冬は嫌いだ。寒いと立ち漕ぎをする時に少しオシッコが出るから。

最近息が止まりそうになった時が二回ある。

一つは、水で顔を洗った時。この時期、給湯機の力を借りずに顔を洗うのは酷だ。頭からお風呂に避難したくなる。

そしてもう一つは、ういろうプリンの解散だ。

ツイッターでこの文字を見た時。一瞬息も止まったし、心臓も止まった。全く構えていなかった。絶望と衝撃を一気に食らった。

間違いなく面白く、非の打ち所がない漫才。ちょっとこれは勝てないな。こんな漫才ができたら気持ちいいだろうなぁ。見る度に思った。決勝の舞台でこの漫才を見たいとも思った。いつもあざやかに笑いを取っていた。あざやかだった。

お世辞でも僕達の漫才を面白いと言ってくれた事が嬉しかった。有り難かったし、間違いなくモチベーションになった。

めちゃくちゃ面白いくせに優しかった。誰からも認められていた。たくさんの後輩に慕われていた。後輩のお手本になるような漫才師だった。目標にすべき漫才師だった。

そんな人達が売れる事なく解散をした。これは、僕達にはとても受け入れ難い事実だ。あんだけ面白くて、あんだけ漫才に向き合っても売れないのか。あの人よりウケていない僕達は続けてていいのか。自信を無くす芸人が出てきてもおかしくない。そう考えたくないから、僕等のためにも続けて欲しかった。我儘でしかないけど。

腹立つ世界ですよ。

どう考えたって勿体ないですよ。

皆が言ってるのに面白いって。







来年コソっとM-1出て優勝しちゃえばいいのに

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