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第22回 10月14日 放送後記

 季節の話を放送内に組み込むのは、生放送ではないのでなかなか難しいのですが、この放送を聴く時間はさすがに少し冷えるかなと感じる事が多くなりました。というわけでそろそろ秋を感じさせる曲もお届けしていこうと選曲した第22回放送回。テーマは「秋に聴きたい恋の曲」として4曲をお届けしました。秋らしさといっても歌詞に「秋」を感じさせるキーワードがはいっているもの、サウンドそのものが秋のイメージを感じさせるもの、そして私の壮大なる勘違いにて秋の曲にセレクトしてしまったものという、結果秋らしくない「恋の曲」になりました。

オープニング 『じれったいね』※
(1988年11月10日発売 シングル曲)
 オープニングにはいつも藤川アナウンサーによるタイトルコールが入るのですが、どのあたりに入れるかはスタジオでベテランミキサーのUさんをはじめ製作スタッフで何度か曲を聞きながら調整しますが、今回も本当に心地のいいところでタイトルコールを入れていただきました。秋らしい歌詞の一曲として選んだこの曲に関しては、「大人っぽい一曲」「色気のある一曲」というメッセージが多く寄せられました。もう少し色んなメッセージを藤川アナウンサーに読み上げていただきたかったのですが時間がなくて申し訳ありませんでした。また機会をみつけてシングル特集やカップリング特集なども考えていきたいなと思います。

M-1 『Season』
(1989年9月21日発売 「PLAYZONE ’89 Again」 B-4)
 PLAYZONEの劇中では、男同士の友情が描かれたシーンでの披露でしたが歌詞を見ると、恋人と過ごした季節を思い出しながら別れを後悔する心情が歌われています。季節は秋に限定しているものではないですが、少しノスタルジックなサウンドが秋を思わせる一曲として選ばせていただきました。それぞれのソロ歌唱、そして3人の声が合わさった時のハーモニーの美しさをじっくり堪能できる曲なのですが、ラジオ等でかかる機会は極端に少ないので初めて聴いたという方もいたと思います。ですが、オンエアの可能性はあると思いますので、他の番組へのリクエストにもつながればいいなと個人的には思っています。

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M-2 『君がいたから』
(1990年12月23日発売  「Heart to Heart 5years 少年隊・・そして1991」  M-3)
 「season」が別れを後悔する心情を歌った歌ならば、こちらの曲は季節が巡って決心を恋人に告げる歌。やはり懐かしいサウンドで静かな夜にしんみりと聞いてほしい一曲です。リクエストでも「プロポーズの曲」という声が多かったように、教会をイメージしたようなオルガンから始まるイントロで結婚式の情景を思い出させるのでしょうね。アルバムではシングル曲とはまた違った曲調に挑戦しているので、まさに隠れた名曲の宝庫だなと思いながらスタジオでも聞き入っていました。すっかりおなじみになった「Hey!」のジングルがなかったのも、しっとりと2曲を続けて聞いてもらったほうが秋の夜長にピッタリと感じたミキサーさんや藤川アナウンサーなど現場スタッフの判断によるものでした。

M-3 『Let  Me  Love  You』※
(1999年1月27日発売 「Prism」M-12)
 しんみりした曲が続いたので、少し華やかな一曲をという事でセレクトしてました。歌詞カードを見ると「ちらつくスノーフレーク」とおそらく季節は冬、雪が降る季節を歌っているのになぜ秋なのかと思われた方も多かったのではないかと思います。こちらは私の壮大な勘違いもありました。冒頭の歌詞が「10月のスノーフレーク」と長年聞こえていてすっかり季節外れの雪なのかと勝手に勘違いしていたのでした。なので本当に季節外れの選曲となりお恥ずかしいです。曲はとても華やかで、30代の少年隊の美しいハーモニーと大人の魅力もたっぷり詰まっています。少し勘違いが入ってしまった秋のセレクトでしたが、楽しんでいただけていたなら嬉しいです。

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秋に聴きたい恋の歌を中心にセレクトしました今回の放送。結果的には「秋はまったく関係ないじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、少年隊にとってはオリジナルアルバムが発売されるのは秋~冬が多かったので、そんなアルバムの中からのご紹介も多くなってくるかと思います。引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです。

今週もお聴き頂きありがとうございました。(もも)

※『じれったいね』収録「少年隊 35th Anniversary BEST」及び『Let  Me  Love  You』収録「Prism」は全国のCDショップ・オンラインショップで発売中です。