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【Ω】サーチスラッシュ2068

お久しぶりです。ばーなーどです。

今回はランクマでΩに到達したので構築紹介記事にしてみます。
ちなみに戦績を見て貰えば分かりますが、相当苦戦しました。S++までは行けるのですがそこからのΩチャレンジで沼ること3回(内1回はSまで転落)。最後は何とか20-5でΩ昇格となりました。

※以下が沼の様子です。

注意点ですが、この構築は手っ取り早く強くなれるような構築ではないです。
スラッシュのテンプレ構築に飽きた方、人と違う構築を使いたい方などにぜひ使ってほしいと思います。手っ取り早くΩに上がりたい方は2100スラッシュあたりがおすすめです。


1.構築

1−1.パラメータ

ステータスバグLv1、ココロバグ、サーチシャッフル、エアシューズ、からうちLv3

1−2.ナビカス

カスタム1、スーパーアーマー、アンダーシャツ、ラッシュサポート
アタックMAX、チャージMAX、HP500、HP400、HP50

1−3.改造カード

注)ナイトメアの順番を間違うとHPが1低くなる。

1−4.フォルダ

B
スチールパニシュ TAG2
ブルースSP 
ブラストマンSP
G
グランドマンSP
Q
カーネルフォース
U
ドリームオーラ
W
バリア200
ダブルビースト
X
グレイガ

フウジンラケット×2 TAG1
パネルスチール
エリアスチール×5
ヘビーゲージ REG
フルカスタム
バグシュウセイ
インビジブル×3
カワリミ×3
アタック+30
キラーマン
ジャッジマン
エレメントマン

  • アンインは不採用です。その分Bコードを採用しメガ7枚を搭載しています。ブルースはバスターのテングクロス、ブラストはCSインビジのウッドボディに刺さるためアンインよりも現環境に合っていると感じました。

  • バグシュウセイはHPバグを嫌って採用しています。ただし使うとココロバグを失うので場合によっては使い所を考える必要があります。

  • ヘビゲは1枚採用ですが、逃げを重めに見るならバグシュウセイ→ヘビゲにして2枚採用もありです。

2.特徴

 コンセプトは手札をコントロールできるスラッシュです。以下にこの構築のメリットデメリットを挙げますが、スラッシュのテンプレである2100スラッシュと比較した上での特徴になります。

2−1.この構築のメリット

◾️サーチシャッフルである程度手札をコントロールできる。

 この構築最大にしてほぼ唯一のメリット。各ターン一度だけ手札のチップをマリガンできます。その際選択しているチップはキープできるのでほぼ任意のチップのみを流すことが可能。ダストクロスのダストシュートに近いですが、あちらと違って引き直すチップはランダムなので狙ったチップを序盤に引く性能は低く、どちらかというと今不要なチップを流す(温存する)ような使い方がメインになります。
 とはいってもやはり強力な能力で、手札事故はほぼ起きず、ある程度試合全体でのチップの流れをコントロールできます。また、残チップの少ない後半はシャッフルによって狙ったチップを揃えれる可能性が高く、キラー+ラケット+カネフォ+アタック30のハッピーセットを一番欲しいタイミングで持ってこれることも多かったです。

◾️メガを7枚採用できる。

 こちらは副次的なメリットになります。今回は7枚フルにメガを採用していますが、構築によっては6枚採用にとどめる形もあります。それについては「4.バリエーション」で後述します。

◾️ランクマ上位帯で他人と構築が被ることがない。

 構築が弱いとも言う。

2−2.この構築のデメリット

◾️耐久が低く、打ち合いに弱い。

 最大のデメリット。2100スラッシュはビート、タンゴが入っているのに対して、サーチスラッシュは入らないため耐久はどうしても低くなります。トトポールの採用により、チップリカバリー40でカカジー採用の2100スラッシュよりも10大きいですが、こちらはHP減少バグがあるためあまり恩恵は感じづらいです。
 また、リカバリー搭載型のバスターに対しても打ち負けることが多く、特にHPバグがのけぞり、引き寄せ、凍結によって加速するため辛いです。HP減少バグは最大Lvまで上がるとヘビゲ下で1ターンに100ダメージ入るので、長期戦になるほど辛く、それを少しでも軽減するためにバグシュウセイを入れていますが効果があったかは微妙なラインです。

◾️CSサークルガンがCSドールサンダーと比べて基本的には弱い。

 タイトル通りですが、CSサークルガンは弱いです。一列取れれば確定ヒット、罠貫通と書いてあることは強いのですが、実戦レベルだと、穴が安置になり、チャージ時間も150i(60i=1秒)のため100iのドールサンダーと比べると絶妙に使いずらいです。これ自体を当てると言うよりは、チャージすることによって相手を特定のマスに誘導できる効果と解釈したほうが良いでしょう。ただやはり攻める構築である以上ダメージが取れないCSは強くなく、基本的には早めにクロスに切り替える必要があります。そのためココロバグに頼る場面はそこまで多くありませんでした。
 しかし、初期アイスパネルの場合は話が別です。穴とフロートシューズさえなければ一方的にダメージを取れます。この場合はパネルをヒビにしてしまうグランドマンSPは温存し、なるべく有利状況を維持するような立ち回りが強いです。

◾️アンインストールがないためカワリミマジック入りの逃げに対して超不利。

 このフォルダ構築だと、特にステガパネスチ逃げは完全に切っているので勝ち目はほぼないです。しかしランクマではほとんど見かけないためそこまで問題になりません。ラケット逃げもキツいですが、エリア管理をしっかりした上で、エレキCSで立ち回り、キラー→カネフォが繋がれば勝ち目はあります。

◾️カスタム制限時間切れがキツい。

 カスタム20秒制限がとにかく厳しく、シャッフル込みでチップ選択を考える時間が全く足りません。特に不利状況から長考してしまい、時間切れでチップ選択できずに負ける試合がこの構築ではたくさんありました。
 というサーチスラッシュにとっては向かい風な状況でしたが、7月のアップデートで30秒に伸びました!!
 
この+10秒は非常に大きく、シャッフルしつつチップ選択をしっかり考える時間も確保できます。もし、これでもきついという方はチップ選択の基礎が理解できていない可能性が高いので、まずは2100スラッシュなどシャッフルのない構築から入ることをオススメします。

3.立ち回り

3–1.基本の立ち回り

◾️初手はチャージクロスorノーマル

 上述の通り、CSサークルガンが弱いので積極的にクロスを使います。自分の場合初手はチャージクロスか、ノーマルで立ち回ることが多かったです。
 具体的には、
・初期穴パネルがある。→チャージ
・アイスパネル(真ん中に移動パネル)があり初期穴がない。→ノーマル
・それ以外→初手ノーマル、2ターン目からチャージ
の動きが基本でした。
 ノーマルからチャージクロスになる場合はターン終わりにラッシュ消化してクロスキャンセルする動きが強いです。

◾️ヘビゲ+オーラ+スラッシュ(エレキ)で詰める

 この3点セットがこの構築の太い勝ち筋です。スチール2枚、オーラ、防御もう1枚、ヘビゲ(orラケット)が揃ったらスラッシュで詰めます。この際、グランドSPがどのタイミングで来てもいいようにチップを選択するのがコツです。また、①エリア優位②防御を纏った状態③エリア優位+防御を纏った状態でターンを跨ぐと、次ターンに上記チップを揃えてハメが成立しやすいため、シャッフルを使って積極的に狙いましょう。
 さらに、相手のフォルダにノイズがある場合はエリア優位を確保した上でノイズの射程外から攻める動きが強いため、スラッシュではなくエレキクロス+オーラで詰めることもあります。

◾️キラー+カネフォ+アタック30(+ラケット)の確定状況を逃さない

 獣化+強化カネフォはこの構築の最大の切り札です。自エリアが3列だとフルヒットで1000以上の火力がでるため一気にデリートまで持っていくことができます。
 しかし上位帯では警戒されてしまいインビジでかわされることもあるため、キラーマンが鍵となります。なるべくカネフォとセットで使うためにシャッフルを使って温存しましょう。
 キラーマンの当て方ですが、相手の目の前に行くことで確定ヒットになります。ターン中に動いている相手の目の前に立つのは難しいので、自分はよくターン終わりに相手の目の前に移動し、次ターン開始とともにキラーマンぶっぱ→カネフォを意識して使っていました。特に相手がオーラ使用後ならほぼ確定状況なのでシャッフルを使って積極的にキラー、カネフォ、アタック30を探しましょう。

3–2.特定の構築に対しての立ち回り

◾️対バスター

・初手は通常のスラッシュと同じくキラビを使います。CSサークルガンはバレると相手の穴バグで当たりません。また、のけぞりバスターはフロートが入っておりアイスパネルなども無効です。

・ランクマでは1ターン目すぐにフルカスを使わず安全そうなら2ターン目まで持ち越す相手がそこそこいます。そのためキラーマンがあれば1ターン目に選ぶとアドバンテージを取りやすいです。またこの場合、自分は1ターン目のチップを使い切りましょう。2ターン目に相手即フルカスの可能性が高いのでそこに対して高火力チップをぶっぱできれば大きなアドバンテージになります。

・アンインの被弾≒負けです。常に上段待機(マシンガン警戒)で前後移動が基本となります。暗転チップを先に仕掛けて相手の先頭チップが非暗転かどうかをチェックしましょう。

・相手アンインを読めた状態でフルカスを使えた場合は最大のチャンス。エリスチ、インビジ、オーラの順にチップを選び、スラッシュCSでテングクロスを解除→オーラでハメれればほぼ勝ちです。特に相手は風系チップを1積みでテングクロスに依存する構築が多いため、テング解除→オーラは積極的に狙いたい流れです。

・こちらがバリア、オーラ使用後は相手はテングクロスになってくる可能性が高いです。ブルースSPがあれば積極的に使っていきましょう。ついでにアンインが来る可能性も高いのでそこは注意。

・相手アンイン使用後は最後尾からエレキCSでダメージを稼ぎましょう。下手に近づくとバスター連射されて打ち負けます。

・アンイン被弾した場合もギガ2種で捲ることは可能です。なるべく最後尾にいる時間を長くしましょう。最前列でハマると鬼みたいなダメージ喰らうのでそれだけは回避してください。

◾️対CSインビジ逃げ

・相手がウッドボディの場合は、チャージクロスのCSが超強力なダメージソースに化けます。アクアマン、エレメントマン氷に対して防御をカットインできるように構えてCSで削る動きが基本です。また、アンインをくらった場合は相手のBクラックでチャージクロスCSが腐りますが、ヒートクロスで十分代用可能です。

・また、キラークロスもインビジ貫通のため強力です。テングマンに対しては防御カットイン、ノイズに対してはエリア優位を取ることで対策しましょう。

・相手のメイン火力はほとんどの構築で暗転チップのため、ダメージレースで先行できた場合はひたすら防御で構える動きが強いです。500ダメージ差ほどの余裕があれば残りチップを無理に使い切らずに相手の暗転をひたすら待ってもOKです。

・ダメージレースで負けているor五分の場合、こちらのCSを当てる時間を作ることが大事になります。ヘビゲは雑に切らず、勝負所を見極めて使いましょう。クロスはスラッシュよりは上記のキラー、チャージ(相手ウッドボディの場合のみ)がおすすめです。

◾️対スラッシュ系

・ノイズ、グレイガの射程圏外になるようエリア優位をとる動きが強いです。常に4:2のエリアになるよう意識をしましょう。もしくは5:1までエリアを取り切れるのであれば最前列待機で相手ノイズが腐るので狙ってみても面白いです。また、エリア優位をとった後は相手のエリア返しに対してカットインで高火力チップを差し込むことで、こちら側が優位な状況を作れます。この状況を作るためにはターン終わりにショートインビジを与えない事が大事です。目先のダメージではなく、次ターンを見越した立ち回りをしましょう。

・エリア負けしている状況で、相手が獣化した場合はほぼカネフォと考えて大丈夫です。兵士は上段から下段にかけて出現するため、中下段待機でインビジ構えが安定です。また、エリスチや穴パネルも兵士の数を減らせるため有用です。インビジがカスタムにない場合は、エリスチ、グランド、グレイガを使って常に相手のカネフォのバリューを下げるように立ち回りましょう。

・ヘビゲ下でのCSの打ち合い(特にエレキなど直線系)が肝になります。立ち回りのコツは相手のいる場所ではなくいない場所(相手が移動する先)に置くイメージで打つ、逆に自分は移動しすぎない(常に動きすぎると被弾する可能性が上がる)といったところですが、なかなかここで上回れない人は上手い人の動画を見ることをおすすめします。

・ファーストヘビゲかつフロートもない相手なので、CSサークルガンが割と有効です。エリアを一列取る、もしくは氷パネルを利用することでサークルガンが必中+ココロバグが使えるので序盤は狙っても面白いです。

4.バリエーション

4−1.ナビカス

◾️1911型

バグスト、ラッシュ、アーマー、カス1、シャツ、アタックMAX、チャージMAX、HP400×2

 おそらくサーチスラッシュでは1番オーソドックスな型。
 2068とほとんど同じステータスになりますが、その中でも違いは、
・初期HP
・HPバグがない。
・からうちバグがない。
の3つになります。
 特にからうちバグがないためノーマルロックマンで立ち回る場合は相手のカワリミを剥がせない場面があります。

◾️2331型
 

2068型からラッシュ、HP50
out→HP300 in


 2068のナビカスの無駄をラッシュを抜くことで解消し、HPを増した型。
 しかし、ラッシュ抜きだと攻撃力が半減するため攻めの構築としては致命的です。

◾️2068カス8型

2068型から、カス1 out→カス2 in

 HPは2068のままカスタム8にした型。その代わりカスタムOPバグが発生するためバグシュウセイ必須になります。
 サーチシャッフルがあるため、バグシュウセイはすぐ引けるように思えますが案外事故ります。ダストクロスと違って1枚のチップに依存した構築は微妙なので、素直にカス7型にした方が安定するでしょう。

4−2.フォルダ

◾️バグシュウセイの枠

 バグシュウセイの枠ですが、耐久面が気にならなければ違うチップにしてもいいと思います。ただ、自分は一度オウエンカを試しましたが元に戻しました。最奥オウエンカを狙いすぎてスチールを無駄使いすることがある、相手のチップとの噛み合いでオウエンカが腐るの二点が主な理由です。もちろん、自分が使いこなせなかった側面もあるため、オウエンカの採用も十分強いと思います。
 他の候補は、逃げに強いヘビゲ2枚目、バスターに強いマシンガン(レギュラーチップとして採用)などがありますのでぜひ色々試してみてください。

◾️アンイン採用型

G
ノイズストーム×2
アンインストール
グランドマンSP
Q
スチールリベンジ
カーネルフォース
U
ドリームオーラ
W
ダブルビースト
X
グレイガ

フウジンラケット
パネルスチール
エリアスチール×5 TAG2
ヘビーゲージ TAG1
フルカスタム
インビジブル×3
カワリミ×3
アタック+30
キラーマン
テングマン REG
ジャッジマン
エレメントマン
@1 自由枠

 アンインストールを採用した型。中身はほとんど2100スラッシュと同一です。自分はGBA時代こちらを使用していました。
 アンイン抜き型と比べて、B左入りの逃げに対して強くなる、アンインを当てればミラーのCS打ち合いで有利になる、といったメリットがあります。
 ただ、バスターに対してはアンインがあまり意味をなしません。また、CSインビジ型にアンインを当てればスラッシュでハメれますが、アンインがなくてもキラークロスなどでダメージを取れるためそこが採用理由になるかは微妙です。
 レギュラーはビート消化のためのテングマンです。グランドマンでない理由は穴パネルを作ってしまいサークルガンの安置を作るからでしたが、弱いので他チップでもいいかも。
 自由枠については、自分はマシンガン*を採用していました。今もバスターが多いのでレギュラーチップにして採用は大いにありだと思います。他には、ヘビゲ、バリア200、バグシュウセイ(ノイズ抜く必要あり)、ラケット、オウエンカ、などが候補です。
 もしくはテングマン、リベンジ、自由枠→ブルースSP、ブラストSP、パニシュに入れ替えると上のフォルダとほどよくMIXした形になります。


5.最後に

    今回は構築紹介をさせていただきました。ロックマンエグゼで楽しいのは、やはり自分で構築を作ることなんじゃないかなと思います。完全オリジナルに限らずとも、テンプレと言われる構築を自分なりにアレンジしていく、それだけでも楽しいですよね。
    アドコレは他の構築をストックする機能がないため、一つの構築を回す時間が多くなりがちですが、それが逆にその構築に対して理解を深める時間にもなっているように感じます。自分もここまでこの構築を回した経験はなかったので新鮮でした。
    フォルダのチップ一枚の枠を考え、ナビカスや改造カードを見直し、あのターンのあそこの立ち回りに思いを馳せる...。こうして1つの構築を洗練していくことがエグゼの醍醐味なんじゃないかなと思います。
    自分は今回ランクマで1つの目標は達成できましたが、まだまだ遊んでいきたいと思います。
    

※追記
8/5開催のアドコレCSにこの構築で参加しました!
結果は3−2 全体11位で予選落ち。
でも、勝てた試合はこの構築の良さが生きたんじゃないかと思います。これからもマスターズの大会が続くようなので機会があればリベンジしたいですね。

※更に追記
8/26開催のパライソ杯にこの構築で参加し、準優勝できました!
優勝できなかったのは悔しいですがこの構築の可能性を示せたかと思います。



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