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2022年5月放送後記(後編)

 毎回収録に立ち会っている発起人・馬場さんと台本制作・ももさんのお2人に、5月の放送について振り返っていただきました。
 今回は後編。リクエストが多かったソロ曲や、満を持して放送されたあのジングル曲などの話で盛り上がりました。

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■5月放送曲リスト

※表中の黄色の色付け部分は、現在も購入可能なCD収録曲(ページ最下段に各CDの購入参照リンクがあります)

2022.5月

■第53回「魅惑の夜を彩るナンバー」

リクエストが多かったあのソロ曲がついにお目見え

ばば:3週目の5月19日放送回。特番がそのあとすぐの5月21日ですね。このあたり、バタバタしてましたね。

もも:個人的にもすごく忙しかった時期です。

ばば:そしてこれは私の大好きな回ですね!
 オープニングは、PLAYZONE'96「RHYTHM」から「$10」。この曲の歌い出しの歌と歌の間に、お餅つきの餅をつく人と水を差す人のテンポ感のように、藤川さんに歌と歌の間に言葉を入れていってもらうという、そんなオープニングにしたんですよね。

もも:そうそう、これが難しかったんですよね。曲の合間にどうやって話してもらうか、考えて考えて決め打ちでやっていかなければならなかったので。

ばば:台本を見ると、「$10」の曲名の後に、<YEAH!の後7秒>と書いてから2行セリフがあって、<C-10 dollarsの後15秒>と書いてから4行セリフがあって、<Don’t stop love me do!>のあとに2行セリフとなっていますね。ストップウォッチを使いながら、細かく台本を書いていきましたね。

もも:私たちはそうやって曲を聴きながらストップウォッチで計って台本を書いていったけれど、ミキサーさんは大変だったと思います。

ばば:曲目リストは収録日の前日か前々日くらいには出しているけれど、スタジオで聴くのはほぼ当日でしょうからね。

もも:ぶっつけ本番みたいなところがあるので、大変だっただろうなぁって思います。

ばば:でも、台本を見て、さっと理解してすぐにキューを振ってくれて、とってもスムーズにできたかなと思いますね。

もも:そうですね。

ばば:それがまたバチーッと決まってとってもかっこよかったので、もう何回も聴いちゃいました。

もも:はい。そしてこの回は、魅惑の夜を彩るナンバーを中心にということで、リクエストが本当に多くていつかけようかと思いながらも、なかなかかけられなかった一曲が、錦織さんのあのソロ曲です。
90年発売のアルバム「Heart to Heart 5years 少年隊・・そして1991」から、「SWINGING LIPS」ですね。

錦織さんのソロ曲「SWINGING LIPS」。
まさに魅惑の夜を彩るにふさわしいナンバー。

ばば:この曲は、リクエストも当日のツイートもすごかったですね。

もも:そうでしたね。今回は「SWINGING LIPS」を中心に構成を考えました。そして、なぜこの日を選んだのかというと、この放送回の数日後に特番がありまして。特番では番組の1周年をメインで考えていたので、その前の放送回で錦織さんのお誕生日に触れたいなということで、ソロ曲を真ん中にしようと思っていたんですよね。
 ちなみに収録の時点では、特番の時の錦織さんからのコメントはまだ頂いていないですよね。

ばば:そうですね、コメントが頂けるなんて思ってもいない時期だったので、とにかくこの回の主人公は錦織さんにしようという感じでしたね。
 この時「SWINGING LIPS」で紹介したメッセージ、「50代の錦織さんがどう歌うか、その姿も見てみたい一曲です」って。これは本当にそうだなあと思いましたね。
 そして次の曲…あ、ここでは3曲続けてかけましたね。

もも:そうです。ジングルと見せかけて、そのまま東山さんのソロ曲「Be COOL」を聴いてもらいたいなと思って、編集したものを流しました。

ばば:普段なら「SWINGING LIPS」からジングル、そして藤川さんのコメントを入れて3曲目を入れる流れなんだけれど、ジングルと見せかけて仮面舞踏会のイントロから「Be COOL」という流れをつくった、これはいつかやってみたいなと思っていたんですか?

もも:そう。いつかやってみたいと思っていたのと、このジングルの続きを聴きたい方もいるのかなと思いまして。
「Be COOL」は、実は一度オープニングでかけているのですが(2021年9月30日の第20回放送)、この曲すごいかっこいいし、魅惑の夜にピッタリかなと。

ジングルでおなじみの東山さんのソロ曲「Be COOL」。
今回はたっぷりフルコーラスで楽しみました。

ばば:お聴きの皆さんにも喜んでいただけたのではないかなと思います。

もも:そうだとうれしいです。この流れで特番前の特別感を出してみました。
 そしてラストに、PLAYZONE'02「愛史」のアルバムから「Remember~ 愛のヒストリー~」。この曲は番組の最初の方でかけているのだけれど(2021年7月1日の第7回放送)、「愛のヒストリー」ということで、ちょうどこの番組が始まってもうすぐ1年経ちますっていうこともあったので。明るい感じで締めたいなという想いもあって選曲しました。
 ラジオで流したことでこの曲を初めて知ったという人も結構いましたね。

ばば:私もこの番組で初めて知りました。いい曲ですよね。節目節目でちょっと後ろを振り返る、みたいなときにまた聴けたらいいなと思いますね。
 ちなみに2021年の5月20日に番組が始まって、この放送回が2022年5月19日だから、本当に丸一年。そういう意味では、とても意味のある選曲だったんですね。

■第54回「もう一度聴きたい恋の唄」

恋を描いた楽曲をアンコールでお届け

ばば:次は特番の後の回、5月26日に行きましょう。「トワイライト・フィーリング」から始まりましたね。ちょっと切ない雰囲気ですよね。

もも:あれ、ちなみにこの回のジングルって、たしか錦織さんのバージョンでしたよね。

ばば:そうですね!特番が終わって最初の放送回。

このジングルが流れた時、周辺(Twitterや出資者のLINEコミュニティ)がざわついていました。

もも:この回は特番より前に収録したのですが、錦織さんから特番時のコメントをいただいた直後の収録で。通常放送でもこのコメントを使用可能と許可を得ていたので、早速ジングルに使わせていただきました。
 この時は、まだ台本に説明を入れる余裕もなく、気持ち的にも特番の収録前ということもあって、何も言葉が浮かばすさらっとジングルだけを流したんですよね。
 そして、本編に戻りますと、今回はアンコール特集ということで、何回か放送の中で紹介している曲を、ちょっと懐かしい気持ちで振り返ってみました。

ばば:テーマは恋でしたね。「もう一度聴きたい恋の唄」。

もも:そうです。アンコール特集、その中でも「恋」に絞ったものをということで考えました。素敵なメッセージが多くて、たしかメインに持ってきたのは「Because」でしたよね。

ばば:そうですね!

もも:オープニングの次の曲で「Because」。その時のメッセージがですね、「この曲を忘れないように歌詞を書き写して、自分の中に残そうと集中させて何度も何度も繰り返し聞きました。どうかもう一度聴かせてください。」という、とても切実なもので。radikoのタイムフリーで聴ける3時間の1分1秒も無駄にしないようにというくらい、本当にこの方は聴きたいんだなというのがすごく伝わって、「35th Anniversary BEST 限定盤」からもう一度この「Because」をかけました。
 そして次が、PLAYZONE’89「Again」から植草さんのソロ曲「恋はいつも」を。この「Because」の後に流すと音の感じがすごく静かで素敵だなと思ったので、選曲しました。

ばば:「恋はいつも」、可愛い曲ですよね。

「恋はいつも」は短い曲ですが、植草さんの魅力がギュッと凝縮されたナンバー。

もも:そして最後はちょっと明るく、「あなたを愛させて」という気持ちを込めて「Let Me Love You」を選びました。

ばば:この時、「あなたを愛させてという、皆さんのお三方への思いそのものですね。」というセリフを、藤川さんに言ってもらいましたよね。
 藤川さんは、台本に「3人の」と書いてあっても、必ず「お三方の」と言い変えているんですよね。とても律儀で丁寧な方だなと思うのだけれど、その藤川さんの”お三方”という言い方が、番組を聴いてくださっている皆さんにも浸透しつつありますね。

もも:そうそう、ツイートでも結構皆さん”お三方”って書いてますね(笑)。

ばば:私たちも台本書くときには、もうあらかじめ”お三方”って書くようになりましたね。そういうのが面白いなと思いながら聴いてました。
 振り返ると、5月はこんな感じでしたね。時間も変わって1か月経って、ちょっとずつ皆さんの知らない曲というか、少年隊のちょっと深みに足を踏み入れた感じの曲が流れ始めたかなという感じですね。
 

~次回はいよいよ特番編。お楽しみに!~

■購入可能なCDリスト

※下記のCDについては、全国のCDショップまたはオンラインショップで購入可能です。

◎第53回放送 「$10」(「PLAYZONE'96 RHYTHM」収録)

◎第53回放送 「Be COOL」及び
◎第54回放送 「Let Me Love You」(2曲とも「Prism」収録)

◎第53回放送 「Remember ~愛のヒストリー~」(「PLAYZONE 2002 愛史」収録)

◎第54回放送 「トワイライト・フィーリング」(「35th Anniversary BEST 通常盤」収録)