見出し画像

第37回 1月27日放送後記

寒い日々が続いてますね。三寒四温を期待しているのですが、ずっと冷え込んだ状態です。この日もスタジオ内が寒かったようで藤川アナウンサーは途中から一枚上着を着こんで収録していました。
さて今回の「Other Worldly」というテーマは悩みに悩んでつけましたが「なんのこっちゃ」と思われる方もいらっしゃったかもしれません。
今回は、歌詞が私たちの日常から離れた世界観のものを中心にセレクトしてみました。

オープニング 『アンダルシアに憧れて』※
(1997年7月10日 発売 「PLAYZONE '96 RHYTHM」 M-10)

先輩である近藤真彦さんのシングル曲。PLAYZONEを始め、テレビ番組等でも歌う機会があったのでご存じの方も多いかと思います。披露したのは11作目のPLAYZONE「RHYTHM」でした。この年のPLAYZONEは、ジャニーズの楽曲で構成された舞台。東山さんが以前からダンスナンバーにしたらかっこいいなと温めていたこの曲を披露するのは今回しかないと思ったそうです。スパニッシュのアレンジで繰り広げられた楽曲は、振付もふくめ、堂本光一さんや今井翼さんを始めとする名立たる後輩たちがカバーするなど、ご自身が自信作と仰るように、見事に東山紀之カラーに塗り替えて、近藤さんとはまた違った魅力を放つ楽曲となっています。

画像4

M-1 『衛星の街(サテライト・シティー)』(1990年12月23日 発売 「Heart to Heart 5years 少年隊 ・・そして1991」 A-1)

クールなサウンドの中に、当時はまだ夢の存在だった「リニア」という言葉も登場する、近未来を意識したような楽曲。この曲は、大都市から少し離れた都市に住む若者が大都会の流行に憧れつつも自分自身をなくさず、今いる場所でも輝けるんだという事を歌っています。渇いたリズムとシンセベースが織りなすサウンドや比較的淡々と続くメロディラインの中にあって、途中に入る東山さんが歌う英語詞の部分や、サビの最後の「サテライト」という部分に、ここまでため込んだ感情を一気に放出したような熱気が感じられ、クールさとホットな感情表現のバランスが絶妙な楽曲です。アルバムの1曲目というのはアルバム全体の印象を決める事が多いのですが、この楽曲のカッコよさはまさに、このアルバム全体が「クールでおしゃれな一枚」という印象を決定づけているように思います。

画像2

M-2 『Replicant, Resistance』
(2020年12月12日 発売 「少年隊 35th Anniversary BEST」限定盤 DISC 4 -SOLO- M-8)

錦織さんが歌うこちらの楽曲は、1992年に上演された『さらばDiary』の劇中歌として発表されたもの。この年はサントラ盤の発売がなかったので長らくVHSのビデオに収録された楽曲を楽しむしかありませんでした。その後、PLAYZONE 2001 “新世紀”のSHOWTIMEでも披露されましたが、サントラ盤には入らなかったので、「35th Anniversary BEST限定盤」に収録され、こうして多くの皆様と一緒にラジオで聞くことが出来たのは本当に嬉しいです。わが広報スタッフのツイートでもありましたが、CDは限定盤にしか収録されていませんが、2001年発売の「PLAYZONE 2001 “新世紀”」DVDでは軽やかに踊りながらこの楽曲を披露されていますので、ぜひ気になった方はDVDをチェックしていただければと思います。

画像3

M-3 『Love's In Your Heart』※
(2001年8月1日 発売 「PLAYZONE 2001 “新世紀” EMOTION」 M-7)

最後にお送りしたのは植草さんのソロナンバー。透き通るようなボーカルが殺伐とした世界から再び夢の世界へと運んでくれるようにという事で選曲しました。何度もこの放送後記でも書いているかと思いますが、植草さんの歌声はいい意味で変わらないですよね。10代のころから安定した歌唱力ですが、30代半ばで披露した歌唱も透明感があり、温かさを感じます。ご本人曰く「とても緊張しい」という事ですが、いつだって堂々とバッチリ決めてくれる植草さんの歌声はどの時代の曲を聞いても、澄んだ響きが心地よく素晴らしいなと感じます。5月からまたコンサートをされるという事で、生で歌声が聞ける機会があるのは非常に楽しみですね。

画像4


収録現場では回を重ねるごとにディレクターさん、藤川アナウンサー他、現地スタッフの方々も私たちの考えてくることを瞬時に把握してくれて、とてもやりやすい環境を作ってくださっています。いつもオープニングはどの位置でタイトルコールを入れるか、打ち合わせの上決定するのですが、今回は完全にディレクターさんにお任せでした。とても心地の良い入り方で一気に曲の世界に引き込まれ、リモート参加の私は、画面越しにマイクをミュートにして「カッコいい!!」と思わず言ってしまいました。最高のオープニング&タイトルコールをありがとうございました

画像5

さて1月の放送も無事終わりました。少し前からラジオ制作実行委員の広報スタッフが、放送中にリアルタイムtweetで曲紹介を行っています。放送以外でもリスナーの皆様が楽しんでいただけるように頑張っていきますので、こちらもどうぞよろしくお願いします。

今週もお聴き頂きありがとうございました(もも)

※『アンダルシアに憧れて』収録の「PLAYZONE ’96 RHYTHM」及び『Love's In Your Heart』収録の「PLAYZONE 2001 “新世紀”EMOTION」は全国のCDショップ・オンラインショップで発売中です。