで
家も近所だし、クラスも一緒だけに悩みました。
親しい仲にも礼儀あり、が
仲良くなりすぎてつい素行が乱雑になってしまい、
相手を不快にさせたのかもしれません。
ママ友づきあいに
緊張の糸を緩めたらいけなかったのだろうか・・・
いくら相手の気持ちを探ろうとしても
到底わかりはしないし、
憶測やうわさ話は信憑性もありません。
楽観的にとらえられたらいいけど
それができないのがママという生きものですよね。
人って突然
こんなふうになるんやな・・・という絶望と喪失感、
そして「何かをしでかした自分」にモヤモヤし、
ママ友との付き合い方がわからなくなりました。
そもそもママ友って友達?
子どもを通しての大人の付き合いの本質は
自分という個人主体で
積極的に関わっていくものではないので
『友達』と混同すべきではない存在なんですよね。
子どもが絡むからこそ
相手の言動、行動から余計な憶測を
してしまったり、勝手に傷ついたりします。
こう見えてわたしは繊細で傷つきやすいです。
真面目で几帳面です。
悩まなくていいことや責任を感じなくても
いいようなことをひとりで背負いこんでしまう
傾向があります。
ママ友問題は
今まで悩むことでしか解決できないと思っていました。
40代になり、
『他人のこと優先。自分が休むなんてありえない!』
というスタンスは相変わらずだけど
ママ友づきあいにはすっかり意義を感じなくなり
気づけば徹底的に断捨離していました。
自分がごきげんでいられるようにすることを
優先できるようになったら
余計なことに神経使わなくていいので本当に楽です。
自分が本当にすべきさまざまなことの
パフォーマンスが上がった気がします。
子どもの友達の保護者の方々には
参観日や行事で目が合ったら
明るく挨拶はします、
でも、それ以上は深入りしません。
(逃げるように笑)そそくさと退散します。
何かあったときに声をかけあったり
助け合えるということや
ママ同士のコミュニケーションから
わが子からだけでは知り得ない情報共有ができるなど
近所にママ友を持つメリットは当然たくさんあります。
でも、そういう相手って
たくさんはいらない。
ほんのちょっとで十分なんだろうな〜。
人見知りで
心を開かないシャイな人
わたしは近所では
そんなふうに思われているかもしれません。
ふふふ〜( ̄▽ ̄)
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