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第9回 7月15日 放送後記

 少女時代、青春時代にアイドル雑誌の付録でついていた歌本のページをめくりながら、素敵な詞の世界を何時間も眺めては詞の世界を想像したことはありませんか?
 シングルやアルバムが出ると、歌詞を眺めて、歌に出てくる女性を自分に置き換えてちょっとしたヒロイン気分になったことはないでしょうか?(私だけかもしれませんが・・・) 
 今回の放送は、「心を捉えて離さない言葉」がテーマ。印象に残るフレーズや小説を読んでいるような世界観で、少年隊の曲の魅力を引き出してくれた松本隆先生が手掛けてくださった作品を特集してお送りしました。

オープニング 『バラードのように眠れ』※
(1986年11月28日発売 シングル)
  イントロと一緒に流れるコール音から印象的な一曲。放送でも触れましたが、この曲には「4009」という4桁の数字が歌われています。「フォーダブルオーナイン」と発音する事もとても印象に残るフレーズです。この番号をプッシュしてみたり、暗証番号に設定してみたり。
 3人のお誕生日、デビュー記念日などと同様にこの数字を大事にしている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。「4」も「9」も日本ではどちらかというとあまり印象のよくない数字なのに、この曲のおかげで素敵な数字に思えます。

M-1  『ABC (S.P.DANCE MIX)』
(1987年11月11日発売シングル※オリジナルバージョン/本作品は1988年4月発売のCD「ふたり」のカップリングとして収録)
 この番組が始まる前に、実行委員会のメンバーがTwitter上で「お気に入りの少年隊ソングベスト6」を聞いたところ、388名から回答があり、ランキング形式にした時にはかなり上位に入った曲。少年隊の代表曲といえば、「仮面舞踏会」や「君だけに」が有名ですが、個人的にはこの曲は最高の一曲だと思っています。そんな方も多いのではないのでしょうか。
 今回は、シングル「ふたり」のCDのみに収録されたリミックスバージョンでお届けしました。このバージョンはテレビでも一度披露されたことがありましたが、前日に振付をして深夜までかかって大変だったそうです。でもそのダンスは、とってもかっこよかったのを今でも覚えています。
 

M-2 『魔法のウィンク』
(1986年11月28日発売シングル「バラードのように眠れ」B面)
 この曲の印象的なフレーズといえば「PATIPATI」という言葉でしょうか。個人的には冒頭の「まるで手錠かけられてるようだよ」というフレーズにドキリとしたものです。目があったら動けなくなってしまう状況を手錠という言葉で表現されていて、それがまた素敵だな、かっこいいなと思ってました。この曲は東山さんがお好きな曲という事で、クエストをくださった「おしゃれ泥棒」と同様のマイナーコードのミディアムナンバー。この曲もいつかダンスナンバーとしてやりたかった曲なのかな?なんて思ったりしました。

M-3 『雨のスタジアム』
(1987年3月3日発売シングル「STRIPE BLUE」B面)
 この放送回の収録は1週間前だったので放送日にすでに梅雨明けしてたらどうしようと思ってましたが、当日は雨。少しホッとしました。
 季節に合わせて曲を構成していると、放送日当日までドキドキします。ですが、今のところ当日のお天気とピッタリ合っていて、的中率は100%です。(笑)
 なおこの曲は、すでに廃盤となっているのですが時間の都合で最後までお聞かせできませんでした。いつかまたフルコーラスでおかけできる時があればと思っています。

 ちなみに、この放送の翌日は、松本隆先生のお誕生日でした。いつかまた少年隊の楽曲を手掛けていただけたら嬉しいなという願いを込めてお届けいたしました。今週もお聴きいただきありがとうございました。(もも)


木曜夜11時45分は ラジオ大阪  『It's SHOWTIME!』
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※「少年隊 35th Anniversary Best」(通常盤)は全国のCDショップ・オンラインショップで購入できます。