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第25回 11月4日 放送後記

25回目を迎えた『It's SHOWTIME!』。最初は4回の予定が延長となり12月まで放送が決定。最初の4回で終わる予定でしたので、廃盤より限定盤を中心にお送りしていましたが、長く放送できる事になり、廃盤になってしまった楽曲もたくさんかけられるようになりました。今回の放送テーマは選曲が先にあり、台本を作るときに「少し異次元な世界観を歌ったナンバー」という形で書いてみました。何が異次元だったのか・・・。収録後、放送までずいぶん悩みましたが、今まで恋や星空といったテーマである程度まとめていたので、そういったテーマにもあてはめづらい、でも多くの方に聞いていただきたい曲をお届けしました。

オープニング『Gamble Guy』※
(1999年1月27日発売 「Prism」M-6)
 ポップなナンバーで、リクエストも多くいただいていました。場所はラスベガスのようなカジノ。人生そのものがギャンブルといったところでしょうか。30代になり歌詞もグッと大人っぽい気がします。20代は恋愛も仕事もガムシャラな事が多いと思いますが、30代に入って少し世の中の事も見渡せたり自分自身もわかってくる。そんな年代になってから歌うからこそ、映える一曲だと思うので、もっとテレビとかでこの曲を聴きたかったなぁと個人的には思ってます。(私はあまり詳しくなかったのですが、後輩のグループが歌ってらっしゃると、仲間に教えてもらいました。少年隊の曲って本当にたくさんの曲が後輩に受け継がれているんですね)

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M-1 『ガ・ガ・ガ』
(1987年7月1日発売 「TIME-19」 B-4)
 まさに異次元な世界観の一曲です。この曲が発表されたのは1987年。アイドルがラップを取り入れたのは、1985年の田原俊彦さんの「It'sBAD」や風見しんごさんの「BEAT ON PANIC」などがありますが、少年隊も早い時期にラップを取り入れた楽曲をアルバムに収録していました。ラップはリズム感が良くないと成立しないと思っていますが、さすがそこは鍛え抜かれた少年隊らしく、Aメロ・Bメロともにしっかりラップもご自身のものにされているなと感じられます。そしてサビではしっかりハーモニーも聞かせてくれます。30年以上も前の曲とは思えないくらい今聞いても新鮮で、こんな曲も歌っていたんだと驚かせてくれる楽曲です。

M-2 『Knock my Soul』
(1990年12月12日発売 「砂の男」カップリング)
 この曲もまた、今までとは違うイメージの楽曲です。タイトル曲であった「砂の男」は聴けば聴くほど、味わい深いの落ち着いた楽曲ですが、こちらの曲もまた、これまでとは少し印象が異なったシティポップ。カップリングの曲はラジオ等で流れる機会が少ないので、初めて聴いたという方も多かったのではないでしょうか。まだまだ新鮮に聴いてもらえるのは嬉しいです。もっともっと色んな曲調の楽曲をこれからもお届けしたいと思います。

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M-3 『NIGHT WING』※
(1998年8月26日発売 「愛と沈黙」カップリング)
 幻想的で夜間飛行を思わせるような、静かに始まる曲ですが、サビにはいるとメジャーコードに移行しパッと開かれたような印象に変わります。夜空を自由に飛び。まるで空から地上を見下ろしているような世界観でとてもおしゃれな楽曲です。時間がなくて長くお聴かせできなかったのが悔やまれます。なお、『PLAYZONE '98 5night's』(1998年8月5日発売)※にも「NIGHT WING~永遠の旅~」として収録されていますが、シングルとは歌詞が異なり、曲の長さも違います。歌詞の世界観も真逆な印象です。
どちらも現在も正規で購入ができますので、ご興味がある方はぜひ聞き比べしてみるのもよいかもしれません。

今回の「少し異次元な世界観を歌ったナンバー」いかがだったでしょうか?
このテーマで良かったのかな、テーマと選曲はあってるかなと最後の最後まで悩み、不安でしたが楽しんでいただけていたら嬉しいなぁ。
今週もお聴き頂きありがとうございました。(もも)

※『Gamble Guy』収録のアルバム「Prism」、『NIGHT WING』収録の「愛と沈黙」また、『NIGHT WING~永遠の旅~』収録のアルバム「PLAYZONE '98 5night's」は全国のCDショップ・オンラインショップで発売中です。