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第36回 1月20日 放送後記

大寒のこの日、全国的にも本当に冷える一日となりました。季節にちなんだ楽曲をと選曲を進めようと思いましたが、一度作って事情があり延期となっていたセットリストをこの日に放送することに。疾走感あふれるナンバーを中心としたセットリスト。寒くて体をすくめてしまいがちですが、心はホットになったでしょうか。

オープニング 『NON STOP!!』※
(2005年8月10日発売 「PLAYZONE 2005 ~20th Anniversary~ Twenty Years ・・・そしてまだ見ぬ未来へ」 M-1)

オープニングにふさわしい疾走感あふれるナンバー。錦織さんに続くボーカルは元光GENJIの赤坂晃さん、そして佐藤アツヒロさん。その後植草さん、東山さんと続き、この5人でサビのメロディを奏でます。余談ですが、私が赤坂さん、アツヒロさんを認識したのは87年の元日に行われた武道館コンサート。当時は少年隊の3人の後ろで踊っている可愛らしいジュニアの一員だったのですよね。2005年のPLAYZONEはお二人もメインキャストとなっていました。この当時、赤坂さん、アツヒロさんともに『先輩と一緒に作り上げていく舞台はとても楽しく温かい場所だ』と仰っていました。後輩の自分たちの事を認めてくれる、言いたいことを言える仲だったという事も仰っていて、そこにチームで舞台を作り上げていく温かさのようなものがあったんでしょうね。時間や成長と共に関係性は少しずつ変化していくとは思いますが、とてもいい関係を築けていたのでしょうね。

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M-1 『ZERO』
(1986年9月1日発売 「翔SHONENTAI」A-1)

 少年隊初めてのオリジナルアルバムの一曲目に収められた楽曲らしく、スピード感があり、「まさにこれからスタートするぞ!」という意気込み、若さが感じられる一曲です。冒頭の植草さんのセリフも初々しさが残っています。リクエストでも「元気がもらえる」「パワーがもらえる」といった声が多数寄せられました。

M-2『Morning Train』
(1990年6月30日発売 「PLAYZONE ’90 SHOW劇 MASK-仮面-』 M-9)
 
 こちらも根強いリクエストをいただいていた一曲。放送日にスタッフがTwitterで紹介していましたが、この曲は、矢沢永吉さんにたくさんの詞を提供されているシンガーソングライターの西岡恭蔵氏が作詞したもの。矢沢永吉さんの大ファンだと公言している錦織さんが西岡さんに作詞をお願いしたと以前ラジオで話されていました。きっと錦織さんにとっても大切な楽曲の一つなのでしょうね。

M-3『Never give it up!』※
(2000年8月2日発売 「PLAYZONE 2000 “THEME PARK”」 M-5)
 
80年代~90年代の若い頃は、エネルギッシュで疾走感あるナンバーというのは多数存在していますが、2000年に発表したこの楽曲もまた勇気をもらえる一曲となっています。当時は30代半ば。まもなく迎える21世紀を前にパワーある歌声で「決してあきらめない」というメッセージ性も含んでいます。あきらめないで頑張っているリスナーさんからのメッセージもとても素敵でした。お名前を全員紹介できませんでしたが、たくさんのリクエストをお寄せいただきありがとうございました。


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さて、収録時のお話を一つ。この放送は、新年最初の収録でした。終了後、藤川アナウンサーから「年末年始の間に中古ショップで少年隊の昔の映像作品やパンフレットを見つけて、救出してきました!!」と嬉しそうな報告がありました。この収録に合わせてわざわざ自宅から持ってきてくれたのでしょうか。過去のPLAYZONEのVHSビデオやパンフレットをニコニコしながら見せてくれました。ご存じの通り、藤川アナはこの番組に関わるまでは少年隊の楽曲も数える程度しか知らなかったのですが、この半年ちょっとの間で、まさかVHSの映像作品までご自身で手に入れるとは!もう立派な少年隊ファンですよね。

 この中には1987年1月1日に行われた「NEW YEAR CONCERT ’87 SHONENTAI 武道館LIVE」のビデオがありました。このコンサートではステージの3人と客席とで記念撮影をして、そちらが歌詞カードと共に封入されているのですが、それを見ながら「ここに映っているファンの方たちが、今ラジオ聞いてくださってるんだなぁと思うとなんだかグッときますね」と仰っていて、その言葉になんだかこちらがグッと来てしまいました。

 このコンサートは私も行ってたんですよというお話をしたところ「僕はまだ生まれてませんね~」と言われてしまい、改めて年の差を感じたりもしましたが、こうして番組を通じて少年隊に興味を持ってくれた藤川アナのような若い方にも良さが伝わっていて、少年隊ってすごいな、やっぱり本物は何十年経ってもきちんと評価されるんだなという事を実感しました。収録後に、戦利品と一緒に少し誇らし気な藤川アナを撮影しましたので、皆さんにシェアさせていただきます。

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藤川アナだけでなく、制作スタッフの皆さん全員がとても丁寧に収録に関わってくださっています。そして毎回「この曲かっこいいですね!」と興味を持って楽曲を聞いてくださっています。いつか、制作スタッフのお気に入りの楽曲というようなセットリストも放送できたらいいなと思います。今週もお聴き頂きありがとうございました。(もも)

※『NON STOP!!』収録の「PLAYZONE 2005 ~20th Anniversary~ Twenty Years ・・・そしてまだ見ぬ未来へ」、『Never give it up!』収録の「PLAYZONE 2000“THEME PARK”」は全国のCDショップ・オンラインショップで発売中です。